月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんこんばんは、九曜です。
2018年の考察まとめを見返して、関連作品がオレカバトルしかなかったので、悪魔城HDについて何か考えようと思い。
で、思いついたというか、そういえば喋っていなかった議題が、本日のタイトルになります。
悪魔城HDのゲーム背景、過去の考察のおさらいも含めて、退屈な話になるかもしれませんが、どうかご容赦ください。
2018年の考察まとめを見返して、関連作品がオレカバトルしかなかったので、悪魔城HDについて何か考えようと思い。
で、思いついたというか、そういえば喋っていなかった議題が、本日のタイトルになります。
悪魔城HDのゲーム背景、過去の考察のおさらいも含めて、退屈な話になるかもしれませんが、どうかご容赦ください。
ストーリー上は「本の中」という設定
悪魔城HDのストーリー設定は「本の中に出現した悪魔城を、ハンターたちが集って討伐しに行く」という形になっています。
これについては、以下の考察でもふわっと触れていますが、もう一度確認してみたいと思います。
月ノ下、風ノ調 - 悪魔城HD 2人はどうして無言なの?
この考察にちらほら「本の中」というフレーズが登場するのは、そのためです。
悪魔城HDに存在する各ステージは、すべてが「書物の中に現れた悪魔城(の、おそらく断片なのでしょう)」という扱いで、そのためゲームのインターフェースが書物風であったり、ステージ攻略中の拠点が「本を開く」と表現されます。
また、登場人物がさまざまな年代・場所から集っているのも「書物に記されている人物」ということで説明がつけられます。
「月風魔伝」までの謎の空白
さて、風魔君です。
まず、月風魔伝が書物に記される可能性そのものの話ですが、これは以下の考察の冒頭で大体説明がつけられます。
月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う・その21 月氏はベルモンドの血を引くか?
もう一度言っておくと「死門はシモンのなれの果て」という設定上、風魔君のいる世界は過去にシモンのいた世界の延長線上、つまり未来にあると考えることができます。
ここでの大きな問題は、HDの書物が記された時期です。
風魔君の話がついているということは、風魔君が生きた後の時代…だと思われますが、風魔君はというと、西暦14672年を生きる19歳の月氏末弟です。
「月風魔伝」が過去の伝記としてHDの書物に登場する場合、その書物の執筆時期はそれより後です。
この場合、シモンやリヒターら「悪魔城関連の人物」が活躍した時代は、途方もなく過去の話となります。
不自然なのは、悪魔城の中では比較的新しい蒼真のあたりの時系列から先、長い空白があるということです。
今から1000年ほど歴史をさかのぼってみればわかりますが、日本という狭い国ひとつにおいても、その間に勢力図の塗り替えや戦争など、さまざまな出来事がありました。
悪魔城の書物は中世のヨーロッパのみならず、現代日本などもカバーしているのに、そこから先が「月風魔伝」まで何もない、ということは、普通ならありえないことです。
もっとも、ドラキュラに関する出来事に絞るのであれば、2000年の本人滅亡から以後は蒼真に関わる範囲でしか事件が起きていないため、そういう意味では自然かもしれません。
しかし、書物への掲載基準が「ドラキュラに関わる事象」であった場合、「月風魔伝」を記述する必要がありません。
こういう状況であっても「月風魔伝」が書物に記載されているというのには、二通りの理由が考えられます。
A説:「魔王」に関わる事象が記されている
先ほどまでの話の流れで「ドラキュラに関する事象」と断定できない話をしましたが、ドラキュラの魂の行方次第では「魔王」が誕生するというシナリオも存在します。
(詳しい話は本編のネタバレを含むので、割愛します)
魔王、という肩書であれば、月風魔伝にも存在します。龍骨鬼です。
HDの書物が、ドラキュラではなく「魔王」に関わる事象を集めた書物であった場合、龍骨鬼が目覚めたことから始まる「月風魔伝」についても、記載されているのが自然と考えられます。
そこまでの空白期間については、龍骨鬼が「長い眠りについていた」「突如目覚めた」と説明されていたことを考えても、「魔王」なき平和な時代が長く続いていたのではないでしょうか。
B説:「月風魔伝」については、未来の事象が予言として記されている
HDの書物は、基本的に悪魔城の話をメインに10章分記されており、11章は唐突に時代が飛び、舞台も大きく変わります(システム上はゲスト出演なので当然ですが…)
これだけ異色なものであることから「書物の執筆時点では西暦14672年を迎えていないが、予言として未来の事象を記している」ことが想定されます。
そうなると、HDの本が書かれたのは蒼真が生きた時代から少しの後であると考えられ、そこまでの記述は詳細で、キャラクターの容姿や声などがハッキリしていることも納得できます。
ここでもう一度、過去の記事を引っ張り出しておきます。
月ノ下、風ノ調 - 悪魔城HD 2人はどうして無言なの?
この記事の【考察2】として、私は以下のように記述しました。
つまり、HDの書物が執筆された当時に、その人物についての記録が豊富である=容姿や声質がハッキリしている、という関連付けができる可能性があります。
少し話がずれますが、10章及びシモンについてのディテールがかなり大雑把で(FC再現の8bitだから、というのはさておき)シモン当人の声もないというのは「シモンに関する記録が詳細に残っておらず、断片から作り上げられた過去の悪魔城と、シモンについての記述」からくるものだと思われます。
風魔君が「未来の事象の予言」として執筆されていた場合、その記述はシモン同様、非常に曖昧になると思われます。
以上のA説、B説のいずれかであれば、HDの書物に「月風魔伝」の記述があっても、おかしくないと思われます。
ボリュームが少し足りない感じもしますが、本日はこんなところで締めさせていただきたいと思います。
悪魔城HDのストーリー設定は「本の中に出現した悪魔城を、ハンターたちが集って討伐しに行く」という形になっています。
これについては、以下の考察でもふわっと触れていますが、もう一度確認してみたいと思います。
月ノ下、風ノ調 - 悪魔城HD 2人はどうして無言なの?
この考察にちらほら「本の中」というフレーズが登場するのは、そのためです。
悪魔城HDに存在する各ステージは、すべてが「書物の中に現れた悪魔城(の、おそらく断片なのでしょう)」という扱いで、そのためゲームのインターフェースが書物風であったり、ステージ攻略中の拠点が「本を開く」と表現されます。
また、登場人物がさまざまな年代・場所から集っているのも「書物に記されている人物」ということで説明がつけられます。
「月風魔伝」までの謎の空白
さて、風魔君です。
まず、月風魔伝が書物に記される可能性そのものの話ですが、これは以下の考察の冒頭で大体説明がつけられます。
月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う・その21 月氏はベルモンドの血を引くか?
もう一度言っておくと「死門はシモンのなれの果て」という設定上、風魔君のいる世界は過去にシモンのいた世界の延長線上、つまり未来にあると考えることができます。
ここでの大きな問題は、HDの書物が記された時期です。
風魔君の話がついているということは、風魔君が生きた後の時代…だと思われますが、風魔君はというと、西暦14672年を生きる19歳の月氏末弟です。
「月風魔伝」が過去の伝記としてHDの書物に登場する場合、その書物の執筆時期はそれより後です。
この場合、シモンやリヒターら「悪魔城関連の人物」が活躍した時代は、途方もなく過去の話となります。
不自然なのは、悪魔城の中では比較的新しい蒼真のあたりの時系列から先、長い空白があるということです。
今から1000年ほど歴史をさかのぼってみればわかりますが、日本という狭い国ひとつにおいても、その間に勢力図の塗り替えや戦争など、さまざまな出来事がありました。
悪魔城の書物は中世のヨーロッパのみならず、現代日本などもカバーしているのに、そこから先が「月風魔伝」まで何もない、ということは、普通ならありえないことです。
もっとも、ドラキュラに関する出来事に絞るのであれば、2000年の本人滅亡から以後は蒼真に関わる範囲でしか事件が起きていないため、そういう意味では自然かもしれません。
しかし、書物への掲載基準が「ドラキュラに関わる事象」であった場合、「月風魔伝」を記述する必要がありません。
こういう状況であっても「月風魔伝」が書物に記載されているというのには、二通りの理由が考えられます。
A説:「魔王」に関わる事象が記されている
先ほどまでの話の流れで「ドラキュラに関する事象」と断定できない話をしましたが、ドラキュラの魂の行方次第では「魔王」が誕生するというシナリオも存在します。
(詳しい話は本編のネタバレを含むので、割愛します)
魔王、という肩書であれば、月風魔伝にも存在します。龍骨鬼です。
HDの書物が、ドラキュラではなく「魔王」に関わる事象を集めた書物であった場合、龍骨鬼が目覚めたことから始まる「月風魔伝」についても、記載されているのが自然と考えられます。
そこまでの空白期間については、龍骨鬼が「長い眠りについていた」「突如目覚めた」と説明されていたことを考えても、「魔王」なき平和な時代が長く続いていたのではないでしょうか。
B説:「月風魔伝」については、未来の事象が予言として記されている
HDの書物は、基本的に悪魔城の話をメインに10章分記されており、11章は唐突に時代が飛び、舞台も大きく変わります(システム上はゲスト出演なので当然ですが…)
これだけ異色なものであることから「書物の執筆時点では西暦14672年を迎えていないが、予言として未来の事象を記している」ことが想定されます。
そうなると、HDの本が書かれたのは蒼真が生きた時代から少しの後であると考えられ、そこまでの記述は詳細で、キャラクターの容姿や声などがハッキリしていることも納得できます。
ここでもう一度、過去の記事を引っ張り出しておきます。
月ノ下、風ノ調 - 悪魔城HD 2人はどうして無言なの?
この記事の【考察2】として、私は以下のように記述しました。
他のプレイヤーキャラ(マリアやジョナサンなど)については、当時の記録が残っているなどすれば、ある程度当人の声質がわかったりする可能性があります。ですが、シモンはリヒターの時代よりも数代遡り、風魔君に至っては西暦14672年の人間。HDの本がいつ執筆されたのかは不明ですが、もしかしたら「わからない声を本の世界が再現できない(=読み手であるプレイヤーには音声として聞こえない)」のではないか?と推測できます。
つまり、HDの書物が執筆された当時に、その人物についての記録が豊富である=容姿や声質がハッキリしている、という関連付けができる可能性があります。
少し話がずれますが、10章及びシモンについてのディテールがかなり大雑把で(FC再現の8bitだから、というのはさておき)シモン当人の声もないというのは「シモンに関する記録が詳細に残っておらず、断片から作り上げられた過去の悪魔城と、シモンについての記述」からくるものだと思われます。
風魔君が「未来の事象の予言」として執筆されていた場合、その記述はシモン同様、非常に曖昧になると思われます。
以上のA説、B説のいずれかであれば、HDの書物に「月風魔伝」の記述があっても、おかしくないと思われます。
ボリュームが少し足りない感じもしますが、本日はこんなところで締めさせていただきたいと思います。
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
九曜
自己紹介:
ゲームを遊んだり、絵を描いたり、色々考えるのが好き。このブログは備忘録として使っています。
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
(11/18)
(11/11)
(11/04)
(10/28)
(10/21)