月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う・その24 岩の剣はなぜ「けん」と同じ威力なのか? 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今宵も元気に月風魔!九曜です。

最近、あまりに文章を書く機会が減ったせいか、考察についても以前ほどの物量が難しくなってきました。
他にも色々理由はあるのですが、ここで喋っても仕方ないことばかりなので、気を取り直して本日は考察です。
今回は「岩の剣」について、文章のリハビリがてら、ちょっとだけ考えてみようと思います。



岩を「たたきわる」という記述は正しい!
まずは、資料参照の意味も兼ねて、攻略本の記述を見ておきましょう。



この「岩の剣」の説明では、「風魔の進路をはばむ岩をたたきわることができる」とあります。
波動剣とかいうトンデモ兵器に慣れてしまった耳では「岩をも斬る武器」と思いがちですが、どうもそれは違うようです。

確実に参考になるものではないのでリンクは置きませんが、「刀 石 切る」とGoogleで軽く検索をしてみたところ、質問系のサービスで「刀で石を切ることは可能か?」という問いが続々出てきます。
それらに対する返答をざっくりまとめると、

・石灯籠を切る刀の伝承は存在する
・ただ、石は刀に合わせて変形しないため「切断」はできず「破砕」となる
・岩や石には劈開方向があるため、一様に割れれば「切れた」ように見えるかもしれない

といった具合になります。
つまり、風魔君の持つ岩の剣について「たたきわる」という解説が付いているのは、物理的には正しいと言えます。
だから何だという話ですが、こういう点が正しく記述されているのは、フィクションに現実味を持たせる意味では好ましいことに感じます。


岩の剣と「けん」の攻撃力はなぜ同じ?
ではそろそろ、本題に入りましょう。
岩の剣は店売りの装備で、買えばすぐ使うことができ、特定の岩を叩き壊せます。
店売りの装備であるということは、風魔が初期装備している「けん」とは別物だと考えられます。

ここで問題になるのは、以前に考察した切れ味の話です。
「けん」を使い込めば威力が上がることについて、「切れ味が上がるから」というなんとも不可思議な話をしたわけですが、このことと今回の事象が矛盾してしまうのです。
けんの切れ味が上がったことで、別物である「岩の剣」が勝手に強化される、というのもおかしな話ですよね。

これについては、前に考察した「切れ味」の説を撤回し、「熟練度」とすり替えることで筋の通る説明が可能です。
けんを使うことによって「切れ味」ではなく「剣で斬る動作の熟練度」が上がるのであれば、それが普通のけんでも、岩の剣でも同等になるはずです。
もっとも「切れ味」説が濃厚である限り、この解釈の仕方ではどうしても相容れない点が生じてしまいます。
大穴で「岩の剣は武器でなく、剣に力を宿すための道具」という考え方もできますが、残念なことにワイワイワールドにて「岩の剣」を装備した月風魔を見ることができるため、やはりあれは普通の武器だと思われます。


そういえば「ワイワイワールド」の風魔君は岩の剣を装備していましたね。
波動剣がどこへ行ったのかとか、そういった話についても後日、考えてみたいものです。

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