月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う④ 意味が分かると怖い「死門」の話 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
暑さも増し、すっかり夏めいてきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
夏生まれの月風魔伝のお祝い(詳しくは、月風魔伝祝誕ワンドロ企画記事をご覧ください)に熱くなるのもそこそこに、時折ひやりと涼しい風が欲しくなるものです。

ジブ○やポケ●ンには「本当は怖い~」と銘打ったオカルト話が多々あるようですが、今回は私が「本当は怖い月風魔伝」と題して、ひとつの可能性のお話をしようと思います。
月風魔伝自体、和風でホラーな世界観ですが、ちょっと違う切り口から見ておりますので、興味のある方はごゆるりとお付き合いください。



月風魔伝には「死門」という敵が登場します。
骨のムチを振る姿や聞き覚えのある名前は、悪魔城ドラキュラの「シモン」をモチーフにしています。
死門の解説は色々ありますが、ここでは取扱説明書の説明である、以下のデータを正しいとしておきたいと思います。



地獄界○丁目という表示が多く見られる他の魔物と違い、出身地が地球上であることから、やはり生前は「あの人」だったのだろうと推測できます。
死門がたくさんいるのは、すべてが当人なのではなく、特定の一体以外は量産されたコピーか何かだから、かもしれません。
(余談ですが、ゲームブックには死門は一体しかおらず、当人です)

さて、ここでもう一度、死門の置かれている環境について考えてみましょう。

・地獄の魔王である龍骨鬼の手下、風魔にとっての敵として登場する
・量産され、兵士のように扱われている

このことから「死門」の生前の姿である「シモン」について、ひとつの怖い可能性が見えてきます。


シモンは死後、地獄に堕ちたのではないでしょうか?


もっとも高名なベルモンドとして名を馳せた勇者の末路とは思いたくないのですが、地獄の魔王に死してなお使役されているということは『シモンの魂?が地獄にいなければ、成り立たない』と思うのです。
死後、天国と地獄がわかれているとは限りませんが、天国に行った魂をわざわざ引きずり落とすようなことが、地獄の魔王にできるかと言われればそれは謎です。

ヨーロッパを魔手から守ったヴァンパイアハンターとはいえ、何らかの理由があって、シモンは地獄に堕ちてしまったのだと思います。
それに龍骨鬼が目をつけ、兵士として再生させたというのは、充分にありうることです。

いかがでしたでしょうか?
「そんなのはこじつけだ」「言いがかりだ」と思う方もいるかもしれませんが、あくまでも可能性のお話ですので、こんな説もあるんだなぁ、ぐらいにお考えください。


** ここから蛇足話 **

怖い雰囲気のまま終わると夢に出てきそうなので、不詳とされる死門の年齢を調べてみました。
死んでからの年齢なのか、生前から数えるのかわかりませんが、シモンは没年が不明ですので、とりあえず生年から存命中もカウントする方式で考えます。

悪魔城シリーズの公式年表によれば、シモンがドラキュラを討伐したのは1691年です。
この時点でシモンは19歳ですので(諸説ありますが、ベルモンド一族が入城するのはだいたい皆19前後で、シモンも後付ながら年齢設定があったかと思います)、19を引いて1672年
悪魔城での年齢が数え歳なのかどうかは考慮しないとして、これをとりあえず、シモンの生まれ年とします。

月風魔伝の舞台は魔暦元年、西暦に直すと14672年です。
死門の年齢は、14672年からシモンの生まれ年を引いてやれば、出てくるのですが…

14672-1672=13000

なんとも奇妙なことに、死門はぴったり13000歳、となります。それもそのはず、下3桁の数字がまったく同じなのです。
スタッフさんがわざと合わせたのかは謎ですが、偶然ならすごいものです。

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