月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今日も元気に兄上ただいま!
Undying Moonのプレイデータが消えた九曜です。
不幸中の幸い、データ消失前に1回通してクリアでき、スタッフロールを見ながら感傷に浸ったりしていたので、強制リスタートもそれなりに楽しめています。仇討ち!大百足といちゃいちゃ!おきつね狩り!
まだアーリーアクセス段階ながら、大変良いゲームに感じました。来年の発売が今から待ち遠しいです。
また、先週末26日から、祝誕ワンドロ期間が始まっています。
来月7日までご参加をお待ちしておりますので、興味のある方は参加概要をお読みの上、Twitterでハッシュタグを使ってご参加いただけると、主催がたいへん喜びます。
主催の作品については、ワンドロ期間が完全に終了してから、記事をひとつまとめて出す予定です。
さて、手元にまだ未提出稿がたくさん溢れていますので、お知らせはこのぐらいにして。
本日の議題はちょっと人を選ぶ考察がされているのと、シナリオ上のネタバレ解説を大いに含みますので、追記で折り畳みます。
アーリーアクセスで夢幻の遊郭の先まで行った方、なおかつ、私が何を喚いていても大丈夫な方だけご覧ください。
Undying Moonのプレイデータが消えた九曜です。
不幸中の幸い、データ消失前に1回通してクリアでき、スタッフロールを見ながら感傷に浸ったりしていたので、強制リスタートもそれなりに楽しめています。仇討ち!大百足といちゃいちゃ!おきつね狩り!
まだアーリーアクセス段階ながら、大変良いゲームに感じました。来年の発売が今から待ち遠しいです。
また、先週末26日から、祝誕ワンドロ期間が始まっています。
来月7日までご参加をお待ちしておりますので、興味のある方は参加概要をお読みの上、Twitterでハッシュタグを使ってご参加いただけると、主催がたいへん喜びます。
主催の作品については、ワンドロ期間が完全に終了してから、記事をひとつまとめて出す予定です。
さて、手元にまだ未提出稿がたくさん溢れていますので、お知らせはこのぐらいにして。
本日の議題はちょっと人を選ぶ考察がされているのと、シナリオ上のネタバレ解説を大いに含みますので、追記で折り畳みます。
アーリーアクセスで夢幻の遊郭の先まで行った方、なおかつ、私が何を喚いていても大丈夫な方だけご覧ください。
兄弟間に亀裂はあったのか?
夢幻の遊郭を抜け「古の戦場跡」まで行くと、会話イベントがあり、兄・月嵐童との戦闘が始まります。
会話の内容は以下の通りです(原文そのまま)
月嵐童:全ての厄災の元凶たる処(ところ)を永劫に封じし初代の力――
此度も選ばれたのは其方のようだな。
月風魔:兄上……?
月嵐童:私には……その剣を抜くことは叶わなかった。
だが、私でなくてはならぬのだ。長子たる私でなくては……!
なおかつ、ロード画面での嵐童の説明文はこんな具合です。
私、てっきりこの「それとなるは叶わず」というのを「家督を継ぐ前に失踪した」だとばかり思っていたのですが、実際はどうも「家督を継いだのが弟(27代月風魔)だった」という真相のようです。
襲名の段階で、相当気まずい雰囲気になったことは予想がつきます。
で、嵐童は「長子の私が」的なことを言うので、ここを見ると「弟に当主の座を奪われて悔しい」ようにも映ります。
一方で、27代君はこんな具合です。
捜索させてはいるが兄上が見つからない、と言われて「然らば我自ら――」つまり「自分で探しに行く」という意志があるようです。これもうものすごく兄上を心配してます。襲名で気まずい雰囲気になり、その後何の和解もなかった、という形にはどうしても見えません。少なくとも、27代から嵐童に対しての悪感情は何もないでしょう。
下手したら「自分が兄上を差し置いて家督を継ぐなど!」と反発したまであります。襲名については先代の表明なり遺言なり覆しようがないので、そのまま27代当主になってしまったのでしょうが。
兄上は兄上で、遊郭らへんでこんな石碑が見つかります。
一族最強で当主ではない、ということから、嵐童の言葉で確定でしょう。
ここに弟への恨み言は書かれておらず、それどころか「安寧への道は私が拓く」、つまり地獄の異変を自分が食い止める、という意志が見えます。
本来、こういうのは当主の仕事です。27代君もその理由でこのたび、地獄へ来ています。仮に兄上が地獄制圧を成し遂げた場合、弟の27代君は地獄に行かなくて済むわけです。
さらに、戦いを終えた後、嵐童は「我が想い……届くことはなかったか……。」と言い残します。この「我が想い」にあたるのは「自分が当主に相応しいと示すべく、責務を果たすこと」でしょうか?それとも「兄を差し置いて当主となった弟を倒し、地獄を制覇することで強さを証明すること」でしょうか?
解釈は何通りもあり、前述のどちらかかもしれません。が、私にはどちらにも思えません。「地獄の奥底に広がる危険極まりない未知の場所に、ただ一人の弟を行かせないこと」が「届くことのない想い」であったように感じるのです。
色々総合するに、どうもこの兄弟、襲名において何かしらの悶着があったであろうにも関わらず、相当仲が良いと思われてなりません。
兄の身を案ずる弟、弟を地獄に行かせまいとする兄。千年経ってもやはり月氏一族の兄弟、兄弟仲は良いのかなあと思ったりします。
なんで風魔君は兄上を選ばなかったのか?
兄弟仲の話(主に筆者の妄想)はこのへんにして。
初代が封印のため突き刺した波動剣を、嵐童は引き抜けなかったと語ります。つまり、家督以前に風魔君にもお許しを得られていない様子。
とはいえ、風魔君個人の好みで波動剣を渡す相手を決められる、ということもないでしょう。どうして嵐童ではなく、弟の27代月風魔が選ばれたのか?
これについて2説あるのですが、後者の説がかなり人を選ぶので、珍しく冒頭に注意書きなど設けました。
A.波動剣を持つための精神力が不足している
世界観内で現実味を重視するならこちらでしょう。波動剣はみずからの精神力を波動に変えて打ち出すので、使い手に強靭な精神力が求められます。
嵐童は武芸こそ歴代最強ですが、当主騒動、失踪、地獄で再会して戦闘にもつれ込むなど、精神面では怪しい部分がたくさんあります。先代の26代にはその弱さを見透かされており、当主にも選ばれなかったのだと思います。
風魔君ともなれば、波動剣に相応しいかはお見通しでしょう。嵐童には適性がなく、引き抜けなかったのだと思われます。
B.風魔君は27代でなくプレイヤーを選んでいる
FC版の原作風魔伝を遊んでいると、別の可能性が浮かんできます。
原作風魔伝のオープニングでお告げババが語る時、語り終いにこんなことを言い出します。
お告げババの話の内容から、話をしている相手は基本プレイヤーであるようなのですが、「そなたの後ろに風魔が見える」と言い出すのです。
実際背後に憑いているかは別として、プレイヤーは月風魔を操作し、龍骨鬼を倒すところまでを疑似体験させられます。
で、思ったのです。原作風魔伝でそうあったように、新作風魔伝においては「27代の背後に見えるプレイヤーに、初代月風魔が望みを託した」状態なのでは?
若干メタな部分はありますが、説としては筋が通ります。別にそれが27代である必要はなく、風魔君は「地獄を踏破してくれるであろう存在」に、波動剣の力を託したのでしょう。
もしこちらの説だったらと思うと、いちプレイヤーとして目頭が熱くなります。
夢幻の遊郭を抜け「古の戦場跡」まで行くと、会話イベントがあり、兄・月嵐童との戦闘が始まります。
会話の内容は以下の通りです(原文そのまま)
月嵐童:全ての厄災の元凶たる処(ところ)を永劫に封じし初代の力――
此度も選ばれたのは其方のようだな。
月風魔:兄上……?
月嵐童:私には……その剣を抜くことは叶わなかった。
だが、私でなくてはならぬのだ。長子たる私でなくては……!
なおかつ、ロード画面での嵐童の説明文はこんな具合です。
私、てっきりこの「それとなるは叶わず」というのを「家督を継ぐ前に失踪した」だとばかり思っていたのですが、実際はどうも「家督を継いだのが弟(27代月風魔)だった」という真相のようです。
襲名の段階で、相当気まずい雰囲気になったことは予想がつきます。
で、嵐童は「長子の私が」的なことを言うので、ここを見ると「弟に当主の座を奪われて悔しい」ようにも映ります。
一方で、27代君はこんな具合です。
捜索させてはいるが兄上が見つからない、と言われて「然らば我自ら――」つまり「自分で探しに行く」という意志があるようです。これもうものすごく兄上を心配してます。襲名で気まずい雰囲気になり、その後何の和解もなかった、という形にはどうしても見えません。少なくとも、27代から嵐童に対しての悪感情は何もないでしょう。
下手したら「自分が兄上を差し置いて家督を継ぐなど!」と反発したまであります。襲名については先代の表明なり遺言なり覆しようがないので、そのまま27代当主になってしまったのでしょうが。
兄上は兄上で、遊郭らへんでこんな石碑が見つかります。
一族最強で当主ではない、ということから、嵐童の言葉で確定でしょう。
ここに弟への恨み言は書かれておらず、それどころか「安寧への道は私が拓く」、つまり地獄の異変を自分が食い止める、という意志が見えます。
本来、こういうのは当主の仕事です。27代君もその理由でこのたび、地獄へ来ています。仮に兄上が地獄制圧を成し遂げた場合、弟の27代君は地獄に行かなくて済むわけです。
さらに、戦いを終えた後、嵐童は「我が想い……届くことはなかったか……。」と言い残します。この「我が想い」にあたるのは「自分が当主に相応しいと示すべく、責務を果たすこと」でしょうか?それとも「兄を差し置いて当主となった弟を倒し、地獄を制覇することで強さを証明すること」でしょうか?
解釈は何通りもあり、前述のどちらかかもしれません。が、私にはどちらにも思えません。「地獄の奥底に広がる危険極まりない未知の場所に、ただ一人の弟を行かせないこと」が「届くことのない想い」であったように感じるのです。
色々総合するに、どうもこの兄弟、襲名において何かしらの悶着があったであろうにも関わらず、相当仲が良いと思われてなりません。
兄の身を案ずる弟、弟を地獄に行かせまいとする兄。千年経ってもやはり月氏一族の兄弟、兄弟仲は良いのかなあと思ったりします。
なんで風魔君は兄上を選ばなかったのか?
兄弟仲の話(主に筆者の妄想)はこのへんにして。
初代が封印のため突き刺した波動剣を、嵐童は引き抜けなかったと語ります。つまり、家督以前に風魔君にもお許しを得られていない様子。
とはいえ、風魔君個人の好みで波動剣を渡す相手を決められる、ということもないでしょう。どうして嵐童ではなく、弟の27代月風魔が選ばれたのか?
これについて2説あるのですが、後者の説がかなり人を選ぶので、珍しく冒頭に注意書きなど設けました。
A.波動剣を持つための精神力が不足している
世界観内で現実味を重視するならこちらでしょう。波動剣はみずからの精神力を波動に変えて打ち出すので、使い手に強靭な精神力が求められます。
嵐童は武芸こそ歴代最強ですが、当主騒動、失踪、地獄で再会して戦闘にもつれ込むなど、精神面では怪しい部分がたくさんあります。先代の26代にはその弱さを見透かされており、当主にも選ばれなかったのだと思います。
風魔君ともなれば、波動剣に相応しいかはお見通しでしょう。嵐童には適性がなく、引き抜けなかったのだと思われます。
B.風魔君は27代でなくプレイヤーを選んでいる
FC版の原作風魔伝を遊んでいると、別の可能性が浮かんできます。
原作風魔伝のオープニングでお告げババが語る時、語り終いにこんなことを言い出します。
お告げババの話の内容から、話をしている相手は基本プレイヤーであるようなのですが、「そなたの後ろに風魔が見える」と言い出すのです。
実際背後に憑いているかは別として、プレイヤーは月風魔を操作し、龍骨鬼を倒すところまでを疑似体験させられます。
で、思ったのです。原作風魔伝でそうあったように、新作風魔伝においては「27代の背後に見えるプレイヤーに、初代月風魔が望みを託した」状態なのでは?
若干メタな部分はありますが、説としては筋が通ります。別にそれが27代である必要はなく、風魔君は「地獄を踏破してくれるであろう存在」に、波動剣の力を託したのでしょう。
もしこちらの説だったらと思うと、いちプレイヤーとして目頭が熱くなります。
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