月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今日も元気に月風魔!
強者ラスダンでワープ直後に出待ちされて死んだ九曜当主です。真ん前に鎧霊鬼置くのやめてよオオオ!
貯めていた回復薬を使う間もなかったので、体力自動使用してくれる、ゼルダでいう瓶詰め妖精のような秘伝スキルが欲しいと切に思います。あったらヌルゲー化しそうですが、そこはオプションでオンオフできるようにとか…なりませんかね…?
新作風魔伝の秘伝スキル解放に必要な秘伝書は、どれもこれも面白い名前をしています。下記は一例ですが、
・異界の薬術書(回復薬所持数増加)
・名品鑑定書(初期武器品質向上)
・荒神降臨絵巻(鬼人化時間延長)
いやはや、タイトルと概要しかないのもあり、中身の気になるものばかり。
そしてこの中に、一際異彩を放つものがありまして、
これです。貯蓄の心得百ヶ条。
「金持ちになるための百の心得」が書いてあり、スキルの効果は「金5000獲得時に体力回復」、スキル名は「守銭奴」です。ちょっと名称がアレですが、回復手段の少ない今作においては、生死を分ける有用スキルでもあります。
で、私は思うわけです。館へ戻ったら失う地獄の金、何をそんな百も書くことがあるんだろうと。
今回はこのスキルを足がかりに「地獄とお金」について考えようと思います。
強者ラスダンでワープ直後に出待ちされて死んだ九曜当主です。真ん前に鎧霊鬼置くのやめてよオオオ!
貯めていた回復薬を使う間もなかったので、体力自動使用してくれる、ゼルダでいう瓶詰め妖精のような秘伝スキルが欲しいと切に思います。あったらヌルゲー化しそうですが、そこはオプションでオンオフできるようにとか…なりませんかね…?
新作風魔伝の秘伝スキル解放に必要な秘伝書は、どれもこれも面白い名前をしています。下記は一例ですが、
・異界の薬術書(回復薬所持数増加)
・名品鑑定書(初期武器品質向上)
・荒神降臨絵巻(鬼人化時間延長)
いやはや、タイトルと概要しかないのもあり、中身の気になるものばかり。
そしてこの中に、一際異彩を放つものがありまして、
これです。貯蓄の心得百ヶ条。
「金持ちになるための百の心得」が書いてあり、スキルの効果は「金5000獲得時に体力回復」、スキル名は「守銭奴」です。ちょっと名称がアレですが、回復手段の少ない今作においては、生死を分ける有用スキルでもあります。
で、私は思うわけです。館へ戻ったら失う地獄の金、何をそんな百も書くことがあるんだろうと。
今回はこのスキルを足がかりに「地獄とお金」について考えようと思います。
地獄のお金という概念
「地獄の沙汰も金次第」という言葉があります。死後受ける裁きの場でも金銭を使えば有利になる、転じてこの世は金があると有利、という意味です。
宗派にもよると思いますが、日本の葬儀では故人の棺にお金を模した紙を入れる風習があり、これらは「あの世で使える金」という意味があるようです。地獄に金を持ち込む、あるいは地獄で金を使うことは、恐らく可能であるわけです。
今作における金は、敵を倒す他、灯篭や立て札を切り倒すことでも入手できます。
ここからもう疑問です。敵を倒して手に入れる場合、敵が地獄のお金を所持していると言えますが、灯篭や立て札に金銭が入っているということは、一般的にはレアケースです。敵が該当する設置物に金を隠し、非常用資金にしている可能性もありますが、知能の備わった敵があまりいないことから、全てそうであると結論づけるのは難しいでしょう。
「地獄のものを破壊すると、地獄のお金が生成される」ということも考えられます。あまりにまとまらないのでふわふわした表現ですが、平たく言うなら有機物無機物を問わず、壊した破片がお金に変化する、というものです。敵も灯篭も雪山からも金が得られることを考えると、こちらの方が納得できる気がします。
なぜ貯金ができないのか?
この地獄のお金、月氏の館に貯めこむことはできません。新作風魔伝においては、館に戻ってきた時点で、いくらたくさん貯めていてもなくなってしまいます。
例外的に「金子の備え」というスキルをとることで、あらかじめ持ち込むことが可能ですが、これはどういうことなのでしょう?
A説:地獄のみで使える通貨である
日本で使われている紙幣は、正式名称を「日本銀行券」といい、日本銀行で発行しているものです。種類に応じて金銭的価値を持ち、勝手に複製すると犯罪とされます。
日本銀行券は金銀ダイヤと違い、物質として見るなら「紙」です。単なる紙が信用のもと、千なり万なりの価値を持つとして取引されているものが「紙幣」であるわけです。よって、この信用取引が成り立たない海外などでは、基本的に日本銀行券での支払いができません。その国の通貨との為替レートに応じて、現地のお金に交換して使うことになります。
これを地獄に適用してみましょう。現世の通貨と地獄の通貨がそもそも違う場合、取引自体が不可能です。地獄に金融機関はないでしょうから、日本・海外の例と違って、為替レートも存在しないのでしょう。地獄の通貨をいくら貯めたところで、館に所蔵する価値がないのです。
原作風魔伝においても、風魔は所持金0で魔の四島へ上陸します。主な目的は仇討ちなので当然と言えば当然ですが、何があるかもわからない道中、一文無しで旅するのは怖いものがあります。必要だと思って持ち込んだ資金が、地獄では役に立たなかった可能性があります。
ただ、この説にはひとつ疑問があります。いくらこちら側で価値がないとは言え、地獄を監視する役目を背負っている以上、何度か地獄へ行く機会があるのだから、やはり貯めておいたら楽なんじゃないでしょうか?
元手がない、つまり祖先による貯蓄がなく、27代も「金子の備え」スキルを得るまで律義に処分?してしまうのだとしたら、一族郎党ちょっと頭が固すぎる気がします。
貯蓄の心得百ヶ条には案外「世越しの銭は持たない」とか書いてあったりするのかもしれません。貯蓄とはいったい。
B説:地獄の中でのみ物質化するものである
A説の「貯めておいたらいいのに」を解消するために、今度はこちらの視点から考えてみましょう。貯めておいたらいいのにしないということは、貯めておくことができないのかもしれません。
貯めておけないということは、地獄から戻ってきたらなくなってしまうのでしょう。現世へ帰還すると持っている金は全部消えてしまい、保管できない……という可能性も考えられます。
この説にも疑問があります。「金子の備え」スキルの存在です。
先に少し説明しましたが、このスキルは「金をあらかじめ持ってスタート」というものです。地獄の金が地獄の中でのみ物質化する場合、あらかじめ現世で持っておくことはできませんから、このスキルの効果と矛盾します。
どうしてもこの説を成立させたいなら、風習の紙に書いたお金よろしく、現世で「地獄に持って行くと金子になるもの」を確保しておく手はあります。スキル書の名称が『六文銭の覚え書き』であることから、そういったものを吟味するためのスキルと考えれば、とりあえず矛盾状態は解消されるでしょう。
百ヶ条には「灯篭と立て札は金になる」とか書かれているかもしれません。嫌だそんなの。
C説:地獄のものを持ち帰ると何らかの支障が出る
持ち帰ることはできるものの、何らかの悪影響があるという場合も考えてみましょう。
迷ひ家の茶碗しかり、ヨモツヘグイしかり、異界のものに無闇と手を出すと、通常考えられない事象が起きるものです。金だけでなく武器も地獄から持ち帰れないことを考えるに、現世へ持ち出すと悪影響が出るため、やむなく捨てている…という可能性もあります。
地獄の魑魅魍魎が外に出てきた場合、瘴気が溢れて地上が地獄と化すという前提もあるので、地獄の瘴気にまみれた物質(金や武器)は、気軽に持ち帰れない代物なのかもしれません。
「金子の備え」スキルとまたもや矛盾するこの説ですが、『六文銭の覚え書き』の内容が「死後の資産管理」らしいので、地獄のお金を適切に管理する方法を知ることで、このケースでも貯蓄しておくことが可能と考えられます。
百ヶ条には「清めるにはとりあえず塩」とか書いてある可能性も…?
D説:重いので持っていけない
最後に、こんな単純極まりない説も考えてみました。
拙宅では特に地獄行脚について、魂が現世と地獄を行ったりきたりしているという考え方なので、余計なものは持ち帰れないよ、というものです。
特に、見たところ金は粒金なり貨幣なり金属音のするもので、そんなものを万単位で持ってたら、常人では動けないかもしれません。下手をしたら手甲などの武器より断然重いでしょう。いくら貯めても、そこに置いていくしかないわけです。
「金子の備え」スキルについては、忌地への入り口などに一定量を貯蓄し隠しておくか、B説のように別のものを利用して持ち込むのかもしれません。
考察の冒頭で、紙のお金を用意する風習の話をしましたが、地獄の金を紙など軽い物から生成する技術があれば、持ち込みに関しては問題ないという可能性もあります。
百ヶ条には「帰還時に断捨離」とか書いてあるかもしれません。貯蓄とは一体。
守銭奴でなぜ回復する?
地獄のお金の回り方はなんとなくまとめられましたが、根本的に解決していない疑問があります。それは「金5000獲得毎に生命力が回復する」という、守銭奴のスキル効果です。
新作風魔伝において、生命力回復の手段はこの守銭奴スキルを除くと、黄魔を付与し敵から吸収するか、回復薬を飲むかしかありません。
いずれも仕組みを単独記事で詳しく考察したいところですが、とりあえず回復薬について確認してみると「即時性の滋養効果を持つ丸薬」とあります。エナジードリンク、あるいは滋養強壮剤のようなものかもしれません。
問題は、その効果と同等まではいかないものの、それに近い効能を守銭奴スキルにより発現できるか、というところです。お金を得ることで、生命力が回復するほど元気にならなければならないわけです。
ここで、拙宅における地獄行脚の基本として「地獄用の肉体に魂を移して行動」という説を採用しているのが活きます。地獄における活動ソース、つまり肉体の限界というのが、物理的なものでなく精神的なものに左右される、と定義できるからです。
もっとわかりやすく言うと、地獄においては動作・負傷などによる「物理的ダメージ」は問題でなく、それを受けた上で立ち上がる気力を削がれる「精神的ダメージ」が重要と思われるのです。回復薬のパッケージに青白い魂の絵が描かれているのも、肉体に作用するのではなく、魂に作用するという意味なのでしょう。体力でなく生命力という表記であるのも、それゆえと考えることができます。
さて、それを加味した上でもう一度「守銭奴」の意味とスキルの効果を見返してみましょう。
自宅には広辞苑の第二版補(新村出版)しかないので、それでまず守銭奴を引いてみます。『金銭の欲の強い人間。金をためるばかりで、使おうとしないけちんぼ。』と散々な言われようですが、金銭欲が強く貯蓄に喜びを感じる場合、何が起きるでしょう?
この答えとして考えうるのが「5000金貯まるとすごく嬉しい」という、単純極まりない感情変化です。嬉しさ、といっても馬鹿にはできません。精神的興奮はアドレナリン(リンク先はいつものWikipediaです)の分泌を促し、戦闘態勢を整える効果があります。丸薬ほどでないものの、生命力まで回復させてしまうのだろうと思います。
また「使おうとしない」というのもポイントで「守銭奴」スキルにおいて生命力回復は取得した金額に応じて発現し、消費した金額による悪影響を受けません。あくまでも「目標の5000金に到達すると嬉しくて回復する」というだけなので、それを店で使おうが、そこは問題とならないようです。ちゃんと言葉の意味がわかっている感じがあって良いですね。
百ヶ条にはやはり、「地獄の沙汰も金次第」が、一の項に書かれている気がしてなりません。
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