月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今日も楽しくめんそーれ!九曜です。
皆さま、緊急特番の追記はもう読まれたでしょうか?
「魔縁」の正体と、それによって歴史の一部がまた不明瞭になったりしたので、今回はそれを解消するべく、ちょっと変わった説を引っ提げてきました。
いつものように、追記から考察を始めようと思います。
もちろん、いつものようにネタバレ大ありです。大丈夫な方だけどうぞ。
皆さま、緊急特番の追記はもう読まれたでしょうか?
「魔縁」の正体と、それによって歴史の一部がまた不明瞭になったりしたので、今回はそれを解消するべく、ちょっと変わった説を引っ提げてきました。
いつものように、追記から考察を始めようと思います。
もちろん、いつものようにネタバレ大ありです。大丈夫な方だけどうぞ。
天ツと月氏の関係は、オレカのあれを踏襲している?
過去、オレカバトルにおける風魔君とニラーハラーの関係について考察しました。
結論として「ニラーハラーが同郷のよしみとして勝手に風魔君を仲間認定している」という説を提示したのですが、この状況、うっすら新作風魔伝の何かに似ている気がするのです。
オレカのニラーハラーはニライカナイの神で、分類上も神族です。一方で、新作風魔伝の天ツは「邪神」とされています。邪なる神という表記ですので、恐らく神族です。
神族と、それに関係する月氏一族。ニラーハラーと同じような状況が、新作風魔伝においても、というより月風魔伝の世界においても成立していたとしたら「天ツ外主と月氏一族は敵対関係ではなかった、あるいは天ツから見た月氏が味方に属する存在として扱われていた」という説が提唱可能です。
もっとも、天ツはニラーハラーのようにおしゃべりではありませんから、月氏との関係性はその言葉で知ることができません。とりあえず今回は「もともと味方認識だった」という形で考えていきます。
天ツと月氏、同時来訪の可能性
実はこの仮説、以前の考察時に苦戦していた時系列問題を解消できます。すなわち、世界滅亡後に、天ツと月氏は外から一緒にやってきた、という可能性が考えられます。魔縁は確かに天ツを指しますが、月氏も一緒にやってきたのでしょう。
なおかつ、完全な滅亡でなく生き残りの人類がいくらかいたとして、天ツは「それらを駆逐し世界を掌握する」、一方で月氏は「生き残りの人類を助け世界を守る」という方向で、対立したのだと思われます。
こう思う理由は、オレカのそれとほぼ同じです。風隠の森をすべて水に沈め、海に作り替えようとするニラーハラーと、「正しき者の味方」としてニラーハラーと対峙する波動風魔君の構図、そのままです。ニラーハラーの「裏切る」という言葉がここで活きてきて、天ツに対し月氏一族はまさに「裏切る」行為をしたと考えられます。オレカの方もひょっとしたら、勝手な仲間扱いでなく、当初はほんとうに味方認定だったのかもしれません。
古宮都の意味と「裏切り者」
また、Discord通話で小耳に挟んだ話として、古宮都のダブルミーニングであるコキュートスが「地獄の最下層を流れる嘆きの川で、裏切り者を永遠に氷漬けにする場所」とされます(Wikipediaで内容を確認してきました)そこで凍結しているのは天ツなのですが、かれらの関係性がもともと敵対でなかったとするなら、うなずける材料となります。
ただし一つ疑問があり、もともと天ツの味方として月氏がやってきたのであれば「裏切り者」は月氏の方となり、天ツが凍らされているのは真逆といえます。もし天ツが「裏切り者」として凍っているのだとしたら、月氏が天ツの味方だったのではなく、天ツが月氏の目的に同調していて、地上で叛逆したのだと見ることができます。
ここで、天ツと月氏の立場を改めて考えてみると、
天ツ→対話が通じず、放っておくと此岸が終わる(世界が滅亡する)
月氏→何やかんやあり地獄を監視しつつ世界を統治している
となると、当初の「天ツ・月氏連合軍」の目的は二つに大分されます。
説A:世界の掌握
月氏が統治していることと、天ツの性質を見るに、両者は地上を征服するために来た、ととることができます。
月氏が人民へ危害を加える意思のなかったことに対し、天ツは好き放題暴れたので、大規模な人口減少・文明崩壊が起き、やむなく月氏が古宮都に封じ込めたのでしょう。
説B:世界の平定
もし「魔縁来訪」前に人類が既に戦争など起こしていた場合、両者はそれらを鎮圧し、世界を治めるために来た可能性もあります。
この場合も月氏は人類を根絶やしにするつもりがなく、天ツは虐殺しにかかった、あるいは戦争を余計に煽り立てたので、月氏によって封印されたのでしょう。
また、蓮華の傀儡状態や嵐童の暴走が天ツの能力によって引き起こされたとする場合、天ツには「人の心を狂わす、悪念を増幅させる」力があると思われます。
これをあらかじめ用いて地上を戦乱にしておき、月氏とともに地上へ降り立ち、その後人類も月氏も滅ぼす、というプロセスを踏むことで、天ツは単独での世界掌握に成功します。
ひょっとしたら、天ツは何らかの理由で地上に降りられず、そのような策を用いて月氏に同伴することで、地上に降りることに成功したのかもしれません。
ちなみに天ツが「邪神」として扱われており、月氏より格が下なのか?という疑問もありますが、これについては地獄においても「魔王」の下に「魔神」が3体いたので、そういうことなのだと思います。
もっとも、月氏も「邪神」とわかっているなら、わざわざ同行させなかったと思うので、ニラーハラーのように「一神格」という認識だったのだと思われます。
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