月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝 魔物絵巻 九、鬼妖霊 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんこんばんは、九曜です。
本日の魔物絵巻ですが、まずはこちらをご覧ください。8/20の大型アップデート第二弾の告知なんですが、見覚えのある魔物にぴんと来て調べたところ、原作風魔伝の「鬼妖霊(おにすだま)」だと思われ……。あれ?名前が違う!あなた獅子頭っていうのね!!(大早とちり)
前回考察した「死蘇鳥」に続き、続投タイプの魔物のようなのですが、この「名前が違う」がどうも引っかかり、まずは20日のアップデートを待たないと考察できないという結論に至りました。実は告知の時点で考察しようとしてたとか言えない。
アップデートも終わり資料が出そろったので、追記より、いつも通り始めたいと思います。



魔物概要
鬼妖霊は、首だけの鬼の頭が飛んでくる化け物で、口から火の弾を吐いてきます。
三ツ目髑髏にやや近い軌道ですが、飛ぶ時の上下のぶれは比較的小さく、代わりに遠距離攻撃をしてくる、といった具合です。


完ペキ攻略本


必勝完ペキ本


マルカツ攻略誌

たてがみのせいで牛や獅子の頭にも見えますが、新作風魔伝の鬼の顔と見比べてみると、たてがみに見えるのが髪の毛であるらしいとわかります。

新作風魔伝においては、ほとんど同じ見た目の魑魅魍魎が「獅子頭」として登場します。


あ、今回のアップデートで新作風魔伝に「魍魎絵巻」が実装されましたので、スクリーンショットがいつものローディング画面からグレードアップしました。
解説文とかはローディング画面と寸分違わないので、どっちでご紹介しようか悩ましいのですが、こっちの方が絵巻っぽいですし…(そんな理由)

色味から何から瓜二つなので、同類か近似種の魔物のようなのですが……名前が違うのが、やはり気になります。
また、獅子頭はどうも「人に狩られた獣の首」であり、人を恨んでいるのに対して、鬼妖霊は「鬼の首」、似ていても性質は違うのかも……?


考察:鬼妖霊と獅子頭は同じ魔物か?
この魔物が同じかどうか判定するために、まず、魔物の出所を確かめましょう。
鬼妖霊には、原作風魔伝の敵の一部に設定されている、出身地の設定(地獄界の丁目区割り)がありません。三ツ目髑髏/三つ目首の時と同じく「地上出身」であってもおかしくないわけです。
次に、両者の動作や攻撃方法を比較してみると、どちらも地形を無視して飛び回り、プレイヤーを見つけると炎を吐いて攻撃してきます。
その振る舞いたるや本当にそっくりで、名前や説明の食い違いがなければ、ほとんど同種といっても過言ではありません。
では、両者はなぜ名前や説明が違うのでしょう?

ここで私は、重要なことを思い出します。原作風魔伝から新作風魔伝までの間、千年ものブランクがあるのです。
この間に魔物を認識する側」に何かの変化があったのではないでしょうか。
過去は不変でありながら、歴史は不変ではありません。ちょっと哲学的な話に聞こえるかもしれませんが、これまで学んできた「歴史」も資料ひとつ、文献ひとつが新たに見つかることで、覆される可能性がいくらでもあります。武田信玄とされていた肖像画が違う人物だったとか、鎌倉幕府の成立が1192年ではなく1185年だったとか、学校で習うレベルの歴史があとから新説で上書きされることもあります。

となると、新作風魔伝の「獅子頭」も、千年前、原作風魔伝の段階では「鬼妖霊」として認識されていた、という可能性があります。その頃は風貌から「鬼の首が飛んでいる魔物」と認識され、全容もはっきりしていなかったのでしょう。
時代が進み、月氏一族の地獄監視技術や魔物の解析が進むにつれ、鬼妖霊の正体が「かつて人間に狩られた獣の首」であると判明し、呼び方をそれに合わせて「獅子頭」と改めたのではないでしょうか?
ゆえに、両者の性質や見た目に違いがないものの、名前だけが違う、ということが起きたのでしょう。


これは三つ目首と三ツ目髑髏にも適用することができます。首が飛んでいるのだから三つ目首に改めよう、となったのかもしれません。
あまりにミニマムな違いなので、変える意味があったかはよくわかりませんが、髑髏だと骨系の魔物と混同されて、紛らわしかったのかも…。

拍手

この記事にコメントする
           
お名前
メール(非公開)
URL
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
 管理人のみ閲覧
プロフィール
HN:
九曜
自己紹介:
ゲームを遊んだり、絵を描いたり、色々考えるのが好き。このブログは備忘録として使っています。
ブログ内検索
Copyright ©  -- 月ノ下、風ノ調 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by White Board

powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]
PR