月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う・その6補 大念動波剣のかたち 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今日も元気に月風魔!
刀があんまり使いこなせない九曜です。愛用武器は戦傘と火薬玉ゆえ致し方なし。

今日は刀…ではなく波動剣の話をしたいのですが、過去に私がここで、こんな考察をしたことを覚えておられますでしょうか?

秘湯で想う⑥ 波動剣についてあれこれ
秘湯で想う・その16 大念動波剣は世界を滅ぼす?

覚えておられない方、初見の方はぜひリンク先を先にお読みください。ちょっと長いですが。
この時に、波動剣が大念動波剣になる経緯を「不思議な力で融合する」とか、使い手が3人いるのに大念動波剣が一本しかない場合に「三兄弟も融合してしまう」とか、およそ摩訶不思議な考察ばかりしたかと思います。
これについて、DiscordやTwitterで話していた時に目から鱗の話を聞いて感服したので、今日はそれについて、補考という形で記事を作りたいと思います。




波動剣は融合しない?
先入観にとらわれていたのでまったく気づかなかったのですが、どうも波動剣を大念動波剣にするのに、融合というプロセスが存在しない可能性があるようです。
Discordのログをそのまま持って来るわけにもゆかないので、要点だけ説明すると「3本揃えるだけでいいのでは?」というご意見がありました。目から凍魔鱗、早速いろいろな資料を確認すると、


なるほど、ゲームブックでのみ「合体」という表現が見られますが、他のどの資料においても3本の波動剣が融合して1本の大念動波剣になる」という記述はありません。ゲームブックの記述のみから考察したのですが、他の資料に書いていない事象が答えという可能性には、当時は気づきませんでした。
つまり、波動剣が特定の距離内に3本揃った時のみ、互いが共鳴し合って通常よりも強力な霊剣となる、ということになります。それゆえに平時は離れた場所に置いて、不必要に共鳴することを避けているのでしょう。

ちなみに、オレカバトルの大念動波剣だけ作り方が違いますが、あれはあの世界特有の作り方だと思いますので、今回の「3本を揃える」とはまた別の事象として扱っておきます。


「誰が扱うか問題」も解決!
さて、波動剣自体が1本に融合しないというのなら、以前に考察した「誰が扱うか」問題が解決します。三兄弟で三本を持つのであれば、一人一本持てばいいだけです。
月風魔伝のように風魔君が一人で扱う場合は、残りの2本を腰にでも提げておけば、共鳴して抜刀した1本が大念動波剣になるのでしょう。波動剣がそれぞれ大念動波剣に変化するのであれば、三兄弟で扱うより威力は落ちますが、大念動波が放てますし、波動剣のみを持っていくよりは勝ち目があります。

余談ですが、漫画版の月風魔伝(月刊わんぱっくコミックにて、1987年に連載されていたコミカライズ)では、3本の波動剣を両手と口で扱う、どこかのお尋ね剣士のような芸当を披露する風魔君が見られるそうです(Twitterにてそれらしき情報に遭遇しました)
残念ながら当該作品を持っていないので、写真などもお見せできないのですが、伝聞情報としてここに書き残しておきます。
復刊…再版…しないかなあ……。


大念動波剣以外で「波動」は飛ばせるか?
さて、ここから話が千年ほど未来へ飛びます。
新作風魔伝においては、剣を振って波動のようなものを飛ばすことのできる存在が2つあります。鎧霊鬼(剣戟)嵐童です。
衝撃波と思しきそれの生成プロセスは大念動波剣の波動と同じですし、一定距離を進む、貫通するなど似た性質を備えています。これらは波動なのでしょうか?


バグで鎧霊鬼が雪原に出現している時のスクリーンショットしか無くて申し訳ないのですが(基本的に古宮都は生存ぎりぎりラインなので、まともにスクショが撮れない)衝撃波の形はいずれも三日月型で、剣を振った高さで発生し、地面すれすれを飛んでゆきます。波の色はいずれも禍々しい紫色ですが、鎧霊鬼は魑魅魍魎、嵐童は戦う経緯が経緯ですので、これについては深くツッコまないでおきましょう。

嵐童とは地上でしか戦わないのでわかりませんが、鎧霊鬼のそれは地面を伝うのでなく、地面が途切れても空中を飛んでくることに注目したいです。少なくとも鎧霊鬼の剣が放つ波動は、大念動波剣の波動と同じ挙動なわけです。
しかし、初代月風魔が波動剣のうち1本を持っていたことから考えても、鎧霊鬼の剣が大念動波剣であるとは思えません。なぜ彼らはあのような波動を飛ばせるのでしょうか?


鎧霊鬼の体は謎の触手に侵蝕されています。
これの根源が何たるかは、アーリーアクセスを一度クリアした人なら容易に想像がつくと思いますが、恐らく天ツに関わる何かだと思われます。ということは、鎧霊鬼のパワーソースも、天ツである可能性が高いと言えます。
大念動波剣を携え大念動波を飛ばすには、並々ならぬ精神力が必要とされますが、天ツの邪神としての力がそれを代替すると考えたらどうでしょう。生命としての死を迎えた骸はとうに意思を失っていますが、天ツの力で再び動き出し、波動までも飛ばせるのではないでしょうか。その波動は高潔な水色ではなく、邪なる色に染まってこそいますが。

拍手

この記事にコメントする
           
お名前
メール(非公開)
URL
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
 管理人のみ閲覧
プロフィール
HN:
九曜
自己紹介:
ゲームを遊んだり、絵を描いたり、色々考えるのが好き。このブログは備忘録として使っています。
ブログ内検索
Copyright ©  -- 月ノ下、風ノ調 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by White Board

powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]
PR