月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんこんばんは、九曜です。
まずは、先週の記事に拍手を頂いたので、お返事の後で考察を進めていきたいと思います。
拍手ありがとうございます!
>ファミチキ大好きさま
こんにちは、こちらへのコメントありがとうございます! ブログ更新のみならず、Twitterの方も楽しみにして下さってるとのことで嬉しいです。
『月風魔物語』の歌詞の公式訳は公式Discordにて掲載されているのですが、その中の三番のほんとうに最後、作中での流れを汲んでいる箇所にある表現なので、何かしら作中の事象と関係しているとは思うのですよね…個人的にも、世界観とのリンクが感じられる1説が自然かな?と感じています。
Web拍手の文字制限については…知りませんでした…後でちょっと確認しておきますね。やたら考察記事とアーカイブの多いブログですので、時間のある時にのんびり読んでいただけたら幸いです。熱意感じるコメントありがとうございました!
>入和夏結子さま
いつもコメントくださりありがとうございます!
魂だけ帰還したら肉体は…?という疑問を、ほかにも感じている方がいて安心しております。あの捨てられた肉体が、あちこちに吊るされたり大百足のご飯になったりしていると考えると、輪廻の術で記憶保持したまま戻ってくるというのがいったい、どんな気分であるのか…。
題材が題材だけあり、そら恐ろしい可能性もたくさん浮かんでくる作品ですが、その可能性を確定させない情報量なのが救いでもあります。
また考察見て頂けると励みになります!
さて、本日の議題なんですが、こちらをご覧ください。
1.1.2β版のスクショですが、ここは変更なしだったのでそのまま使いました。
地獄の商店だとか、ボスエリアにある月氏の野営には、この絡繰女たちが並んでいます。ちょっとこのスクショではわかりづらいのですが、龍骨鬼戦後の野営などでよく観察すると、生身の人間でなくジョイントのある絡繰であることが確認できます。
彼女たちにこちらから話しかけることはできませんが、商店を営んでいる絡繰女は、カタコトで喋ります。
原作風魔伝にも「商店」がありましたが、こちらの店主はカタコトでなく、話が通じる感じでした(攻略本などに「おじいさん」とありますが、見た目や口調での性別の判断が難しいです)
破れた暖簾や提灯、落ちた屋根瓦などから、古びた家屋であるのがわかりますが、千年の間に店主が代替わりしたのでしょうか?
そういえば、館にも絡繰女がいます。
各種強化をしてくれる侍女は、どうやら絡繰人形である様子。首元が球体関節ぽくなっていること、地獄から連れ帰ったという人物紹介の記述より、信憑性が増しています。
新作風魔伝を遊んでいく中で、これらに関係していそうな情報がいくつか見つかったので、今回ちょっと考えてみたいと思います。
まずは、先週の記事に拍手を頂いたので、お返事の後で考察を進めていきたいと思います。
拍手ありがとうございます!
>ファミチキ大好きさま
こんにちは、こちらへのコメントありがとうございます! ブログ更新のみならず、Twitterの方も楽しみにして下さってるとのことで嬉しいです。
『月風魔物語』の歌詞の公式訳は公式Discordにて掲載されているのですが、その中の三番のほんとうに最後、作中での流れを汲んでいる箇所にある表現なので、何かしら作中の事象と関係しているとは思うのですよね…個人的にも、世界観とのリンクが感じられる1説が自然かな?と感じています。
Web拍手の文字制限については…知りませんでした…後でちょっと確認しておきますね。やたら考察記事とアーカイブの多いブログですので、時間のある時にのんびり読んでいただけたら幸いです。熱意感じるコメントありがとうございました!
>入和夏結子さま
いつもコメントくださりありがとうございます!
魂だけ帰還したら肉体は…?という疑問を、ほかにも感じている方がいて安心しております。あの捨てられた肉体が、あちこちに吊るされたり大百足のご飯になったりしていると考えると、輪廻の術で記憶保持したまま戻ってくるというのがいったい、どんな気分であるのか…。
題材が題材だけあり、そら恐ろしい可能性もたくさん浮かんでくる作品ですが、その可能性を確定させない情報量なのが救いでもあります。
また考察見て頂けると励みになります!
さて、本日の議題なんですが、こちらをご覧ください。
1.1.2β版のスクショですが、ここは変更なしだったのでそのまま使いました。
地獄の商店だとか、ボスエリアにある月氏の野営には、この絡繰女たちが並んでいます。ちょっとこのスクショではわかりづらいのですが、龍骨鬼戦後の野営などでよく観察すると、生身の人間でなくジョイントのある絡繰であることが確認できます。
彼女たちにこちらから話しかけることはできませんが、商店を営んでいる絡繰女は、カタコトで喋ります。
原作風魔伝にも「商店」がありましたが、こちらの店主はカタコトでなく、話が通じる感じでした(攻略本などに「おじいさん」とありますが、見た目や口調での性別の判断が難しいです)
破れた暖簾や提灯、落ちた屋根瓦などから、古びた家屋であるのがわかりますが、千年の間に店主が代替わりしたのでしょうか?
そういえば、館にも絡繰女がいます。
各種強化をしてくれる侍女は、どうやら絡繰人形である様子。首元が球体関節ぽくなっていること、地獄から連れ帰ったという人物紹介の記述より、信憑性が増しています。
新作風魔伝を遊んでいく中で、これらに関係していそうな情報がいくつか見つかったので、今回ちょっと考えてみたいと思います。
絡繰女の発見と保護?
まだ地獄Twitterとしてまとめていない雪原の石碑の中に、絡繰女たちと思しきものについての記述があります。
侍女の紹介文に「十三代目が地獄より持ち帰った」とあるので、この石碑において「持ち帰る」といっている「女」についても、絡繰女である可能性が高いと感じます。それも「数多(あまた)」という部分から、一人や二人ではなくたくさんいた、として良いでしょう。
この石碑は恐らく十三代目当主の言葉で、持ち帰った絡繰女たちの中に、館の侍女もいた…ということが言えそうです。
また、彼女らが最初どこにいたのかは「地獄Twitter漫遊記~断崖編」でご紹介した石碑のひとつに、明確に書かれています。
侍女が「無機質で美しい」ことからして、地獄の遊郭(おそらく「夢幻の遊郭」のことでしょう)に居たというのは、別段不自然なことでもありません。
ただこの石碑、前にも書きましたが、最初から当主の使命がどうのと口うるさい理由が不明のままです。
このことについても次項以降、詳しく考えていこうと思います。
「煩い女」は侍女だけなのか?
OPにて「地獄の異変に対処なさる責務」と諫言することから、侍女が「当主の責務だ使命だと煩い」のは間違いないようです。ゆえに、先の断崖の石碑も私は侍女の話だと思っていましたが、どうもそうでない可能性もありそうです。
この石碑だけを見るなら、侍女が侍女として働いているのは良いとして、残りの絡繰女たちの行方がわかりません。すべて地上へ持ち帰られたとしたら、地獄各所に彼女らが点在している理由もよくわかりません。
石碑が侍女のことだと思っていた時は「地獄行脚をする当主のテンションを上げるために、野営や商店のような休める場に絡繰女を置いて回ったのではないか」とか考えていましたが、ちょっと即物的すぎますし、あのひび割れ様ではいくら地獄が死地とはいえ、レベルが高…ごほん、気持ちが休まるか疑問です。
では、このように考えてみたらどうでしょう。「絡繰女は皆、当主の責務だ使命だと口煩かった」…のではないでしょうか?
こうなると、断崖の石碑の意味がすこーし、変わってきます。雪原の石碑の記述通り、せっかく地獄からたくさん女を持ち帰ったのに、それらが一斉に「当主の責務だ使命だ」とわめき立てたら、酒と女の好きな生臭当主としては厄介極まりないでしょう。
困った当主は彼女らを「遊び女にはならぬが、侍女として」使おうと思いつきます。その結果、一人は館で専属の侍女として置かれ、残りの絡繰女たちは、地獄の野営やら商店やらに配置されたわけです。彼女らはもともと地獄にいたわけですから、地獄に置いて召使として使うには、申し分ないと考えたのでしょう。
館の侍女と同じタイプの、武器鍛造などのできる絡繰女を野営に、それ以外の技能を持った絡繰女を商店に配置して、当主が地獄へ赴いた際、不便なく戦えるようにしたと思われます。
この説をとることでもうひとつ解消する疑問があり、それは「侍女が特別口煩い、特殊な絡繰女ではない」ということです。
絡繰女のうちただ一人だけが「当主の責務や使命」を語ってくるのであれば、それは何かしらの事情が裏にあるということになりますが、全員が口を揃えて語るのであれば、もともと侍女は大勢の絡繰のうちの一人であった、というだけで済まされます。
侍女は安全な地上の館で侍女としてはたらいているので、綺麗に着飾っており流暢に喋りますが、過酷な地獄に置かれた絡繰女たちはメンテナンスもされず使われ続けたため、言語系の機能がおかしくなったり、身なりがぼろぼろになったりしていったのでしょう。十三代目というと、二十七代と初代のちょうど中ほどにあたりますから、単純に見積もるなら500年程度前になります。500年のうちに、地獄の侍女たちはあのような姿になったと思われます。
絡繰女と月氏の関係
さて、まだ解消していない疑問として、彼女らが「当主の責務だ使命だと煩い」理由があります。遊郭で見つけたというのであれば、遊郭らしい振る舞いをする絡繰女なのかと思う所ですが、どうもそうでないあたり、彼女らは遊郭出身、と断言できない気がしています。
なおかつ、館の侍女には「当主がどうやって戻ってきたのか」がわかるようです。当主が館に戻るプロセスは「死に戻り」と「野営からの帰還」の2種類ありますが、侍女はそのプロセスによって、かける言葉を変えます。つまり彼女には、当主が館に戻ってきた理由が館にいながら、わかるということになります。
これに関しては、十三代目からおよそ500年仕えてきたことによる学習という可能性もありますが、地獄の絡繰ならでは、あるいは何かもっと別の感知機能を備えている可能性も大いにありそうです。
これらを踏まえて、ここから私の空想です。
絡繰女たちはそもそも、命令を忠実にこなす女人型の機械として、遠い昔、寿壊の頃すでに、月氏または地上の高度文明によって作られ、月氏のもとで働いていたのではないでしょうか。
彼女らには月氏の使命だとか、家宝の存在だとか、必要な情報がインプットされ、月氏のためにはたらくよきパートナーとして、それぞれが活躍していました。
しかし寿壊、西暦13600年に天ツが地獄の奥底に封印された時、天ツを討伐せんと古宮都に乗り込んだ月氏の戦士たち(かれらの末路が恐らく鎧霊鬼でしょう)に従った絡繰女たちは、古宮都ともども地獄の奥底に取り残されてしまいます。
彼女らにまったく自我がないという感じはしないので、危険を感知して古宮都から逃げたはいいものの、戦場跡と古宮都だけが切り取られたように残され、もはや他にどこにも安全な逃げ場はありませんでした。
その時に、生き残った月氏(でしょう。絡繰女には窮地を脱出するための、突発的な閃きを生み出すプログラムが組み込まれているとは考えにくいので)が、古宮都内で使っていたワープ技術を応用し、絡繰女たちを地獄の遊郭へ逃がした、あるいは自ら彼女らを引き連れ遊郭へ逃げた、のだと思います。
戦場跡へ繋がる鳥居の一つが、遊郭から繋がっているのも、そういうことであると思うのです。
こうして、地獄へのがれた絡繰女たちを、のちの十三代目が「持ち帰る」ことになるわけです。
まだ地獄Twitterとしてまとめていない雪原の石碑の中に、絡繰女たちと思しきものについての記述があります。
侍女の紹介文に「十三代目が地獄より持ち帰った」とあるので、この石碑において「持ち帰る」といっている「女」についても、絡繰女である可能性が高いと感じます。それも「数多(あまた)」という部分から、一人や二人ではなくたくさんいた、として良いでしょう。
この石碑は恐らく十三代目当主の言葉で、持ち帰った絡繰女たちの中に、館の侍女もいた…ということが言えそうです。
また、彼女らが最初どこにいたのかは「地獄Twitter漫遊記~断崖編」でご紹介した石碑のひとつに、明確に書かれています。
侍女が「無機質で美しい」ことからして、地獄の遊郭(おそらく「夢幻の遊郭」のことでしょう)に居たというのは、別段不自然なことでもありません。
ただこの石碑、前にも書きましたが、最初から当主の使命がどうのと口うるさい理由が不明のままです。
このことについても次項以降、詳しく考えていこうと思います。
「煩い女」は侍女だけなのか?
OPにて「地獄の異変に対処なさる責務」と諫言することから、侍女が「当主の責務だ使命だと煩い」のは間違いないようです。ゆえに、先の断崖の石碑も私は侍女の話だと思っていましたが、どうもそうでない可能性もありそうです。
この石碑だけを見るなら、侍女が侍女として働いているのは良いとして、残りの絡繰女たちの行方がわかりません。すべて地上へ持ち帰られたとしたら、地獄各所に彼女らが点在している理由もよくわかりません。
石碑が侍女のことだと思っていた時は「地獄行脚をする当主のテンションを上げるために、野営や商店のような休める場に絡繰女を置いて回ったのではないか」とか考えていましたが、ちょっと即物的すぎますし、あのひび割れ様ではいくら地獄が死地とはいえ、レベルが高…ごほん、気持ちが休まるか疑問です。
では、このように考えてみたらどうでしょう。「絡繰女は皆、当主の責務だ使命だと口煩かった」…のではないでしょうか?
こうなると、断崖の石碑の意味がすこーし、変わってきます。雪原の石碑の記述通り、せっかく地獄からたくさん女を持ち帰ったのに、それらが一斉に「当主の責務だ使命だ」とわめき立てたら、酒と女の好きな生臭当主としては厄介極まりないでしょう。
困った当主は彼女らを「遊び女にはならぬが、侍女として」使おうと思いつきます。その結果、一人は館で専属の侍女として置かれ、残りの絡繰女たちは、地獄の野営やら商店やらに配置されたわけです。彼女らはもともと地獄にいたわけですから、地獄に置いて召使として使うには、申し分ないと考えたのでしょう。
館の侍女と同じタイプの、武器鍛造などのできる絡繰女を野営に、それ以外の技能を持った絡繰女を商店に配置して、当主が地獄へ赴いた際、不便なく戦えるようにしたと思われます。
この説をとることでもうひとつ解消する疑問があり、それは「侍女が特別口煩い、特殊な絡繰女ではない」ということです。
絡繰女のうちただ一人だけが「当主の責務や使命」を語ってくるのであれば、それは何かしらの事情が裏にあるということになりますが、全員が口を揃えて語るのであれば、もともと侍女は大勢の絡繰のうちの一人であった、というだけで済まされます。
侍女は安全な地上の館で侍女としてはたらいているので、綺麗に着飾っており流暢に喋りますが、過酷な地獄に置かれた絡繰女たちはメンテナンスもされず使われ続けたため、言語系の機能がおかしくなったり、身なりがぼろぼろになったりしていったのでしょう。十三代目というと、二十七代と初代のちょうど中ほどにあたりますから、単純に見積もるなら500年程度前になります。500年のうちに、地獄の侍女たちはあのような姿になったと思われます。
絡繰女と月氏の関係
さて、まだ解消していない疑問として、彼女らが「当主の責務だ使命だと煩い」理由があります。遊郭で見つけたというのであれば、遊郭らしい振る舞いをする絡繰女なのかと思う所ですが、どうもそうでないあたり、彼女らは遊郭出身、と断言できない気がしています。
なおかつ、館の侍女には「当主がどうやって戻ってきたのか」がわかるようです。当主が館に戻るプロセスは「死に戻り」と「野営からの帰還」の2種類ありますが、侍女はそのプロセスによって、かける言葉を変えます。つまり彼女には、当主が館に戻ってきた理由が館にいながら、わかるということになります。
これに関しては、十三代目からおよそ500年仕えてきたことによる学習という可能性もありますが、地獄の絡繰ならでは、あるいは何かもっと別の感知機能を備えている可能性も大いにありそうです。
これらを踏まえて、ここから私の空想です。
絡繰女たちはそもそも、命令を忠実にこなす女人型の機械として、遠い昔、寿壊の頃すでに、月氏または地上の高度文明によって作られ、月氏のもとで働いていたのではないでしょうか。
彼女らには月氏の使命だとか、家宝の存在だとか、必要な情報がインプットされ、月氏のためにはたらくよきパートナーとして、それぞれが活躍していました。
しかし寿壊、西暦13600年に天ツが地獄の奥底に封印された時、天ツを討伐せんと古宮都に乗り込んだ月氏の戦士たち(かれらの末路が恐らく鎧霊鬼でしょう)に従った絡繰女たちは、古宮都ともども地獄の奥底に取り残されてしまいます。
彼女らにまったく自我がないという感じはしないので、危険を感知して古宮都から逃げたはいいものの、戦場跡と古宮都だけが切り取られたように残され、もはや他にどこにも安全な逃げ場はありませんでした。
その時に、生き残った月氏(でしょう。絡繰女には窮地を脱出するための、突発的な閃きを生み出すプログラムが組み込まれているとは考えにくいので)が、古宮都内で使っていたワープ技術を応用し、絡繰女たちを地獄の遊郭へ逃がした、あるいは自ら彼女らを引き連れ遊郭へ逃げた、のだと思います。
戦場跡へ繋がる鳥居の一つが、遊郭から繋がっているのも、そういうことであると思うのです。
こうして、地獄へのがれた絡繰女たちを、のちの十三代目が「持ち帰る」ことになるわけです。
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