月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝 魔物絵巻 十、邪心岩石 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは。また戦傘2本持って熟練者をクリアした九曜当主です。
かんたん閃撃しか出せないのと、傘で弾くがド安定なため、ステージ中の殲滅速度が戦傘>>>>>手甲or両得物>>その他になりがち…。

考察記事・攻略記事ともに渋滞気味で書いても書いても追いつかず、その間に刻々とアップデートが来たり新情報を得たりと目まぐるしい毎日なので、本日は前回更新からかなり間を開けている、魔物絵巻をやりたいと思います。


今回選んだのは「邪心岩石」。頭上にかかげた岩を投げてくる魔物です。
新作風魔伝には、この魔物によく似た「岩小僧」が登場します。冒頭でお話した戦傘で弾き返せる攻撃がないため、なかなか素早く倒せない魍魎だったりします。

追記より、本日も張り切って考察していきます。
邪心岩石と言いつつ、7割ぐらいは岩小僧の話だったりして…。


魔物概要
邪心岩石は名の通り、悪しき心が集まって固まり、岩石のような姿の魔物となったものです。
ピョンピョン跳ねて移動し、付近の大岩を軽々持ち上げ、投げつけてきます。もちろん当たると痛いです。風魔君でもない限り、一撃で潰されてぺちゃんこでしょう。


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各媒体での説明はこんな感じです。分厚い唇の顔は愛嬌があるというか、シュールというか…四肢を持ち二足歩行する等、人間のそれと似た特徴も備えています。
地獄へ堕ちた邪心が集まり、岩のようになった魔物なので、人型なのはそのせいかもしれません。

所感
攻撃手段としては、跳ねながら移動し、近づくと持ち上げた岩を投げつけてきます。
本体だけでなく、投げてくる岩に当たっても痛いのと、跳ねて移動するので斬りかかるタイミングが掴みづらい感じです。なるべくなら接敵したくないですが、最初のスクショを撮った場所ではいきなり3体ぐらい出てきました。地獄かな?(地獄です)


考察:岩小僧は同種なのか?

新作風魔伝には、この邪心岩石に似ている魑魅魍魎が登場します。岩小僧といい、爆発する溶岩を投げつけて攻撃してきます。
とび跳ねての移動や岩を投げる攻撃手段など、共通点がいくつかありますが、鬼妖霊の記事で考察した「同種が名前のみ変化した説」をとるには、目の数や体格、なりたち、投げてくるものの質など、異なる点がいくつか見られます。これらはよく似た別種の魔物または、近似種なのだと思われます。

岩小僧が単眼で邪心岩石が複眼、加えて邪心岩石の方が体格が良いことを考えるに、岩小僧は邪心岩石の子供のようなもの、という可能性もあります。名前も小僧だし…?
もともと地獄に岩小僧も邪心岩石もたくさんいたとして、魔暦元年の龍骨鬼による地上侵略に駆り出された(あるいは、それをきっかけに地上へ進出した)とするなら、初代の風魔君によって地上へ出てきた個体は蹴散らされてしまいます。成体となった邪心岩石の大半がいなくなり、地獄にはその幼体である岩小僧が残った…ということも考えられます。
が、両者のなりたちをよく見ると、邪心岩石は「邪心が集まり岩になったもの」、岩小僧は「邪心が岩に沁み入り、魑魅魍魎を呼び寄せたもの」です。つまり、邪心岩石は岩に見える邪心の集合体、岩小僧は魑魅魍魎の憑りついた岩となります。体組成がまず違うわけです。
となると、両者には主だった所作以外の共通点がなく、まったく同じ魔物だとか、幼体成体だとかいう可能性は薄いでしょう。頑張ってもやはり近縁種といったところ。

しかしながら、面白い可能性もまだあります。もう一度、両者のなりたちを確認しましょう。邪心岩石は邪心でできた岩のような何かですが、岩小僧は岩に「魑魅魍魎」が憑りついています。この魑魅魍魎は何か?と考えた時に、邪心岩石の存在が浮かび上がってくるのです。
たとえば魔暦の頃初代風魔君に倒され、彷徨っている邪心岩石だったものが、邪心に沁み入った岩に「憑りついた」と考えることができます。ほかの魑魅魍魎でなく、邪心岩石が憑りついたことで、岩小僧の行動パターンはパワーソースである魑魅魍魎、邪心岩石に似た…という可能性です。
跳ねて移動する、岩を投げるなどの行動部分が、邪心岩石から受け継いだものだと考えてみると、なるほど、しっくりくる感じがします。


補考:2種の岩小僧はどう違うのか?

新作風魔伝の岩小僧は2種類います。最初に出会う個体は忌地で溶岩を投げてきますが、のちに古宮都で氷漬けの溶岩(?)を投げてくる個体が出てくるのです。体色が違う以外の違いは見られないので、これらはそれぞれ環境適応型の同種と判定できます。

古宮都といえば、死蘇鳥の記事で解説しましたが、氷漬けになっていたものが溶け出しているといった説明があったはずです。ここにいる死蘇鳥は天ツインパクト以前の在来種に、魑魅魍魎が宿った姿だそうです。
となるとここにいる岩小僧(氷)も、死蘇鳥と同じように、太古からの在来種(というか、岩)に魑魅魍魎が宿った姿なのでしょうか?

「そうである場合」と「そうでない場合」を考えるに、どうも後者の可能性が強そうです。というのも、死蘇鳥は元々地上に生息していた生き物ですが、岩小僧はそうではありません。「岩に沁み入る人の邪心が、魑魅魍魎を呼び寄せた」とあるように、魑魅魍魎が憑りついて初めて「岩小僧」となるわけですから、そもそも生物であった死蘇鳥とは決定的に違います。
また、岩小僧の説明を読みつつ岩小僧(氷)を見ていると、おかしな点に気づきます。古宮都はその全体が大きな人工の施設となっており、邪心が沁み入るための「が存在しないのです。媒体となる岩がないにも関わらず、ここには岩小僧(氷)が生息していることになります。
となると、説明文から類推するに、古宮都の岩小僧(氷)は岩の代わり、古宮都を凍てつかせているに邪心が沁み入り、魑魅魍魎が宿り、岩小僧の形を成した…のでしょう。そうであれば、岩のない古宮都に岩小僧がいても、何もおかしくないことになります。

ところで、その岩小僧(氷)ができるにあたり、氷に沁み入った邪心がどこから来たものか考えると、最深部の天ツの存在が頭を過ります。
天ツが封印された際、氷漬けになりながらもそこへ残した数多の怨念が、古宮都内にたくさんの岩小僧を生んだのかもしれません。

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