月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝 魔物絵巻 十一、蠍涅槃 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今日も元気に月風魔!
大洞で狂蠍と遊ぶのが楽しい九曜です。

月風魔伝UM辞書(ZIPファイル)PC版IME向け

突然で何ですが、月風魔伝UMの話をするのに便利になりそうなので、テキストファイルから辞書ツールに登録できるUM単語辞書を作ってみました。同梱のReadme.txtをお読みの上、個人使用の範囲で(再配布は禁止しています)自由にお使いください。
PC版はWin10のIMEにて動作確認しております。他OSや他変換ソフトの場合は動作保証外ですので、ご了承ください。

※5/24追記ここから※
スマートフォン向けの辞書登録用ファイルを作りました。

月風魔伝UM辞書(ZIPファイル)Gboard向け

こちらにはReadme.txtが同梱できなかったので、使い方だけざっくり解説すると、

1.Gboardの設定画面を開く(「設定」内の「言語と入力」経由、またはキーボード上の歯車ボタンから開けます)
2.「単語リスト>単語リスト>日本語」とタップ
3.右上の三点メニューより「インポート」を選択
4.ダウンロードしたZIPファイルを指定

という感じで登録できます(わかりづらい場合は調べていただけましたら…)
PC版同様、個人使用の範囲で(再配布は禁止しています)自由にお使いください。
Android9.0のGboard(記事更新時点の最新ver)にて動作確認しておりますので、iOSや他変換アプリについては動作保証外です。ご了承ください。
※5/24追記ここまで※

さてさて、先週の記事ではぜーんぜん触れられませんでしたが、今回魔物絵巻をやるにあたり、その分も触れていこうということで、本日はこんな…とりあえず、こちらの動画をご覧ください。もこもこ歩いてぴーぴー鳴いて可愛いでしょう。この子がver.1.1.0より追加された新しい魑魅魍魎「狂蠍」です。
β版で既に存在が明らかになっていましたが、1.1.0で早速追加されたため、求道者では私は大洞コースを行くようにしています(断崖にはいない)

で、原作風魔伝を遊んだ勢ゆえ、狂蠍のことも「蠍涅槃」と間違う始末。そうです、原作風魔伝にもいるのです。蠍の魔物!それも2種類も!
今日は原作、新作に登場する、蠍の姿の魔物について考察したいと思います。

なお、九曜当主があまりに「狂蠍かわいい」勢のため、その話もやります。むしろそっちがメインである可能性が…?


魔物概要
蠍涅槃は、蠍の姿をした地獄の住人です。
敵を見つけると、尾を高く持ち上げて先から火球を飛ばし、攻撃してきます。


完ペキ攻略本


必勝完ペキ本


マル勝攻略誌

取り扱い説明書には記載がないので、上記3つが所持資料となります。
このうち「完ペキ攻略本」の説明に「毒油がえるの世話になっている」という記述があるので、覚えておきましょう。尾から火球を飛ばすため、油のように燃える物質を体に取り込む必要があり、そのために毒「」がえると共生関係にある…と思われます。
基本的には左右にウロウロしつつ、適当なタイミングで火球を飛ばしてくる魔物です。さほど脅威ではありませんが、うっかりしていると被弾しがちでもあります。


考察:蠍霊は蠍涅槃の霊なのか?

今回は蠍涅槃をタイトルとしましたが、実は原作風魔伝にはもう一種、蠍の魔物が登場します。それがこちらの蠍霊で、3D地下迷宮で遭遇することがあります。
蠍涅槃と違い、火球を飛ばしては来ず、適当なタイミングで前に出て体当たりしてきます。恐らく亡霊なのに体当たりに判定があるのは正直解せませんが、さほど威力もなく、3D迷宮に登場する怨霊の中ではかなり弱い部類です。
この蠍霊は、蠍涅槃が怨霊となったものなのでしょうか?

まず外観を見るに、イラストの蠍霊には触覚がないように描かれていますが、ドット絵の方には触覚とおぼしきものが見られる…気がします。尻尾の先が二股に分かれているのは、イラストにて同じ形と確認可能です。
攻撃方法について、蠍霊は蠍涅槃のように火球を飛ばしてくることがありませんが、これは概要の「毒油がえると共生」の観点から、毒油がえるの油を用いることができないため、火球を飛ばせないのだと判断できます。
となると、蠍霊はなんとなく、魔の島で息絶えた蠍涅槃が亡霊化し、地下迷宮をうろつくようになったもの…と考えても、不自然ではない気がします。
人間が幽霊に、あるいは何らかの生き物が怨霊になると、不可思議な現象を起こしたりできるイメージがありますが、蠍霊に関していうなら、毒油がえるを失ったことで攻撃手段のひとつを失ってしまったことになります。なんとも奇妙ながら、納得はできる現象です。

余談ですが魔の四島の地下迷宮、新作風魔伝を遊ぶにあたって、最近あの場所はいわゆる地獄の一部である気がしてきました。出現するもの(敵・NPC問わず)みな一様に亡者・霊体であったり、ボスのいる特別なエリアに通じていたりと、新作風魔伝の地獄に通ずるものがある気がするのです。
とはいえ、扉があったり蝋燭が必要なほど暗かったり鳥居がなかったりと、完全に特徴が一致しているわけでもないので、そこは改めて別の考察で考えたいと思います。


考察:蠍涅槃と狂蠍は近似種?同一種?

さて、地獄の癒し系、狂蠍です。
この魍魎は求道者以降の地獄に登場し、プレイヤーを見つけると尾の先から毒の弾を飛ばして攻撃してきます。毒弾は上下の追尾に乏しく、すぐそばにいるプレイヤーに全然当たらない大暴投をしたりもします。近寄ると鋏を振って攻撃してきますが、尾先から雑に火球を飛ばす蠍涅槃と、何となく攻撃方法が似ていますね。

では、この2種は同じ魔物か?…というと、かなり怪しいところで、画像内の説明通り狂蠍は「人間に物の怪がとりつき魑魅魍魎と化したもの」とあります。もともと人間なのです。
一方の蠍涅槃については、説明書にないため年齢や出身地などわかっていません。名前に「涅槃」とついているので軽く調べてみると「一切の煩悩(ぼんのう)から解脱(げだつ)した、不生不滅の高い境地」とあり(グーグル日本語辞書のOxford Languagesの定義)、ひょっとしたら解脱した人間が蠍になった何かしらなのかもしれません。ゆえに「別種と断定」できず「かなり怪しい」どまりなのです。

また、前回の魔物絵巻の邪心岩石で考察した関係性のように、蠍涅槃の怨霊が人間に憑りついた魑魅魍魎が狂蠍…という可能性もあり得ます。
由来から考えていくと、どれも決定打に欠ける感じです。

共通点として、いずれも尻尾から何かしらを飛ばして攻撃してきます。
ですが、蠍涅槃は火球、狂蠍は毒弾です。鬼妖霊と獅子頭の時のように、特徴が完全に一致しているわけではありません。
ただし、これについては概要で引き出した記述が生きてきます。蠍涅槃は毒油がえると共生していました。毒油がえるの油を使って火球を生み出す種が蠍涅槃で、毒油がえるの毒をそのまま尻尾から飛ばしている種が、狂蠍である可能性はあります。

この2匹は近似種であり、毒油がえると共生するうち、それぞれが独自に進化を遂げて攻撃方法が別のものとなった…という状態なのでしょう。
新作風魔伝には毒油がえるは登場しませんが、魔暦から1000年も経っているので、そのうちに狂蠍は体内で毒を生成できるようになったのかもしれません。
蠍涅槃は毒油がえるが今作に登場していないため、共生相手を失ったせいか、あるいは別の何らかが原因で絶滅したのでしょう。


番外編:狂蠍がかわいい話
ここからは真面目に推論するのをやめにして、狂蠍が地獄の癒し系であることをつらつら書いていきたいと思います。考察だけ見たい方はここで読むのをやめて頂いてオーケーです。

さて、残った皆さま。冒頭に置いた動画を見てもらえるとわかるのですが、この狂蠍、段差を挟むと自慢の毒弾がほとんど当たらず、普段はもこもことその場を往復しているだけです。サーチ距離が広いわりに、飛び道具持ちとしてのエイム精度は魍魎中最下位です。最近芸妓霊(裏)の飛び道具が前方に投げられるよう調整され、当主の移動場所次第であさっての方へ飛んでいくようになりましたが、それを差し引いても狂蠍の方がお粗末な弾道です。場所がラスダンなので、見ても大丈夫な方だけ再生ください。最初の動画でも大暴投でしたが、この子、あまりに段差に弱すぎる。
とはいえ、フォロワーの方曰く「乱戦時にジャンプ回避ができないようにする名脇役」だそうなので、多対一に混じっているなら警戒する方が良いでしょう。一対一ならただの可愛いさそりです。こちらはβの動画ですが、射絶が実装されたので、毒弾は弾き返して遊ぶことができます。
ちょっと前の魍魎絵巻を見ると、毒弾を飛ばすのに毒耐性はないらしく、弾かれて食らうとずーっとぽこぽこ毒になってます。出血耐性はあるのになあ…。求道者から敵の攻撃動作が追加されますが、求道者から登場する狂蠍には、近接攻撃のハサミ、遠隔攻撃の毒弾のほかに、突進攻撃があります。
基本的に追加動作の突進攻撃は、ほかの魑魅魍魎だとびびってコントローラを取り落とすレベルなのですが、狂蠍はハサミを振り上げてわーっと走ってくるので「あそんでー」と字幕をつけたくなります。なんだ可愛いなあ。突進中、足場を移るなどしてサーチが切れると、狂蠍は興味を失ってまたもこもこ歩き出します。動画では私の方が「えっなんで?帰るの??」と立ち止まってぼけっとしていますね…。


あまりにもこもこ歩いて可愛いのでお散歩させたい。でもあの速度で散歩だと、ものすごく時間がかかるのだろうなあ……。


最後に、これです。狂蠍の形のペンダント!
胴体はレジン、ハサミや尻尾や脚はビーズでできています。8本の足を規則正しく配置するのが大変で、この作業で小一時間ほど持っていかれました。
尻尾の先のパーツは花弁の形のパーツなのですが、これと近くに並んでいた赤玉パーツを見た瞬間、ぱっと狂蠍の尻尾が思い浮かんでしまい、作った次第です。
本物はもっと暗かったりとげとげしてますが、あんまりとげとげしいと触れないですし、ペンダントとして身に着けるものなので、せなかに箔など入れて豪華にしてみました。尻尾の和風模様ビーズも、いい具合にオシャレになったと思います。蠍ですが。


狙ってやったわけじゃないのですが、後ろに倒すと「近接攻撃時にハサミを振り上げた時のポーズ」がとれます。かわいい。

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