月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今宵も元気に月風魔!
ワンドロまで一週間となった主催の九曜です。
企画につきましては、以下の記事をお読みの上、ふるってご参加いただけると、主催としては大変嬉しいです。
月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝35周年!祝誕ワンドロ開催のお知らせ
で、諸々(主にMHサンブレイクの体験版)で忙しく気づけば月(風魔)曜日!書き溜めた記事がどれもろくにまとまっていない!!という具合になり、午後六時半現在、こちらの記事を頭から書いている体たらくです。
こんな奴が主催なので、企画についてはほんと、お気軽に参加くださると嬉しいです。どうぞよろしく…。
で、タイトルに戻るのですが、今回は27代目月一家の内情と題しまして、27代目当主月風魔、その兄の嵐童、そしてその周囲の人物について、ざっくりと(筆者の主観込みで)まとめてみようと思いつきました。この思いつきがだいたい10分前です。計画性がなさすぎる。
詳しい話はいつものように、追記からどうぞ。扱う内容が内容ゆえに、ネタバレ含むスクリーンショットなどもありますので、プレイされてから読まれることをおすすめいたします。
そもそも、未プレイの人がこれを読んでも、何もわからない可能性……。
ワンドロまで一週間となった主催の九曜です。
企画につきましては、以下の記事をお読みの上、ふるってご参加いただけると、主催としては大変嬉しいです。
月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝35周年!祝誕ワンドロ開催のお知らせ
で、諸々(主にMHサンブレイクの体験版)で忙しく気づけば月(風魔)曜日!書き溜めた記事がどれもろくにまとまっていない!!という具合になり、午後六時半現在、こちらの記事を頭から書いている体たらくです。
こんな奴が主催なので、企画についてはほんと、お気軽に参加くださると嬉しいです。どうぞよろしく…。
で、タイトルに戻るのですが、今回は27代目月一家の内情と題しまして、27代目当主月風魔、その兄の嵐童、そしてその周囲の人物について、ざっくりと(筆者の主観込みで)まとめてみようと思いつきました。この思いつきがだいたい10分前です。計画性がなさすぎる。
詳しい話はいつものように、追記からどうぞ。扱う内容が内容ゆえに、ネタバレ含むスクリーンショットなどもありますので、プレイされてから読まれることをおすすめいたします。
そもそも、未プレイの人がこれを読んでも、何もわからない可能性……。
兄弟、親子、その関係
この考察に思い至るまでに、実はアーカイブしようとしていた二次創作文の一つ『化猫の婿取』がありますが、ここに貼り付けるとそれだけで3500字ありますので、概要だけご説明。まだ27代が年幼い頃、やさしさに付け込まれ化け猫の怪異に攫われそうになり、それを救おうとする兄と父、という話です。作中では勇敢な兄が魔を退けますが、出すぎた真似をするなと父に叱られ、それでも救いたかったのだ、という心境を吐露するところで終わります。
ここまで読んで、なおかつ原作をプレイした方の中には「どうしてそういう過去話が思いつくのか」と思う方もいるかもしれません。が、私が色々なものを見て回った結果、この話は形になりました。
まず、こちらの石碑。地獄Twitter雪原編はまだまとめていないので、その時にも詳しくお話する予定ですが、どうも26代目、すなわち27代君と嵐童兄上の親(性別は不明)だと思われるのです。
ほかの代、別の兄弟である可能性も考えましたが、「未だかつてない力を持った」という点では嵐童の「歴代最強」という肩書と結びつきますし、「選ばねばならない」という単語も戦場跡で嵐童のいう「此度も選ばれたのは其方のようだな」にリンクします。
ほかの兄弟としては、手長足長になった哀れな兄弟も過去いたようですが、こちらは二人仲良く地獄へ行っていることから、どちらかが「選ばれた」感じは受けません。
次に、見つけるたびにスクショの増えるこの石碑。
歴代最強で当主でない、どう見ても兄上ですし、戦場跡で色々言ううちの「安寧への道は私が拓く」にフォーカスしているあたり、どうも弟を恨んでいる感じを受けません。初代の石碑なんかを見て思うのですが、石碑として残るほどの強い思念である、と解釈するならば、兄上の第一目標は「弟憎し」ではなく「一族の安寧」であるようなのです。
もっと詳しい話は兄上について考えるでまとめていますが、少なくとも、私の視点から見た嵐童兄上は基本的に「いい兄上」であると言えます。戦場跡のあれやこれやは、後ろではやし立ててる邪神のせいな所もあろうと。
これらの事から、私はかつて在ったであろう26代とその息子2人について「理解もあり教育もある、一般的な家庭環境」というものを想像したわけです。先の創作では話の流れ上26代を父親としていますが、もちろん母親であっても同じ形になると思っています。
例えばですが、26代に何か思惑があって意図的に弟を当主にしようとしたなら、石碑に迷いの言葉は書かれていないでしょう。また、兄が何か悪意あって弟を陥れようとしているなら、石碑に一族の安寧なんて事は書いてないと思います。兄も弟も当主として恥じない教育を受けてきており、26代当主は悩み抜いた末に弟を当主とした…というのが、ゲーム開始までの流れに見えます。
ちなみに、当主の役目を果たすという話の考察で書いていますが、26代の悩んでいることが「どちらを当主にするか」というのでなく「どちらを現世に残し、どちらを地獄へやるか」である可能性もあります。この場合であってもやはり、26代としてはどちらも可愛い息子、という葛藤があったのだと思われます。
兄上が27代君の名を呼ばない理由
兄上について考える記事で言い忘れた気がしたので見てきたところ、やはり言い忘れてたので、この機会に書いておくことにします。
兄上は戦場跡で27代君を「其方」と呼びます。風魔、とは言いません。
これについての私の推測は、月風魔は当主ネームであるので、兄上は「弟の当主としての名で呼ぶのを忌避している」といったところです。当主としての名で呼ぶことで、二人の間を隔たったものを実感してしまうのだろうと思っています。
むしろ、かつて兄弟だった頃は、当主としてではない弟本来の名で呼んでいた気さえします。が、27代君が当主となってしまった以上、親しく呼びかける機会もなくなってしまい、迷いの末の「其方」呼びになっているのではないでしょうか。
公式にて真相を明かすことはないと思われますが、私はこの形が一番自然であるような気がするので、いろいろな創作をする上でこれをベースに考えています。
月氏における侍女の立ち位置
最後に、館で27代君の他にいる唯一の人物、侍女について。
絡繰女については、商店・野営の絡繰女のナゾでやっていますが、館の侍女についてはさほど詳しく触れなかったので、こちらについても追記しておきます。
侍女は十三代目が地獄より持ち帰り、およそ500年にわたって一族に仕えている、ということがわかっています。
13代目、27代目の時点で当主に仕えているので、それ以前も当主に仕える侍女だったのでしょう。13~27代目の間には侍女がいたことになるので、21代目である蓮華も顔は知っているような気がしますが、とりたてて特別な会話は発生しません。当主に仕えるという性質上、27代目を「現在の当主」とインプットしているため、蓮華については当主でないという認識なのかもしれません。
そして前にもお話したように、侍女は「当主がどうやって戻ってきたか」がわかるようです。これについて、地獄出身の絡繰女ならではの感知能力とする説と、当主の顔色で察知できるという説を挙げたりしました。
個人の感覚で言うなら、感知能力である(=魂の循環などが見えている)説を主軸に論じたいもありますが、もしこれが顔色を見て発言できているのなら、すごい学習能力だと思います。
500年かけて人の世で触れ合ううちに、その機微を細かに読み取ることができるようになったのであれば、26代目が「命令」として息子らの子守をさせ、仲良く遊んでやっていた過去があるかもしれません。そういう「月一族の一員としての侍女」というのも、なかなかどうして良いと思ったりします。
この考察に思い至るまでに、実はアーカイブしようとしていた二次創作文の一つ『化猫の婿取』がありますが、ここに貼り付けるとそれだけで3500字ありますので、概要だけご説明。まだ27代が年幼い頃、やさしさに付け込まれ化け猫の怪異に攫われそうになり、それを救おうとする兄と父、という話です。作中では勇敢な兄が魔を退けますが、出すぎた真似をするなと父に叱られ、それでも救いたかったのだ、という心境を吐露するところで終わります。
ここまで読んで、なおかつ原作をプレイした方の中には「どうしてそういう過去話が思いつくのか」と思う方もいるかもしれません。が、私が色々なものを見て回った結果、この話は形になりました。
まず、こちらの石碑。地獄Twitter雪原編はまだまとめていないので、その時にも詳しくお話する予定ですが、どうも26代目、すなわち27代君と嵐童兄上の親(性別は不明)だと思われるのです。
ほかの代、別の兄弟である可能性も考えましたが、「未だかつてない力を持った」という点では嵐童の「歴代最強」という肩書と結びつきますし、「選ばねばならない」という単語も戦場跡で嵐童のいう「此度も選ばれたのは其方のようだな」にリンクします。
ほかの兄弟としては、手長足長になった哀れな兄弟も過去いたようですが、こちらは二人仲良く地獄へ行っていることから、どちらかが「選ばれた」感じは受けません。
次に、見つけるたびにスクショの増えるこの石碑。
歴代最強で当主でない、どう見ても兄上ですし、戦場跡で色々言ううちの「安寧への道は私が拓く」にフォーカスしているあたり、どうも弟を恨んでいる感じを受けません。初代の石碑なんかを見て思うのですが、石碑として残るほどの強い思念である、と解釈するならば、兄上の第一目標は「弟憎し」ではなく「一族の安寧」であるようなのです。
もっと詳しい話は兄上について考えるでまとめていますが、少なくとも、私の視点から見た嵐童兄上は基本的に「いい兄上」であると言えます。戦場跡のあれやこれやは、後ろではやし立ててる邪神のせいな所もあろうと。
これらの事から、私はかつて在ったであろう26代とその息子2人について「理解もあり教育もある、一般的な家庭環境」というものを想像したわけです。先の創作では話の流れ上26代を父親としていますが、もちろん母親であっても同じ形になると思っています。
例えばですが、26代に何か思惑があって意図的に弟を当主にしようとしたなら、石碑に迷いの言葉は書かれていないでしょう。また、兄が何か悪意あって弟を陥れようとしているなら、石碑に一族の安寧なんて事は書いてないと思います。兄も弟も当主として恥じない教育を受けてきており、26代当主は悩み抜いた末に弟を当主とした…というのが、ゲーム開始までの流れに見えます。
ちなみに、当主の役目を果たすという話の考察で書いていますが、26代の悩んでいることが「どちらを当主にするか」というのでなく「どちらを現世に残し、どちらを地獄へやるか」である可能性もあります。この場合であってもやはり、26代としてはどちらも可愛い息子、という葛藤があったのだと思われます。
兄上が27代君の名を呼ばない理由
兄上について考える記事で言い忘れた気がしたので見てきたところ、やはり言い忘れてたので、この機会に書いておくことにします。
兄上は戦場跡で27代君を「其方」と呼びます。風魔、とは言いません。
これについての私の推測は、月風魔は当主ネームであるので、兄上は「弟の当主としての名で呼ぶのを忌避している」といったところです。当主としての名で呼ぶことで、二人の間を隔たったものを実感してしまうのだろうと思っています。
むしろ、かつて兄弟だった頃は、当主としてではない弟本来の名で呼んでいた気さえします。が、27代君が当主となってしまった以上、親しく呼びかける機会もなくなってしまい、迷いの末の「其方」呼びになっているのではないでしょうか。
公式にて真相を明かすことはないと思われますが、私はこの形が一番自然であるような気がするので、いろいろな創作をする上でこれをベースに考えています。
月氏における侍女の立ち位置
最後に、館で27代君の他にいる唯一の人物、侍女について。
絡繰女については、商店・野営の絡繰女のナゾでやっていますが、館の侍女についてはさほど詳しく触れなかったので、こちらについても追記しておきます。
侍女は十三代目が地獄より持ち帰り、およそ500年にわたって一族に仕えている、ということがわかっています。
13代目、27代目の時点で当主に仕えているので、それ以前も当主に仕える侍女だったのでしょう。13~27代目の間には侍女がいたことになるので、21代目である蓮華も顔は知っているような気がしますが、とりたてて特別な会話は発生しません。当主に仕えるという性質上、27代目を「現在の当主」とインプットしているため、蓮華については当主でないという認識なのかもしれません。
そして前にもお話したように、侍女は「当主がどうやって戻ってきたか」がわかるようです。これについて、地獄出身の絡繰女ならではの感知能力とする説と、当主の顔色で察知できるという説を挙げたりしました。
個人の感覚で言うなら、感知能力である(=魂の循環などが見えている)説を主軸に論じたいもありますが、もしこれが顔色を見て発言できているのなら、すごい学習能力だと思います。
500年かけて人の世で触れ合ううちに、その機微を細かに読み取ることができるようになったのであれば、26代目が「命令」として息子らの子守をさせ、仲良く遊んでやっていた過去があるかもしれません。そういう「月一族の一員としての侍女」というのも、なかなかどうして良いと思ったりします。
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