月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。九曜です。
夏真っ盛り、TVでは納涼の怪談特集なども盛んですので、本日は二度目の「本当は怖い月風魔伝」をやろうと思い、ネタを掘り出してきました。
今回もそこまで怖いものでもないと思いますが、興味のある方はごゆるりとお楽しみください。
夏真っ盛り、TVでは納涼の怪談特集なども盛んですので、本日は二度目の「本当は怖い月風魔伝」をやろうと思い、ネタを掘り出してきました。
今回もそこまで怖いものでもないと思いますが、興味のある方はごゆるりとお楽しみください。
魔の四島には、アクションステージとなる各所に鳥居が建っています。
この鳥居の出所、気になりませんか?
和ホラーなゲームということでそれらしい目印、と言ってしまうのは簡単ですが、今回は真面目に考えてみたいと思います。
気になるのが「あの鳥居は島に以前からあったものなのか、それとも龍骨鬼の軍勢が支配してから建てたのか」ということです。
これについて、私はふたつの仮説を立てました。
1.鳥居は以前からあり、龍骨鬼の軍勢は後から入ってきた
これはRPGの考察などにある「ダンジョン内の魔法陣」の考察に似ています。
元々そこに神聖なものがあり(鳥居は生命の象徴であり、元々は神聖なシンボルです)後から棲みついた魔物がそこを避ける…という状況です。
ただ「月風魔伝」の場合は、少し状況が違います。
敵が基本的に「鳥居にはさまれた内側」に出現するのです。
本来の意味を尊重するのであれば、鳥居の内側こそ神聖な場所であり、魔物が入れないことになります。
そこで私は、この仮説に対して、追加でこういう仮説Aを立てました。
A.鳥居の「内側」に見える部分は、実は「外側」なのでは?
これは道中、シンボルがうろついていない区画に関して、敵が一切出てこないことから推測できます。
ゲームの性質上、プレイヤーはアクションステージこそが「鳥居の内側」と錯覚しているけれど、実はあれは「鳥居の外側」で、風魔が進むマップ上の道こそが「鳥居の内側、安全な場所」なのでは?というものです。
また、普段お話して下さる方から、仮説Bをいただきましたので、こちらも紹介しておきます。
B.魔の島の鳥居は神聖なものでなく、内側に祀られているのは「悪い神」
確かに日本の神社にも、時々「良い神」以外のものが祀られたものがあります。
悪い神の怒りを鎮めるための社などは、その内側が決して神聖とは言い切れません。
魔の四島全体が、元からそういった「疫神」を隔離するための島であったら…?
この考察から導き出される魔の四島の成り立ちは、ゾッとするものがあります。
2.龍骨鬼の軍勢が支配するようになり、後から建てた
さて、ようやく仮説2に入ることができます。
こちらは単純明快、龍骨鬼が軍を配置する目印として、鳥居(のようなもの)を設置した、というものです。
これなら、鳥居を挟んだ土地に魔物が密集している理由も、先の説よりは理解しやすいと思います。
ただしこのことについても、疑問が残ります。
なぜ龍骨鬼の軍勢が、目印として「鳥居」を選んだのか、です。
こちらについても、仮設2A、2Bの二通りを考えてみます。
2A.鳥居自体に「境界」の意味がある
神社の入り口の鳥居は、それこそ単なる飾りではありません。境内と外を区切る「境界」の役目をしています。
また、道端にもし鳥居のマークが描かれていたら、そこは霊道だという話も聞いたことがあります。
地獄の住人たちはそれを知っていて、わかりやすい目印として採用したのかもしれません。
2B.見様見真似で「鳥居のようなモノ」を作った
こちらは地獄の住人が、鳥居の意味を知らなかった場合の考察です。
風魔の行く手を阻む敵には、おおよそ知力のないような生き物も多数見られます。
そういった者たちには、鳥居の持つ「境界」という意味がわからない者もいるかもしれません。
そんなわけで、風魔君たちの生活圏(風魔君が魔の島まで小舟を漕いで来たのと、兄者が殺されるまでは恐らく統治してた場所にいたと思われるため、初回の龍骨鬼による襲撃は魔の島の外の世界に向けて行われたと推測されます)に存在している、神社の鳥居をモチーフにしたのでしょう。
気になるのは、どうして「神社の鳥居」をモチーフにしたか、なのですが…
ここで、ゲームブック月風魔伝「魔暦元年の戦い」のプロローグと組み合わせることで、一つの「怖い結論」が見えてきます(ようやく意味怖らしくなってきました!)
「魔暦元年の戦い」で、風魔が兄たちと落ち合う予定の場所は(確か)神社だったと思います。
まる一昼夜過ぎて駆け付けた風魔は、そこで兄たちが殺される場面に遭遇します。
龍骨鬼からしてみれば、邪魔な月氏一族三兄弟のうち二人を倒し、波動剣も全て奪ったことで、世界の掌握は叶ったりと思ったことでしょう。
魔の島の「鳥居」が、月氏三兄弟の二人を殺したシンボルとして、設置されていたとしたら…?
つまり、龍骨鬼の軍にとってあれは「月氏一族の二人を討った名誉の証」として、各地に配置されているのだ、と推測できます。
もしそうであれば、風魔君は道中、ひどく心が痛んだのでは…というのも考えられます。
それも含めて、龍骨鬼側の「策」であれば…それもまた、ゾッとするものがあります。
この鳥居の出所、気になりませんか?
和ホラーなゲームということでそれらしい目印、と言ってしまうのは簡単ですが、今回は真面目に考えてみたいと思います。
気になるのが「あの鳥居は島に以前からあったものなのか、それとも龍骨鬼の軍勢が支配してから建てたのか」ということです。
これについて、私はふたつの仮説を立てました。
1.鳥居は以前からあり、龍骨鬼の軍勢は後から入ってきた
これはRPGの考察などにある「ダンジョン内の魔法陣」の考察に似ています。
元々そこに神聖なものがあり(鳥居は生命の象徴であり、元々は神聖なシンボルです)後から棲みついた魔物がそこを避ける…という状況です。
ただ「月風魔伝」の場合は、少し状況が違います。
敵が基本的に「鳥居にはさまれた内側」に出現するのです。
本来の意味を尊重するのであれば、鳥居の内側こそ神聖な場所であり、魔物が入れないことになります。
そこで私は、この仮説に対して、追加でこういう仮説Aを立てました。
A.鳥居の「内側」に見える部分は、実は「外側」なのでは?
これは道中、シンボルがうろついていない区画に関して、敵が一切出てこないことから推測できます。
ゲームの性質上、プレイヤーはアクションステージこそが「鳥居の内側」と錯覚しているけれど、実はあれは「鳥居の外側」で、風魔が進むマップ上の道こそが「鳥居の内側、安全な場所」なのでは?というものです。
また、普段お話して下さる方から、仮説Bをいただきましたので、こちらも紹介しておきます。
B.魔の島の鳥居は神聖なものでなく、内側に祀られているのは「悪い神」
確かに日本の神社にも、時々「良い神」以外のものが祀られたものがあります。
悪い神の怒りを鎮めるための社などは、その内側が決して神聖とは言い切れません。
魔の四島全体が、元からそういった「疫神」を隔離するための島であったら…?
この考察から導き出される魔の四島の成り立ちは、ゾッとするものがあります。
2.龍骨鬼の軍勢が支配するようになり、後から建てた
さて、ようやく仮説2に入ることができます。
こちらは単純明快、龍骨鬼が軍を配置する目印として、鳥居(のようなもの)を設置した、というものです。
これなら、鳥居を挟んだ土地に魔物が密集している理由も、先の説よりは理解しやすいと思います。
ただしこのことについても、疑問が残ります。
なぜ龍骨鬼の軍勢が、目印として「鳥居」を選んだのか、です。
こちらについても、仮設2A、2Bの二通りを考えてみます。
2A.鳥居自体に「境界」の意味がある
神社の入り口の鳥居は、それこそ単なる飾りではありません。境内と外を区切る「境界」の役目をしています。
また、道端にもし鳥居のマークが描かれていたら、そこは霊道だという話も聞いたことがあります。
地獄の住人たちはそれを知っていて、わかりやすい目印として採用したのかもしれません。
2B.見様見真似で「鳥居のようなモノ」を作った
こちらは地獄の住人が、鳥居の意味を知らなかった場合の考察です。
風魔の行く手を阻む敵には、おおよそ知力のないような生き物も多数見られます。
そういった者たちには、鳥居の持つ「境界」という意味がわからない者もいるかもしれません。
そんなわけで、風魔君たちの生活圏(風魔君が魔の島まで小舟を漕いで来たのと、兄者が殺されるまでは恐らく統治してた場所にいたと思われるため、初回の龍骨鬼による襲撃は魔の島の外の世界に向けて行われたと推測されます)に存在している、神社の鳥居をモチーフにしたのでしょう。
気になるのは、どうして「神社の鳥居」をモチーフにしたか、なのですが…
ここで、ゲームブック月風魔伝「魔暦元年の戦い」のプロローグと組み合わせることで、一つの「怖い結論」が見えてきます(ようやく意味怖らしくなってきました!)
「魔暦元年の戦い」で、風魔が兄たちと落ち合う予定の場所は(確か)神社だったと思います。
まる一昼夜過ぎて駆け付けた風魔は、そこで兄たちが殺される場面に遭遇します。
龍骨鬼からしてみれば、邪魔な月氏一族三兄弟のうち二人を倒し、波動剣も全て奪ったことで、世界の掌握は叶ったりと思ったことでしょう。
魔の島の「鳥居」が、月氏三兄弟の二人を殺したシンボルとして、設置されていたとしたら…?
つまり、龍骨鬼の軍にとってあれは「月氏一族の二人を討った名誉の証」として、各地に配置されているのだ、と推測できます。
もしそうであれば、風魔君は道中、ひどく心が痛んだのでは…というのも考えられます。
それも含めて、龍骨鬼側の「策」であれば…それもまた、ゾッとするものがあります。
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