月ノ下、風ノ調 - 地獄観光ツアー 辺獄の忌地編 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今宵も元気に月風魔!
検証用の無強化データで、地獄をぐるぐるしている九曜です。

強化をリセットできないため、検証が必要なデータは何の解放もせず活性化のみという形をとっているのですが、とある検証中に色々気づきがあったので、今回はその話も含めて「観光ツアー」というノリの読み物を作ってみました。
忌地の観光スポットだとかいろいろご紹介してますので、たまにはのんびり散策気分で地獄へ赴いてみてはいかがでしょうか。

作品の表現上、かなりの確率で画像内にご遺体が現れるので、本ゲームを未プレイの方や心臓の弱い方は、ご用心くださるようお願いします。




観光スポット紹介

1.大吊り橋

鳥居を抜けてすぐ、大吊り橋が現れます。ここから、注連縄に封印されてもぞもぞしている起き抜けの龍骨鬼を臨むことができます。
空は荒天ですが、広く遠景を拝むことができ、たいへん解放感が……いや何か橋以外のものも吊り下がっていますね……。
数本、縄が切れてはいますが、突然落ちたりはしません。むしろこの上で当主がMAXまで鍛えた衝脚をしても、ビクともしないほど頑丈です。魍魎たちも橋の手前で引き返していったりするので、ここに当主を放置しておくことも可能……なのでしょうか。とりあえず、のんびりできるポイントには間違いありません。

2.割れ観音

大吊り橋の先には、顔が割れて半分だけ転がっている仏像があります。頭髪が螺髪なのでとりあえず暫定的に割れ「観音」と呼んでいますが、観音なのか菩薩なのか不明です。
画像を見たTwitterのフォロワーさん曰く「泣いているようにも見える」とのことで、この先待ち受ける魍魎の手強さや、地獄の過酷さを感じさせます。
ちなみにこの割れ観音に気づいたのは、つい最近です。330時間も遊んでいたのに、いったい毎周どこを見ていたのか。

3.鬼地蔵

必ずではありませんが、稀に地上部分にこの「鬼地蔵」がいます。角の生えた頭に、痩せこけて肋骨の見える胸元、座禅を組んでいる等の特徴から、鬼の即身仏にも見えます。角が先天的なものなのか、後天的なものであるのかは不明です。
風車が供えられていることから、水子あるいは子どもの供養に関連する何かなのかもしれません。沖縄にはカジマヤーユーエー(風車祝い)という風習もあるそうですが、どちらかというと地蔵に風車をお供えする、恐山的なものを感じます。


ミニサイズの鬼地蔵が、ほかの碑に紛れていることもあり、墓地に紛れているお地蔵様感があります。
あとこの墓地群、いちばん右側の碑なのですが、胴体の拝んでいる手が中央にありながら、頭にあたる丸い部分が二つあるように見えます。鬼地蔵も頭に角の生えた異形というなら、こちらも異形の地蔵なのでしょうか。

4.集落跡地

地表にあたる部分には、集落跡地が立ち並びます。派手に壊されている上、あちこち矢が突き刺さっていることから、骸骨剣士や骸骨弓士、鬼などの襲撃を受けたのだと思われます。


井戸にもなんかぶら下がっています。
こちらは井戸本体はもちろん、覆いが壊されていないだとか、釣瓶がそのままになっているのがむしろ気になります。よく見ると(あまり見たくありませんが…)首を吊っている縄は井戸の滑車でなく、屋根に括られているようであるのも謎です。
もっとも、井戸に毒を入れるという非人道的戦術が古来からあるようですから、井戸に死体を吊るして使えなくさせ、水を断たせる…という、地獄側の非人道的手段の痕跡なのかもしれません。


道端にはもう読めないほど古びた道標が、役目薄れてなおも立っています。
解像度を上げて拡大しても、ちょっと内容が読める感じではなかったので、雨風に晒されてかなり朽ちているのでしょう。


道のところどころに、柵が張り巡らされています。
Twitterにて「地獄はサイドビューだけど、アリの巣観察キットみたいになっているの?」と喋っていたフォロワーさんがおられたので、この柵の存在や遠景の見える道程を考えると「奥側が崖、手前側(プレイヤーの見ている側)は実際には壁」というのが、自然なようにも思えます。落ちてしまわないための柵だったり、遠く目下に龍骨鬼の見える景色だったりするのでしょう。


疑問点としてこの柵、地表部分の集落跡地だけでなく、潜っていった先にも要所に見られます。
つまり、ここに柵を建てた誰かがいるわけですが……こんなところにまで潜ってくるとなると、やはり地獄を監視する月氏なのでしょうか。それとも、地獄側にここに柵を建てるような知能を持つ魍魎がいるのでしょうか。
柵の縄のかけ方などがかなり雑なので、人の手でないと言われたらそうにも見えます。真相解明が待たれる…というほどの要素ではありませんが、気になるポイントです。

5.商店

集落跡地も地獄内部も、魍魎が闊歩し息つく暇もありませんが、商店は別です。
絡繰女二人と、三種の武器が出迎えてくれます。ここには三つ目首等、自在に宙を飛び回る魍魎すら入ってくることがなく、安全が保たれています。
壁にはひびが入り、屋根瓦が崩れてものすごいことになっていますが、千年前の商店もまあまあぼろ家だったので、商売できているだけ良いといった感じでしょう。


参考までに『月風魔伝』の商店がこちらです。割れ落ちた屋根瓦、破けた暖簾や提灯など、ぼろ家で商売しているということが伺えます。


ちなみに、忌地の商店はかなり外れの方にあるようです。三つ目首などが飛んでこないのは、この立地のおかげもあるかもしれません。

6.針山

刺さると痛い針山です。既に先人が何人か落ちて絶命しているのが見えます。
今回の撮影では見られなかったのですが、稀に「針山部屋」とも言うべき、針山のみで形成された密室を目撃することもあります。地獄での苦しみの代表格でもありますから、罪の重い者はそういう部屋に有無を言わさず放り込まれるのでしょうか。そう考えると、やはりここは地獄…と痛感します(地獄です)

7.辺獄温泉「忌地の湯」

見やすいタイミングで撮影したので、湯気の出ているのが見えない&いらない所まで見やすくて若干えぐい感じですが、辺獄や断崖にはお湯溜まりがあります。その一発アウトな雰囲気溢れる見た目に反して、炎上を一瞬で鎮火してくれるお助け地形だったりします。
ウッカリ足元さえ見なければ、案外「いい湯だな……なのかもしれません。

8.謎の屋敷

忌地の遠景には、大きな屋敷が見えます。
鳥居が建っているので月氏の屋敷かな?とも思うのですが、屋根の一部が剥がれていますし、庭の感じや建物の数などが明らかに違います。


ただ、月氏の館は正面が横向きで見えないものの、宝物殿の入り口の造りから考えて、同じような形状をしている=同一の建物である可能性があります。
どういうことかというと、月氏の館の本来の姿は朽ちた館である、あるいは逆に美しい館を幻術などでみすぼらしく見せている、ということも考えうるわけです。
前者の場合は、館が地獄行脚の際にだけ見せる仮の姿であるとか、当主には館が美しく安らげる場所であるように、内部に幻術などかけられているといったことが考えられます。後者の場合は、地獄の手勢からの防衛のためでしょう。豊かな水が流れる美しい地では、人がいることがバレるわけですから、あえて無人の屋敷を装い隠れているといった形です。


その可能性を強めるものとして、屋敷の近くに龍骨鬼のいる地獄の大穴が見えます。この謎の屋敷、忌地の近隣にあることは確かです。
とはいえ、この屋敷が月氏の館である確証は何もないので、かつて狂鬼島に人の栄えた跡、ととることもできるでしょう。

9.龍骨鬼と封印の注連縄

さて、ようやく龍骨鬼です。吊り橋のあたりからもう見えていますが、地獄内部でもいい感じの場所だと、遠景の龍骨鬼が見えたりします。


気になるポイントとして、龍骨鬼の居場所に到達すると、背景の注連縄がすべて切れている場面に出くわします。
先の画像と比べて頂ければわかるのですが、忌地で遠くから見ている時には、注連縄はぐるりと回されており、切れてはいません。それが龍骨鬼の居場所に来ると、注連縄がブツブツと複数個所切れて落ちているのです。
龍骨鬼が地面からぐわっと出てきた衝撃で切れたのでは…と言いたいのですが、龍骨鬼が出現するまでの区間で既に背景の注連縄は切れているので、当主が鳥居をくぐったタイミングで切れていると思われます。
これが偶然そのタイミングなのか、鳥居をくぐることに何か意味があったのか、そのあたりはさらなる情報が待たれます。


龍骨鬼の居場所まで到達しましたので、本日の忌地観光ツアーはここまでとなります。
全ステージ網羅する予定は今のところありませんが、反響があれば他のステージもやりたいと思います。

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