月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う・その49 千年後の世界の波動剣 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。

今週末にワンドロを控え、皆様の構想時間を奪っても大変ですので、今日はTwitterでちょっと喋っていた話のまとめです。
記事自体はかなり短くまとまりましたが、内容的にはかなり重要なところに目を付けている(気がする)ので、世界観の考察話を聞きたい方はぜひどうぞ。
あ、ネタバレを多大に含みますので、未プレイの方、未クリアの方は自分のネタバレ耐性とご相談の上、読むかどうか判断いただけると幸いです。



おさらい~波動剣とは?
まず、大前提となる「波動剣」がどういうものかをおさらいしておきましょう。UMの設定資料では波動剣についての情報がないので、原作風魔伝の攻略本などの説明をざっくり抜き出すと、次のような特徴を持っているようです。

・月氏一族に代々伝わる家宝の剣
・平時は1本ずつに分けられており、3本集めると大念動波が使える
・使い手に強靭な精神力が必要とされる
・使い方次第で世界が滅ぶ

こんな具合です。
月氏以外ではまともに扱えないのか、龍骨鬼はこれらを奪い三魔神に分け与えたものの、三魔神が集まって大念動波剣ができあがっていたり、波動剣を使って攻撃してくるといったことはありませんでした。精神力以前の問題かもしれませんが、やはり使い手を選ぶ剣のようです。
また、作中では三本取り戻すと、大念動波で攻撃できる大念動波剣として扱うことができますが、強靭な精神力を波動に変えているにも関わらず、ほぼクールタイムなしで波動を撃ちまくれます。風魔君の精神力はもうアルミ合金とかダイヤ並かもしれない。


戦場跡の剣は「波動剣」なのか?
さて、本題です。戦場跡で初代月風魔が地面に突き立てている、あの剣は「波動剣」なのでしょうか?
原作風魔伝と新作風魔伝の繋がりをよく知る皆さまは「筆者は考察しすぎて気でもふれたのか」とお思いでしょうが、もう一度よーく考えてみてください。新作風魔伝をプレイされた皆さんは、あれを口々に「波動剣」と言いますが、あれが「大念動波剣」である可能性はないでしょうか?

根拠1.ほかの波動剣がどこにもない
根拠のひとつとして、館における波動剣の行方が知れないことが挙げられます。
千年も経てばそんな事ぐらいあるだろう、と断じることもできますが、あの三振りの波動剣は「月一族の家宝」です。初代より前の祖先から代々受け継がれ、初代月風魔が龍骨鬼配下から死に物狂いで取り戻した宝剣が、館にも宝物殿にも一切見えない(実装前というだけかもしれないので、実装されたらこの発言は撤回されます)というのは、おかしな話です。

仮に戦場跡にあるのが波動剣とすれば、残りの二本あるいは一本が館にあっていいと思うのですが、それがどこにも出てこないということは、相応の理由があると思われます。
よって、初代月風魔が持っているあの剣は「既に三本揃って一本の大念動波剣となったもの」と推測できます。

根拠2.天ツ襲来で「此岸の終焉」
あの剣が大念動波剣であれば「世界が滅ぶ」レベルのエネルギーで古宮都を封印していることになるわけですが、これについても作中でそれらしき説明があります。


クリア後二周目以降、古宮都で見られる天ツのTipsです。
ちゃんと読むと「此岸(この世)の終焉」という恐ろしいことが書いてあります。凡人~熟練者まではただの柔らかいタコですが、STEAMでの討伐実績にも「邪神」という表現のある通り、天ツの能力はそれほどなのでしょう。
となると、封印するにも相応のパワーが必要です。目には目を方式で、世界破滅レベルの邪神を世界破滅レベルの大念動波剣で封じていると考えれば、合点の行く気がします。

以上二つの根拠から、初代が戦場跡で突き立てているあの剣は「大念動波剣」なのではないか?という可能性があります。
平時は三つに分けて保管する波動剣が、大念動波剣のままあの場所に持ち込まれたとすると、初代の風魔君は龍骨鬼討伐後すぐ、地獄へ乗り込み行方不明になった、という可能性もあることでしょう。
新作風魔伝では「龍骨鬼が目覚めた」のが黄泉下りの発端となっていますが、千年前にも同じことが起きて、初代の風魔君は原因を探るため、大念動波剣を携え地獄へ向かったのかもしれません。

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