月ノ下、風ノ調 - 地獄Twitter漫遊記~遊郭編 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。

先週ブログを書きに来ようとしたところ、ブログの表示がなんだかおかしく、サービス全体で障害が起きていたようです。
やむなく一週飛ばしとなりましたが、今回は夢幻の遊郭の石碑をやっていきたいと思います。

考察をする上で、石碑は重要な情報をとてもたくさん含んでいるので、提示する機会も多くあります。
そのたびに「この場所の石碑考察まだやってないな…」と思う機会が結構増えてきたので、年内には城塞も含めてすべての石碑を網羅したいな、と思います。
Twitterがいつの間にかXになってしまったので、いい加減終わらせねばというのもあり…。

ちなみに、遊郭には物語の核心となりそうな、超重要な石碑が存在します。
シナリオ面のネタバレを避けたい方は、追記を読む前にぜひ遊ばれることをおすすめします。






石碑考察:「ついに私たちが一族の実権を…」
人物:月氏一族(当主?/女性)
時期:アフター魔暦

最近では此岸の治安を考える考察の時に出しましたが、その前の考察でも何度かお目にかけている石碑ですね。
なんとも過激な言葉が書かれていますが、酒のみ当主やら女好き当主が続き、月氏の女性たちはその都度、虐げられてきたのかもしれません。
実権を握った、とあるので当主になったのかもしれませんが、プレイアブルである蓮華の世間評とは噛みあわないので、仮に女当主だとしても別の代の女性でしょう。

27代目が男の兄弟であること、また雪原にある26代の石碑を見るに、女当主による政権が長く続き、近代まで立場が逆転し続けてきたということはなさそうです。蓮華は21代ですので、仮にその前の20代から女当主が続いたとすると24、5代目ぐらいでそういった派閥も落ち着いたのかもしれません。あるいは、蓮華が地獄で行方不明になった時点で、男当主に戻された可能性もあります。


石碑考察:「千年の間。来タる弱き者どもを…」
人物:魑魅魍魎
時期:ビフォア魔暦~魔暦元年?

貴重な魑魅魍魎の石碑です。
どうやら、666人を食べた時点で言葉を覚えたようですが、6666人を食べれば「人になれるダろうか」…この魍魎、人になりたがってらっしゃる?
魑魅魍魎といえば、人を見ればなりふり構わず襲い掛かるイメージですし、実際この魍魎も666人完食済みのわんぱく魍魎ですが、人になれるだろうか、という一文にちょっと親しみを感じます。


この魍魎が誰なのか気になったので、とりあえず遊郭のボス土蜘蛛を見てみました。
一九九〇の女郎の怨念」と数字があったためカン違いしていたのですが、どうやら土蜘蛛が女郎を1990人食べたのではなく、単純にそこにいる蜘蛛に女郎の怨念がたくさん宿り、その後いろんなものを食べだしたようです。石碑の魍魎は、土蜘蛛ではないのかもしれません。
魍魎が何を食べるのかはあまり明らかにされていませんが、原作風魔伝の門番の鬼などは言葉を喋ったりしていたので、案外、普通の鬼が食事チャレンジに励んでいるのかもしれません。

ほかに気になるのは「千年の間」という部分です。石碑の生成時点がいつなのかわかりませんが、最近のものであれば魑魅魍魎が食事チャレンジを開始したのは魔暦元年頃になります。もっと前のものだとしたら、龍骨鬼一度目おはよう前、ビフォア魔暦です。
そんなころから千年も生きているというのは、魑魅魍魎がいくら死者の国の住人としても、よほど長生き(生き…?)な種族と思われます。案外、普通の鬼とかではないのかも…。
また、千年の間に666人の一般人(または月氏?)と邂逅していることから、石碑そのものは遊郭に生成されていますが、もっと浅い層、泥棒や諜報係などが来られるような場所の魑魅魍魎であるのかもしれません。


石碑考察:「長きに渡る一族の責務。…」
人物:月嵐童
時期:つい最近

はい、これ兄上です。なんと石碑に存在するのです。
偶然この石碑を見た直後に、戦場跡であのイベントに遭遇する場合もあるので、その場合は大混乱間違いなしでしょう。
これが兄上だと断定できる判断材料は「歴代最強」「当主にあらず」の部分です。


魍魎絵巻の兄上はライティングに悪意を感じるし、兄上はそもそも魍魎ではないので、あえてローディング画面のほうを資料に持ってきました。
歴代最高の実力を持ち合わせるも、それとなるは叶わず。」とあり、歴代最強でありながら当主になれなかったことがわかります。なのでこの石碑は兄上です。

兄上について考える記事から長らくずっと喋っていますが、歴代最強で当主になれなかった身なのに石碑で弟への恨み言は一切書かれておらず、「安寧への道は私が拓く」つまり異変を自分が食い止める覚悟で地獄へ来たことがわかります。
相応の名声が欲しかったのかと言われたらそれまでですが、本来こういうのは当主の仕事です。兄上がこれを成し遂げていれば、弟の27代君は地獄で危険な目に遭わなくて済むわけです。
最終的に兄上は弱ったところを天ツパワーに乗っ取られてしまいますが、「先へ行かせたくなかった」のは、相応の理由あってのもののようにも感じます。

せっかくなので「歴代最強」の検証への記事リンクも貼っておきます。
これを読むと「歴代最強」がいかに強いか、おわかりいただけると思います。


石碑考察:「魑魅魍魎の魂を武具に収め、…」
人物:不明
時期:アフター魔暦

ざっくり訳してみると「魑魅魍魎の魂を武具に吸収させ、それを強化する。とても強い武器があれば、地獄行脚の助けになることだろう。残念なことは、強化が永続しないこと」という具合です。
吸魂による主武器副装備強化のことか、魂の記憶によるスキル解放のことかはちょっとわかりませんが、雪原の石碑の方にスキルツリーと思しき説明があったので、こちらは吸魂強化のような気がします。

ちなみに、地獄のお金と貯蓄の心得の考察で少し触れましたが、地獄内の武器を持ち帰れないという話に関して「そこに置いていく」という仮説を立てていました。
が、この石碑を見るに「持ち帰りはするが、もはや武具として地獄で役に立たない(=廃棄処分される)」という可能性もありそうです。


石碑考察:「一族の者として予言を残す。…」
人物:月氏一族
時期:魔暦元年

さて最後は、大波乱の予感がある石碑の登場です。
千年の時を経て、この地は災厄に見舞われよう。」とあるので、時期は恐らく魔暦元年頃、ちょうど千年前と思われます。
そして「陰なる者・陽なる者」という表現があります。これが曲者なのですが、まずはこの解説からしていきたいと思います。

陰なる者と陽なる者、恐らくは27代月風魔と、兄の月嵐童を指していると思われます。
石碑の時期が寿壊で魔暦元年を指すには、初代は三兄弟のためひとり足りません。陰陽揃って二人、千年というキーワードから考えるに、27代兄弟を指していると言えます。
では、どちらが陰で陽なのか、という所について、諸説あるので両方とも紹介します。

嵐童が陰、27代が陽のパターン
シナリオの流れをそのまま受け取った場合の区分です。嵐童は天ツに乗っ取られ死んだことで歴史から消えていき、27代が天ツを倒し、世界平和をもたらします。
27代は強い陽の気を以て波動剣を手にし、正しい力で天ツを葬る、いわば王道のパターンです。

27代が陰、嵐童が陽のパターン
こちらはベースに当主の役目を果たすという話を敷くと、理解しやすいかもしれません。
月一族の使命が天ツの討伐ではなく地獄の封印である場合、地獄で陰ながら封印の任に就く当主(陰)と、地上を治める存在(陽)が必要となります。26代が苦渋の決断の末、27代君を「陰」として地獄へ送り出し、嵐童には「陽」として地上に残ってもらいたかった、という場合は、この区分の方がしっくりきます。
また、これは別の媒体の話を持ち出すことになるのですが、遊戯王OCGにて月風魔のカードは「」属性です。地獄の魔王を倒す側でありながら、龍骨鬼と同じ属性であると言えます。
月氏そのものが決して輝かしい存在でなかった、との暗喩もありましょうが、魑魅魍魎の塩基情報を取り込んでいるような一族なので、基本属性が陰寄りなのかもしれません。となると、波動剣を引き抜くために呼応する「陰」の気を持つのが27代で、嵐童は「陽」が強すぎて波動剣を引き抜けなかった、ともとらえることができます。

どちらがどちらかという話については以上ですが、重要な点として「陰なる者・陽なる者」が石碑上で挙げられていることにも触れたいです。どちらが欠けても平和はなかった、つまり嵐童も27代君も必要な存在だったことは間違いない、と私は思っています。

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