月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。
前に月風魔伝辞書を再録した時にも言ったのですが、このブログ、遊んだ人にとっては面白い記事が満載?かもしれない反面、遊んでいない人に見せられる記事が悲しいほどにありません。
じゅうぶん遊ばない状態では考察ができませんし、シナリオの根幹に触れるとどうしても説明をしなければいけないので、「遊んでいない人向け考察」はそもそも矛盾が生じてしまって無理なのですが、「遊んでいない人向け解説記事」すら満足に存在していない状態です。
ゲーム好きのSNSで、セールのあるたびしつこく根気よく紹介していることもあり、そろそろ私でも「月並みな紹介記事」ぐらいは書けそうな気がしてきたので、このたび筆を執ってみることにしました。
それでは追記よりご覧ください、九曜による『月風魔伝』および『GetsuFumaDen Undying Moon』の、非常にシンプルな紹介記事です。
前に月風魔伝辞書を再録した時にも言ったのですが、このブログ、遊んだ人にとっては面白い記事が満載?かもしれない反面、遊んでいない人に見せられる記事が悲しいほどにありません。
じゅうぶん遊ばない状態では考察ができませんし、シナリオの根幹に触れるとどうしても説明をしなければいけないので、「遊んでいない人向け考察」はそもそも矛盾が生じてしまって無理なのですが、「遊んでいない人向け解説記事」すら満足に存在していない状態です。
ゲーム好きのSNSで、セールのあるたび
それでは追記よりご覧ください、九曜による『月風魔伝』および『GetsuFumaDen Undying Moon』の、非常にシンプルな紹介記事です。
月風魔伝
魔暦元年、魔王・龍骨鬼が覚醒する。
なぜだ!地獄と化したこの世界!!
救いの者の名を呼べ! “月風魔”!!
『月風魔伝』は、1988年にファミリー・コンピュータのROMカセットとして発売され、2D見下ろしマップRPG+2D横スクロールアクション+3D迷路要素を兼ね備えた、当時としてはハイレベルなアクションゲームです。
現在はROMカセットとファミコン実機または互換機で遊べるほか、『GetsuFumaDen Undying Moon』のデジタルデラックス版におまけとしてついてくるので、STEAMやNintendo Switchなどで遊ぶことができます(Switch版はライトモードにも対応しています)
過去に3DSやWiiU用のバーチャルコンソールも発売されていましたが、現在ダウンロード販売はいずれも終了しています(すでに購入・ダウンロード済の3DS等によるプレイは可能です)
当時の公式の攻略本は「完ペキ攻略本」と「必勝完ペキ本」の2つが出ていますが、現在はいずれもプレミア価格で入手困難のようです。このほか、攻略雑誌に付随の攻略誌などもいくつか出ています。
プレイヤーは龍骨鬼の本拠地である魔の四島を、マップを歩く形で探索し、各所にあるアクションステージや迷路を踏破して、キーアイテムである「波動剣」3本の入手と、魔王龍骨鬼の討伐を目指します。島にはアクションステージ以外に商店や祠、何らかの重要アイテムをくれるポイント等があり、島の各所には関所が設けられているため「鬼面符(通行手形)」も必要になります。このあたり、当時ゴエモンシリーズで人気を博していたKONAMIらしいですね。
特徴として、悪魔城ライクな2D横スクロールアクションステージと、ゴエモンシリーズを彷彿とさせる3D迷路があります。アクションステージはかなり歯応えのある難易度で、残体力に関係なく落下死するポイントが存在します。また3D迷路は非常に迷いやすく、道中で敵なども出現するので、リングワンダリングしているうちに体力が尽きてゲームオーバーになりやすい危険地帯です。魔の四島であれ3D迷路であれ、マッピングに自信のない人は、攻略サイト等を参考にした方が良いでしょう。
FC版のデータはパスワード方式で、ゲームオーバーになった際、再開を選択するとステージ開始前状態でゲームを再開でき、中断すると復活の呪文が聞けます。この復活の呪文はハードを問わず使用できるので、FC版で使った復活の呪文をSwitch版で入力すれば、すぐ続きから遊ぶことも可能です。
3DSやWiiUのVC版では「まるごと保存・復元」に対応しており、STEAMとSwitchのUM同梱版ではセーブ・ロードが任意のタイミングで可能なので、中断したいタイミングでいちいちゲームオーバーにならなくてもよくなり、難易度もかなり下がっています。
世界観はかなり複雑ですが、シナリオの大半はOP時のおつげババが語るのみで、ゲーム内のテキスト情報はかなり少ないです。特に、主人公の月風魔はひとことも喋ることなく、ゲームが淡々と進行していきます。
おつげババの語りによれば、西暦14672年、地獄の魔王・龍骨鬼が目覚め、地上への侵略を始めました。そのとき地上を統治していた月一族の三兄弟は、家宝である「波動剣」を持ち魔王に立ち向かいましたが、三兄弟のうち二人は魔王に殺され、3本の波動剣もすべて奪われてしまいました。ただ一人生き残った三兄弟の末弟風魔が、兄たちの無念を晴らすため、波動剣を取り戻し魔王を倒す旅に出る…という話です。
ゲームとして勇者が魔王を倒す話は多くありますが、状況は劣勢、世界平和のためでなく殺された家族の復讐、というなかなかに変わったシナリオで、公式の取扱説明書によれば月風魔は19歳の末っ子。作中で当人が一言も発しないだけに、そこに込められたものをアレコレ想像してしまいます。
敵勢力が龍骨鬼による地獄軍の侵略なので、登場する敵は地獄をうろついていそうな亡者がメインで、骸骨系の敵、火の玉を吐いてくる化け物が散見されます。龍骨鬼や配下の三魔神もおどろおどろしい見た目をしており、総じて和ホラーな世界観ですが、当時はすべてドットで表現されたゲームだったこともあり、年齢制限など特にかけられていなかったようです。
GetsuFumaDen Undying Moon
当主月風魔、冥府を下る。
『GetsuFumaDen Undying Moon』は、『月風魔伝』の続編にあたるゲームです。2021年5月14日にSTEAM版のアーリーアクセスが開始され、2022年2月10日にNontendo Switch版が発売、7日後れてSTEAM版も製品版へアップデートされ、販売開始となりました。
前作『月風魔伝』にあった見下ろし2Dマップや3D迷路要素はなくなりましたが、2Dアクションステージを主軸に各種要素が補強され、ローグライク方式の純粋なアクションゲームへと進化を遂げました。
残念なことに、パッケージ版は北米でしか販売されておらず、日本国内ではダウンロード販売のみとなっております。攻略本等の発売もなく、ゲーム誌に特集掲載があった程度です。
プレイヤーは拠点となる「月氏の館」から、地獄へ続く鳥居を潜り抜け、最深部を目指します。ステージ毎にボス敵が存在し、ボス敵を倒すと先へ進む鳥居と、月氏の館へ戻る帰還ポイントが示され、さらに進むか引き返すか選択できます。館へ戻ると道中で入手した素材が手に入る代わり、拾った武器やお金、地獄内での強化状態がリセットされます。これにより「先へ進むか、一度戻るか」の駆け引きが生じます。
道中で入手した素材は、武器の開発や強化段階延長、プレイヤーの鍛錬秘伝(パッシブスキル)の習得に利用できます。こちらの強化は地獄内での一時強化と違って保持されるので、基本は「倒せるボスを倒して周回し、素材を集めて武器やプレイヤーを強化して、さらに先へ進む」というプレイングになります。もちろん、アクションゲームの腕に覚えのあるプレイヤーならば、ある程度のラインまでは無強化でも進めることでしょう。死んでしまえばまた館から再出発ですが、周回・強化前提のゲームなので、死んでからリスタートまでがあまりもたつかない作りになっています。
セーブやロードはSTEAM版は「ほとんど直前状態まで保存」されますが、Switch版は「ステージのロード後など、ある一定のタイミング」で保存されるので、セーブ地点から再開する時には両者で少し差があるかもしれません。また中断機能こそありますが、セーブデータを任意の場所に複製する機能がないため、セーブ地点からやり直し、のようなことは基本できないものと思った方が良いでしょう。
初期難易度はアクションゲーム初心者向けの「修練者」と一般向けの「凡人」があり、「凡人」をクリアすることで「強者」「熟練者」「求道者」などのさらなる難易度が解放されていきます。難易度「凡人」であっても、初期状態のプレイヤーは初見の敵であっさり館送りにされがちなので、油断は禁物です。
世界観は、前作『月風魔伝』の1000年後、また龍骨鬼が起きてきたので、月一族の27代当主が地獄の異変を探りに行く、というシナリオです。時を同じくして兄の月嵐童が行方不明になっていますが、当主は当主の責務が優先なので、まず地獄へ行くことになります。兄の行方についてはイベント等で明らかになる部分も多いので、気になった方はぜひプレイして確かめてください。
前作と違い今作ではいくつか27代月風魔にも台詞が用意されていますが、イベント自体は少なく、アクションゲームのテンポを損なわないものとなっています。また地獄内の商店など、前作にあった要素も随所で再現されており、「15600年」という年代設定に関連する要素も盛り込まれているようです。
浮世絵モチーフのグラフィックはリアリティよりも独特の雰囲気が重視されており、登場する敵の多くはやはり、地獄の魑魅魍魎がモチーフとされています。前作同様の和ホラーですが、敵を倒す際などの表現がより鮮明になったことから、レーティングはR17+(CERO-D)となっているので、苦手な方は無理なさいませんよう。
『GetsuFumaDen Undying Moon』単品および、『月風魔伝』同梱のデジタルデラックスエディションは、ニンテンドーストアやSTEAMで買うことができます。
たまに大型セール等で安くなっていたりするので、気になる方はそういったタイミングを待つか、ウィッシュリスト等に入れてみると良いと思われます。
Nintendo Switch版のストアページはこちら
GetsuFumaDen: Undying Moon ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
STEAM版のストアページはこちら
Steam:GetsuFumaDen: Undying Moon
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ゲームを遊んだり、絵を描いたり、色々考えるのが好き。このブログは備忘録として使っています。
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