月ノ下、風ノ調 - 地獄Twitter漫遊記~城塞編 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。
いつもなら年の瀬恒例考察まとめ!というところですが、今回は先に「地獄Twitter」の最終版を出してしまおうと思い立ちました。
この「亜空の城塞」でひととおり終わりですし、なるべく年内に終わらせておきたかったので、まとめ前に入れ込んでしまおうと思います。

なんと2021年、つまり一昨年の9月に始まったこの漫遊記、ついに最終回となります。
いつも通り追記よりネタバレ前提でやっていきますので、よかったらお楽しみください。




石碑考察:亜空の城塞①「世に世に恐ろしき、秘伝の力。…」
人物:月一族当主
時期:アフター魔暦

秘伝といえば、月風魔伝UMにはシステムとして存在する「鍛錬・秘伝」のことでしょう。
この秘伝については、忌地にも関連する石碑が存在します。


曰く、魑魅魍魎の塩基情報から取り出したもので、永続的に一族の能力を強化できるそうです。鍛錬・秘伝の内容にも当てはまっていますね。
恐らくこの二つの石碑の人物については、忌地の人物が先に登場、鍛錬・秘伝が月一族の強化方法として技術確立され、その後城塞の人物が改めて秘伝のパワーソースを知り、驚嘆、畏怖しているということなのでしょう。

ちなみに「先代の創りしの理」の部分から、遺伝子レベルで月氏は人と違う可能性さえ出てきます。月氏が血筋によるものなのか、あるいは能力によって当主が定まるのかという点を過去に考えたことがありますが、本家分家等の枝分かれがあったにしろ、当主を務めるためには月氏の血、ひいては遺伝子が必要なのだろうと推測できます。
なお、初代の風魔君が米俵(60kg相当)をいっぺんに3つ持てたとか、100mを6秒で走っていることに関しては、ちょっと説明がつかないのですが、魑魅魍魎の塩基情報を組み込むことが可能=そもそも初代風魔君の代からただの人ではない、ということが予想されます。


石碑考察:亜空の城塞②「魑魅魍魎とはなんとも不思議な見た目を…」
人物:月一族(当主?)
時期:アフター魔暦

21/8/30のアップデート(亜空の城塞実装)とともに宝物殿と魍魎絵巻が実装されましたが、それの存在を示唆するような石碑です。ち、地産地消?
魍魎絵巻自体は、倒した敵が記録されるゲームシステムのひとつとして組み込まれていますが、こちらは世界観的には「過去に一族の誰かが伝書として残したもの」のようです。
役に立っているかというと、出会わないと表示されなかったり、館でしか確認できなかったりなのでいまひとつ…ゲフンゲフン


ちなみに、双峰にはこんな石碑もあります。
すべてを絵に記すことにした。」と「唯一描けぬ異であった。」の部分が綺麗に対比となっていますね。おそらくはこの2つの石碑、語り手が同一です。後世に役立てるためすべて描こうとしたのに「唯一描けぬ」ものだったとすれば、よほどのものだったと思われます。


石碑考察:亜空の城塞③「私の母は月氏一族であり、…」
人物:月一族当主
時期:アフター魔暦

雪原には「一族の端くれ」と言いつつ地獄に来て怯える当主もいましたが、こちらは来るべくして来た当主といったところでしょう。語り口の勇敢さは初代の風魔君にもひけをとりません。気になるのは「母は月氏一族」「父は異国の者」という点です。
一族当主で母、つまり女性として該当するのは、遊郭で実権を握ったと思しき過激派女当主と、プレイアブルキャラの21代目、蓮華です。女当主がこの2人だけなのか、もっとたくさんいたのかはわかりませんが、石碑の語り手はそのあたりの人物のように感じます。
「異国」については、月風魔伝の世界観がどれほどの規模かにもよりますが、少なくとも月氏の領地外に、自治組織が存在していた裏付けになりそうです。
初代の風魔君は「琉球王国」の出身だそうなので、月一族の拠点がそこにある(かつ、琉球王国が現実でいう沖縄のような島国)とすれば、そこの外から入ってくる人らが「異国の者」にあたる感じでしょうか。

もっと別の方面から考察してみると、月一族自体が単一で巨大なコミュニティを形成しており、本家・分家含めてひとつの自治体を形成できるレベルだった可能性はあります。その場合は「異国」のニュアンスに「月氏でない」という意味が含まれるのかもしれません。先のほうの石碑で考察しましたが、月一族は魑魅魍魎パワーを取り込んでいる半分人離れしてるような人ばかりなので、そうでない者たちは別のコミュニティを独自に形成している…ということも考えられます。


石碑考察:亜空の城塞④「有史以前にもこの世界はあろうと、…」
人物:不明
時期:アフター魔暦?

ちょっと難しい感じの語り口なので、なんとなく学者さん感があります。一族かどうかも語られておらず、地獄には一般人も侵入可能という微妙な根拠から、人物としては不明という括りにしました。


この語り手の言いたいことに関しては、亜空の城塞の説明文として書かれています。また地産地消型石碑だ!
幾万も昔に建てられた」というの、前に考察した時に眉唾という話もすこーしした気がしますが、この石碑で語られていることも含めて考えると、本当に「何万年も前から地獄にある建造物」なのかもしれません。

ところで「再生と終焉」のくだりが私は少し気になっていて、そもそも月風魔伝自体も「天より降りし月が地上を滅ぼした(月氏由来記のあれ)」だとか「寿壊(13600年)に魔縁が来た(月風魔物語のあれ)」みたいな、ちょくちょく滅んでいそうな気配がするので、もしかしたら地獄にあるものはすべて「もともと地上にあったものが、何らかのタイミングで地獄へ追いやられたもの」なのかもしれません。つまり、地上が滅ぶたびに地獄が大開拓されている可能性があります。
とはいえ、このへんは単なる私の想像なので「有史以前から存在していたとおぼしき地獄の移ろい」を単純に考えようとした、というだけの石碑なのかもしれません。


石碑考察:亜空の城塞⑤「地獄の奥底に人が作ったような…」
人物:不明
時期:不明

さて、こちらの石碑で、単なる私の想像に説得力が増してきました。

地獄というものはもっともシンプルに考えると「悪いことをした生者が死後、罰を受けるために行く場所」です。地獄にいるものの多くが、元をただせば現世のもの、ともとることができます。実際、魑魅魍魎の説明にも「地獄に堕ちたものに魑魅魍魎が宿った」パターンが多数見られ、骸骨剣士や骸骨弓士に至っては「戦場で非力な村人を殺していた」という前科持ちです。
この石碑の「過去の文明ごと沈んだ」というのは、「過去の滅んだ文明が、そのままの形で地獄へ落ちて来た」と解釈できないでしょうか。となれば、亜空の城塞は数万年前に滅んだ高度文明が、夢幻の遊郭は取り締まられて地上から失われた遊郭が、そのままの形で地獄へ落ちて来たものであるし、最深部の古宮都なんかは寿壊生まれの最新?のTHE・過去文明と言えましょう。

なお、最後の一文でしっかりフラグが立っていますので、この後の石碑の人物の行方が心配でなりません。遊郭、城塞、戦場跡のどこで語っていたとしても、しっかりフラグ回収されてしまったことでしょう。南無。


さて「地獄Twitter」と称して地獄各所の石碑を巡ってきましたが、現段階で実装されているステージ内の石碑は、これですべてとなります。
本来は実装予定のステージ等がさらにあったと思うのですが、続報がまだ確認されていないため、ひとまずこのシリーズはここで仮じまいとさせていただきたいと思います。
ただ、考察しながら「この石碑をすべて時系列で並べたらどうなるの?」という疑問が湧いてきたりしたので、その点に関しては番外編とか、補考とかで考えてみたいと思います。

来週は年末のご挨拶と、考察まとめの予定です。
誰だ!!駆け込みで考察記事を増やしたのは!!!(わたしです)

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