月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんこんばんは、九曜です。
本日の考察は「魑魅魍魎のルーツ」惜しくも魔物絵巻まで到達できませんでしたが、魍魎のお話ということでひとつ。
原作風魔伝にも新作風魔伝にも、地獄の住人、いわゆる魑魅魍魎がたくさん出てきますが、かれらの姿や特徴は一様ではありません。実に様々な顔ぶれがいるのですが、これらはどうして地獄の住人、魑魅魍魎となってプレイヤーに襲い掛かってくるのでしょうか。
なんだかんだこの視点で考察をしてこなかったので、今宵考えていきたいと思います。
あ、途中の資料関連項目に月風魔伝UMのネタバレ要素が出てくるので、未プレイの方はぜひプレイしてからご覧ください。
本日の考察は「魑魅魍魎のルーツ」惜しくも魔物絵巻まで到達できませんでしたが、魍魎のお話ということでひとつ。
原作風魔伝にも新作風魔伝にも、地獄の住人、いわゆる魑魅魍魎がたくさん出てきますが、かれらの姿や特徴は一様ではありません。実に様々な顔ぶれがいるのですが、これらはどうして地獄の住人、魑魅魍魎となってプレイヤーに襲い掛かってくるのでしょうか。
なんだかんだこの視点で考察をしてこなかったので、今宵考えていきたいと思います。
あ、途中の資料関連項目に月風魔伝UMのネタバレ要素が出てくるので、未プレイの方はぜひプレイしてからご覧ください。
地獄に堕ちる条件は?
魑魅魍魎の多くに共通する点といえば「地獄に堕ちている」ということです。何の理由もなしに地獄行きになるとは考えにくいので、まずこの点を考えてみようと思います。
私の地獄の知識が『月風魔伝』に偏りすぎているので、例によってWikipediaの知恵を借りますと、地獄に堕ちるのは以下のような人だそうです。
・殺生
・盗み
・邪淫
・飲酒(※単に酒を飲んだり売買した者は、この地獄には堕ちない。酒に毒を入れて人殺しをしたり、他人に酒を飲ませて悪事を働くように仕向けたりすることなどが叫喚地獄に堕ちる条件になる。)
・妄語(うそ)
・邪見(仏教の教えとは相容れない考えを説き、また実践する)
・犯持戒人(尼僧・童女などへの強姦)
・父母・阿羅漢(聖者)殺害
(八大地獄 - Wikipediaより一部引用)
このほか、賽の河原という「親より先に死んだ子らの流刑地」もありますが、とりあえずこれらを「地獄行きの条件」と見做しましょう。
Wikipedia内の解説によれば、これらはすべてが独立しているのでなく、上から順番に階層化されているようです。「殺生(いたずらに生き物の命を奪う)」だけであれば等活地獄という一番軽い地獄に、「殺生に加え、盗み」をはたらいたものはその下の黒縄地獄に……というように、下に行くへ従い犯した罪が増えてゆき、「いろんな罪をはたらいたやべーヤツ」扱いとなっていきます。
わかりやすく骸骨剣士の説明文を出しますが、とりあえず第一条件の「殺生」をじゅうぶんに満たしているので、これは地獄行きで間違いありません。
先のページの「等活地獄」の項目に書いてあるのですが、「この中の罪人たちは互いに敵愾心を持ち、鉄の爪で殺し合うという。」ことから、骸骨剣士たちについても、得物の違いはともかく敵愾心に溢れており、寄ってきた者を敵とみなす性質がありそうです。
なお、大百足の元の百足、獅子頭の元の動物など、元が人間でない生き物についてはこれが適用できなさそうですが、人間以外の動物はそもそも畜生道に堕ちていると仮定することで、六道ルート上で地獄行きの要件を満たすことができそうな気もします(裏技みたいですが…)
このへん、調べても調べてもよくわからなかったのですが、生き物も殺生や無念の度合いによって、死後行く世界が変わったりするのでしょうか。はっきりわかる資料があったら…と言いたいところですが、この「地獄論」自体がかなり思想寄りの曖昧なものなので、面白い論が今後出てきたら紹介してみたいなあと思います。
魍魎たちのルーツを探る
次に、魍魎たちの起源を考えてみましょう。
これについては魍魎絵巻の説明などから、3パターンが想定できます。
A.元々人間である
原作風魔伝では髑太や死門、新作風魔伝では狂蠍や三つ目首などがこれに該当します。元は人間だったものの、故あって地獄に堕ち、さまよっている存在です。生前の自我については残っていないものが多いようですが、ゲームブック等で自我が認められるものもあります。
B.元々生き物や無機物である
原作風魔伝の火炎蚕や呪いのお札、新作風魔伝の岩小僧や大百足がこれにあたります。人間や世に恨みを抱いて死んでいったものもありますが、後天的に魍魎に憑依されたものもいるようです。
ちなみに、龍骨鬼について原作風魔伝の攻略本等に「太古の龍骨に邪念が憑依したもの」という解説があるので、龍骨鬼もこのタイプであると推測できます。
C.元々神格である
新作風魔伝の五頭龍や九尾狐狸がこれにあたります。神格としての力をもちながら、何らかの理由があって魑魅魍魎の依代となった哀れな皆さんです。
原作風魔伝には「三魔神」が存在しますが、あちらは元々が「魔神」であるというだけで、「堕ちた神格」であるかどうかは語られていません。
これ以外の魍魎に関しては「元より異形」つまり、生来?地獄の住人であるということが言えそうです。
たとえば双天鬼は元獄卒ですし、沼御前は過去に地獄から里へ出てきて月氏に討たれているので、こういった魍魎は「そもそも化け物として生まれた」と考えられそうです。
不明な点も多いのですが、UMの魍魎について一覧表も作ってみました。
ちょっとショッキングな起源もありますが、地獄にはほんとうに様々な魍魎がいるという参考までに。
兄上は魍魎じゃないので表に入ってないです(断言)
パワーソースあれこれ
魍魎が魍魎たる所以についても考えてみましょう。あんまり考えすぎると「魑魅魍魎の定義とは」的な哲学になるので、ここでは魍魎のパワーソース、エネルギーの源に関して考えてみます。
1.自発的な怨念
恨みつらみから魍魎化したものは、大体これに当たると思います。生前の境遇に恨みを持つもの、何らかを呪いながら息絶えたものなどは、その怨念を力の源とするのだと思われます。
このタイプに属するのは、新作風魔伝では蝉憑や獅子頭など。原作風魔伝の方では、フラれた腹いせに暴れている魚怪魂なんていうのもいました。また間接的ですが、遊女の怨念を食らって長じた土蜘蛛も、これにうっすら当てはまるでしょう。
2.能力の会得
恨みつらみそれ自体を根源とせず、地獄で何らかの能力を後天的に会得したというもの。
詳しく説明のあるもので、これに当てはまる魍魎は三つ目首ぐらいです。修行の末に邪の道を極めたというケース、この他にも存在すると思われます。
3.何らかによる憑依
説明を読んだ体感上、最も多いパターンと思われるのがこの「憑依」です。死蘇鳥や大百足など、本来の生態を大きく超える能力を持つものや、岩小僧・般若蟲など無機物が力を持つものがあり、あの龍骨鬼も憑依により生まれた説があります。
元々が人間である場合も、憑依により力を得ることがあるでしょう。大太郎坊などがいい例です。
4.元々能力のあるもの
こちらは憑依されて堕ちてこそいますが、堕ちる前段階で先天的に能力があったものを別分類としています。
神格である五頭龍などはもちろん、もともと月氏であった可能性のある鎧霊鬼などは、魍魎としての能力のみならず、月氏由来の剣技を用いている可能性があります。
しかし元月氏という説明のある手長足長は、耐久力こそ一級品ですが、手足を使うまるで知性の感じられない戦い方しかできません。兄弟揃って体術の使い手だったりしたのか、あるいは魍魎になったことで戦闘力が落ちてしまったのか……。
蛇足考:地獄のグルメを考える
さて今日はいつもの「番外編」でも「補足」でもなくあえて「蛇足」考となっています。
皆さま、こちらの石碑の存在を覚えておいででしょうか。
忌地のあなた何やってるんですか石碑です。一部界隈ではグルメ当主と評判だとかなんとか。
今回の考察に直接関わるわけではありませんが、せっかく今日は魑魅魍魎の話をしているので、ちょっと喋りたくなったわけです。
さてさて、地獄に食材になりそうな魑魅魍魎はいるんでしょうか?
なんでも食べる国・琉球?
中国の食について「足のついたものは机と椅子以外なんでも食べる」というようなジョークをよく耳にしますし、日本においても「食べられないものを食べようとして、研究するのは日本だけ」という話題がいつぞや挙がっていたので、東洋の食文化には無限の可能性を感じたりします。
風魔君ちの元ネタとなった琉球、つまり沖縄では養豚が盛んで、そちらの方では足や顔など、いろんな部位を食します。一般のスーパーではせいぜい切られたお肉が並ぶぐらいですが、あちらは余すところなく頂く、という印象です。
決して「ゲテモノ食い」ではありませんが、命を無駄にせず頂く、という認識が浸透しているのかもしれません。
話を「魍魎食」に戻します。
ひとくちに魍魎とはいっても、実に多種多様ですので、とりあえず食べられそうなものをいくつか挙げていくことにします。
・魚怪魂
魚介といえば日本人の好物。当人はフラれた腹いせに暴れ回っていますが、琉球王国が未来の日本に属するとしたら、真っ先に試食対象でしょう。ようやく自分を選んでもらえて、良かった良かった…で済めばいいんですが。
・斧闘牛
ミノタウロス系の生き物は、どこまで食べられるのか悩ましいところがあります。
体が人間で頭が牛であれば、可食部は頭部分だけとなるので、作れるのはせいぜいタン塩とかになることでしょう。
一方で、牛ベースの体が人間型に発達しただけであれば、全身食用可能です。こちらの場合、グルメ当主以降の美食家が食べつくしてしまい、UMの時代には絶滅した可能性まであります。嫌だそんな駆逐の仕方…。
・狒狒
地獄では貴重な哺乳類…ですが、ちょっと人間に組成が近すぎるかもしれません。いちおう、中国では珍味として猿の食用例もあるようです。
とはいえ、嗜虐心たっぷりで獰猛、まず食材にするまでがたいへん危険そうですし、下手に手を出さない方が良い気もします。熊などと同じノリでは、とても狩猟?できそうにない化物です。
あとは、中国で食用例のある脳はともかく、全身に目がついているので、可食部となりそうな肉が少なさそう(あるいは、目の開閉のため全身が筋肉質ぽそう)なのもマイナスです。
・狂蠍
最近、食料不足対策としての昆虫食が話題になっていますが、そのラインナップの中に存在するんです、サソリ。
専売自販機でカンヅメが売っていたりもするのですが、正直、そこまで食べたくは………
味は決して悪くないようなので、地獄グルメ当主なら一匹ぐらい食べていそうではあります。でも正直食べたくないなあ…元人間だろうし……。
とりあえず、こんなところを考えてみました。
グルメ当主がどれほどの魍魎を食したのか想像もつきませんが、こうして挙がることから考えて、いろいろなものを味蕾で感じ取ったことでしょう。
今後UM内でコンテンツの更新があるかはわかりませんが、グルメ当主の実装と魍魎食レビューは、少し見てみたくもあります。
魑魅魍魎の多くに共通する点といえば「地獄に堕ちている」ということです。何の理由もなしに地獄行きになるとは考えにくいので、まずこの点を考えてみようと思います。
私の地獄の知識が『月風魔伝』に偏りすぎているので、例によってWikipediaの知恵を借りますと、地獄に堕ちるのは以下のような人だそうです。
・殺生
・盗み
・邪淫
・飲酒(※単に酒を飲んだり売買した者は、この地獄には堕ちない。酒に毒を入れて人殺しをしたり、他人に酒を飲ませて悪事を働くように仕向けたりすることなどが叫喚地獄に堕ちる条件になる。)
・妄語(うそ)
・邪見(仏教の教えとは相容れない考えを説き、また実践する)
・犯持戒人(尼僧・童女などへの強姦)
・父母・阿羅漢(聖者)殺害
(八大地獄 - Wikipediaより一部引用)
このほか、賽の河原という「親より先に死んだ子らの流刑地」もありますが、とりあえずこれらを「地獄行きの条件」と見做しましょう。
Wikipedia内の解説によれば、これらはすべてが独立しているのでなく、上から順番に階層化されているようです。「殺生(いたずらに生き物の命を奪う)」だけであれば等活地獄という一番軽い地獄に、「殺生に加え、盗み」をはたらいたものはその下の黒縄地獄に……というように、下に行くへ従い犯した罪が増えてゆき、「いろんな罪をはたらいたやべーヤツ」扱いとなっていきます。
わかりやすく骸骨剣士の説明文を出しますが、とりあえず第一条件の「殺生」をじゅうぶんに満たしているので、これは地獄行きで間違いありません。
先のページの「等活地獄」の項目に書いてあるのですが、「この中の罪人たちは互いに敵愾心を持ち、鉄の爪で殺し合うという。」ことから、骸骨剣士たちについても、得物の違いはともかく敵愾心に溢れており、寄ってきた者を敵とみなす性質がありそうです。
なお、大百足の元の百足、獅子頭の元の動物など、元が人間でない生き物についてはこれが適用できなさそうですが、人間以外の動物はそもそも畜生道に堕ちていると仮定することで、六道ルート上で地獄行きの要件を満たすことができそうな気もします(裏技みたいですが…)
このへん、調べても調べてもよくわからなかったのですが、生き物も殺生や無念の度合いによって、死後行く世界が変わったりするのでしょうか。はっきりわかる資料があったら…と言いたいところですが、この「地獄論」自体がかなり思想寄りの曖昧なものなので、面白い論が今後出てきたら紹介してみたいなあと思います。
魍魎たちのルーツを探る
次に、魍魎たちの起源を考えてみましょう。
これについては魍魎絵巻の説明などから、3パターンが想定できます。
A.元々人間である
原作風魔伝では髑太や死門、新作風魔伝では狂蠍や三つ目首などがこれに該当します。元は人間だったものの、故あって地獄に堕ち、さまよっている存在です。生前の自我については残っていないものが多いようですが、ゲームブック等で自我が認められるものもあります。
B.元々生き物や無機物である
原作風魔伝の火炎蚕や呪いのお札、新作風魔伝の岩小僧や大百足がこれにあたります。人間や世に恨みを抱いて死んでいったものもありますが、後天的に魍魎に憑依されたものもいるようです。
ちなみに、龍骨鬼について原作風魔伝の攻略本等に「太古の龍骨に邪念が憑依したもの」という解説があるので、龍骨鬼もこのタイプであると推測できます。
C.元々神格である
新作風魔伝の五頭龍や九尾狐狸がこれにあたります。神格としての力をもちながら、何らかの理由があって魑魅魍魎の依代となった哀れな皆さんです。
原作風魔伝には「三魔神」が存在しますが、あちらは元々が「魔神」であるというだけで、「堕ちた神格」であるかどうかは語られていません。
これ以外の魍魎に関しては「元より異形」つまり、生来?地獄の住人であるということが言えそうです。
たとえば双天鬼は元獄卒ですし、沼御前は過去に地獄から里へ出てきて月氏に討たれているので、こういった魍魎は「そもそも化け物として生まれた」と考えられそうです。
不明な点も多いのですが、UMの魍魎について一覧表も作ってみました。
ちょっとショッキングな起源もありますが、地獄にはほんとうに様々な魍魎がいるという参考までに。
兄上は魍魎じゃないので表に入ってないです(断言)
パワーソースあれこれ
魍魎が魍魎たる所以についても考えてみましょう。あんまり考えすぎると「魑魅魍魎の定義とは」的な哲学になるので、ここでは魍魎のパワーソース、エネルギーの源に関して考えてみます。
1.自発的な怨念
恨みつらみから魍魎化したものは、大体これに当たると思います。生前の境遇に恨みを持つもの、何らかを呪いながら息絶えたものなどは、その怨念を力の源とするのだと思われます。
このタイプに属するのは、新作風魔伝では蝉憑や獅子頭など。原作風魔伝の方では、フラれた腹いせに暴れている魚怪魂なんていうのもいました。また間接的ですが、遊女の怨念を食らって長じた土蜘蛛も、これにうっすら当てはまるでしょう。
2.能力の会得
恨みつらみそれ自体を根源とせず、地獄で何らかの能力を後天的に会得したというもの。
詳しく説明のあるもので、これに当てはまる魍魎は三つ目首ぐらいです。修行の末に邪の道を極めたというケース、この他にも存在すると思われます。
3.何らかによる憑依
説明を読んだ体感上、最も多いパターンと思われるのがこの「憑依」です。死蘇鳥や大百足など、本来の生態を大きく超える能力を持つものや、岩小僧・般若蟲など無機物が力を持つものがあり、あの龍骨鬼も憑依により生まれた説があります。
元々が人間である場合も、憑依により力を得ることがあるでしょう。大太郎坊などがいい例です。
4.元々能力のあるもの
こちらは憑依されて堕ちてこそいますが、堕ちる前段階で先天的に能力があったものを別分類としています。
神格である五頭龍などはもちろん、もともと月氏であった可能性のある鎧霊鬼などは、魍魎としての能力のみならず、月氏由来の剣技を用いている可能性があります。
しかし元月氏という説明のある手長足長は、耐久力こそ一級品ですが、手足を使う
蛇足考:地獄のグルメを考える
さて今日はいつもの「番外編」でも「補足」でもなくあえて「蛇足」考となっています。
皆さま、こちらの石碑の存在を覚えておいででしょうか。
忌地のあなた何やってるんですか石碑です。一部界隈ではグルメ当主と評判だとかなんとか。
今回の考察に直接関わるわけではありませんが、せっかく今日は魑魅魍魎の話をしているので、ちょっと喋りたくなったわけです。
さてさて、地獄に食材になりそうな魑魅魍魎はいるんでしょうか?
なんでも食べる国・琉球?
中国の食について「足のついたものは机と椅子以外なんでも食べる」というようなジョークをよく耳にしますし、日本においても「食べられないものを食べようとして、研究するのは日本だけ」という話題がいつぞや挙がっていたので、東洋の食文化には無限の可能性を感じたりします。
風魔君ちの元ネタとなった琉球、つまり沖縄では養豚が盛んで、そちらの方では足や顔など、いろんな部位を食します。一般のスーパーではせいぜい切られたお肉が並ぶぐらいですが、あちらは余すところなく頂く、という印象です。
決して「ゲテモノ食い」ではありませんが、命を無駄にせず頂く、という認識が浸透しているのかもしれません。
話を「魍魎食」に戻します。
ひとくちに魍魎とはいっても、実に多種多様ですので、とりあえず食べられそうなものをいくつか挙げていくことにします。
・魚怪魂
魚介といえば日本人の好物。当人はフラれた腹いせに暴れ回っていますが、琉球王国が未来の日本に属するとしたら、真っ先に試食対象でしょう。ようやく自分を選んでもらえて、良かった良かった…で済めばいいんですが。
・斧闘牛
ミノタウロス系の生き物は、どこまで食べられるのか悩ましいところがあります。
体が人間で頭が牛であれば、可食部は頭部分だけとなるので、作れるのはせいぜいタン塩とかになることでしょう。
一方で、牛ベースの体が人間型に発達しただけであれば、全身食用可能です。こちらの場合、グルメ当主以降の美食家が食べつくしてしまい、UMの時代には絶滅した可能性まであります。嫌だそんな駆逐の仕方…。
・狒狒
地獄では貴重な哺乳類…ですが、ちょっと人間に組成が近すぎるかもしれません。いちおう、中国では珍味として猿の食用例もあるようです。
とはいえ、嗜虐心たっぷりで獰猛、まず食材にするまでがたいへん危険そうですし、下手に手を出さない方が良い気もします。熊などと同じノリでは、とても狩猟?できそうにない化物です。
あとは、中国で食用例のある脳はともかく、全身に目がついているので、可食部となりそうな肉が少なさそう(あるいは、目の開閉のため全身が筋肉質ぽそう)なのもマイナスです。
・狂蠍
最近、食料不足対策としての昆虫食が話題になっていますが、そのラインナップの中に存在するんです、サソリ。
専売自販機でカンヅメが売っていたりもするのですが、正直、そこまで食べたくは………
味は決して悪くないようなので、地獄グルメ当主なら一匹ぐらい食べていそうではあります。でも正直食べたくないなあ…元人間だろうし……。
とりあえず、こんなところを考えてみました。
グルメ当主がどれほどの魍魎を食したのか想像もつきませんが、こうして挙がることから考えて、いろいろなものを味蕾で感じ取ったことでしょう。
今後UM内でコンテンツの更新があるかはわかりませんが、グルメ当主の実装と魍魎食レビューは、少し見てみたくもあります。
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