月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんこんばんは、九曜です。
なんか新規に設定したテンプレートが色々弄りづらかったため、元のテンプレートに戻しました。
そのうちちゃんとカスタマイズしようと思います。時間があれば…あれば…。
さて、本日はいつぞやの「百の死、一条の光」に続く創作文章です。
前回は悪魔城HDでしたが、今回はタイトル通り、オレカの短文となります。
サーティ○ンア×スが大好きで、フレーバーにさくらが出てたことがあって、それでつい思いつきました。
時代考証とか丸無視な上、ほんとに、ほんとーに、短いですがご容赦ください。
腐向け描写はありません。
なんか新規に設定したテンプレートが色々弄りづらかったため、元のテンプレートに戻しました。
そのうちちゃんとカスタマイズしようと思います。時間があれば…あれば…。
さて、本日はいつぞやの「百の死、一条の光」に続く創作文章です。
前回は悪魔城HDでしたが、今回はタイトル通り、オレカの短文となります。
サーティ○ンア×スが大好きで、フレーバーにさくらが出てたことがあって、それでつい思いつきました。
時代考証とか丸無視な上、ほんとに、ほんとーに、短いですがご容赦ください。
腐向け描写はありません。
「風魔、何を食べているんだ?」
問いかけられ、スプーンを動かす手が止まる。
こちらを振り向いた顔は、いつもの真剣な表情に比べれば、幾分か穏やかだ。
「ああ、これか。さくらの味がする冷たい菓子だ。中々美味いぞ、シモンもどうだ」
異国の地で見つけた「アイスクリーム」という菓子に、好みの味があったようで、掬ったひと口を風魔はこちらに差し出す。
銀のスプーンの上に乗せられたそれは、ほんのり淡いピンク色で、桃か何かを食むような心地でシモンはぱくついた。
心地よい冷たさではあったが、果物のような甘酸っぱさはなく、代わりにこっくりとした甘味と塩気が舌をからめ取る。
「うっ……思ったより、しょっぱいな」
「そうか? 俺は好きだが……」
生まれも育ちも違う二人、食の好みなど違って当然なぐらいだが、なんだか疎遠になった心地がして、そこで会話がふつりと途切れる。
口元のマフラーを下げているせいで、結んだ唇から読み取れてしまう「価値観の違い」が、なんとなく気まずい。
「俺にもそのうち、この美味さがわかるだろうか」
続きを食べ始めた風魔の後ろ姿に、シモンはそう呟いた。
問いかけられ、スプーンを動かす手が止まる。
こちらを振り向いた顔は、いつもの真剣な表情に比べれば、幾分か穏やかだ。
「ああ、これか。さくらの味がする冷たい菓子だ。中々美味いぞ、シモンもどうだ」
異国の地で見つけた「アイスクリーム」という菓子に、好みの味があったようで、掬ったひと口を風魔はこちらに差し出す。
銀のスプーンの上に乗せられたそれは、ほんのり淡いピンク色で、桃か何かを食むような心地でシモンはぱくついた。
心地よい冷たさではあったが、果物のような甘酸っぱさはなく、代わりにこっくりとした甘味と塩気が舌をからめ取る。
「うっ……思ったより、しょっぱいな」
「そうか? 俺は好きだが……」
生まれも育ちも違う二人、食の好みなど違って当然なぐらいだが、なんだか疎遠になった心地がして、そこで会話がふつりと途切れる。
口元のマフラーを下げているせいで、結んだ唇から読み取れてしまう「価値観の違い」が、なんとなく気まずい。
「俺にもそのうち、この美味さがわかるだろうか」
続きを食べ始めた風魔の後ろ姿に、シモンはそう呟いた。
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ゲームを遊んだり、絵を描いたり、色々考えるのが好き。このブログは備忘録として使っています。
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