月ノ下、風ノ調 - 「ホラー嫌い」は月風魔伝UMを遊べるか? 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは。九曜です。

Steam:GetsuFumaDen: Undying Moon

このブログでは当たり前のように月風魔伝や月風魔伝UMの話をしていますが、上記ストアページへ飛んでいただけるとわかるように、UMで年齢確認されます。
どういうことかというと、このゲームがR17+というレーティングだからであり、万人向けと言い難いところによります。
私は月風魔伝は好きですが、人に勧める際には必ず「このゲームはR17+の和ホラーである」ということを説明するようにしています。「大丈夫、そんな怖くないから」と騙して精神的ショックを与えるのはよろしくありませんし、そうまでして触れてもらおうとは思わないからです。

ですが一口に「R17+」だとか「ホラー」だとか言っても、色々と傾向があります。現に私、ホラーは全くといっていいほど不得手ですが、月風魔伝UMは遊んでいます。なぜか。
参考画像もないのでちょっと退屈なお話になるかもしれませんが、興味のある方、「UMを遊びたいけどホラーは…」みたいな方は、よかったら読んでみてください。ひょっとしたら、何かの糸口になるかもしれません。




「月風魔伝UM」のR17+要素・和ホラー要素とは?
既プレイヤーである私の視点では、月風魔伝UMに含まれるR17+要素は

・敵を斬り捨てる「暴力・殺傷表現
・斬られた敵が出血し絶命する「出血表現」「グロテスク表現

このあたりでしょう。細かく見ていくと「こわい魑魅魍魎」も含まれるかもしれませんが、蜘蛛恐怖症などは年齢制限を問わないのでここでは棚上げしておきます。

暴力・殺傷表現については、ゲームの種別を問わず「敵を倒す」ゲームではほぼ必ず表現されるものです。参考までにスーパーマリオワンダーがCERO A(全年齢)、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドがCERO B(12才以上)、モンスターハンターライズがCERO C(15才以上)、鉄拳8がCERO D(17才以上)、GRAND THEFT AUTOⅤがCERO Z(18才以上)です。
こうして見ると、まあまあリアルなグラフィックで武器を持ったり戦えるタイプのゲームが多い中、浮世絵グラフィックの月風魔伝UMが「CERO D」+相当なので、字面だけ見るとコワイ!というイメージになるんだと思われます。

和ホラー要素に関しては、

・おどろおどろしい浮世絵グラフィック
・妖怪モチーフの異形の魍魎たち

このへんでしょうか。異形の魍魎とはいっても、初見でびびるようなのもいれば、見た目はさほど脅威に感じないものもいます。さそりかわいい。
また、浮世絵ベースのグラフィックなので「実写のようにリアルでえぐいのは駄目だけど、そうでないなら大丈夫」の人は、UM遊んで大丈夫の可能性があります。


逃げなくていい、当主は立ち向かえる
ホラーが苦手な人には「対抗手段がなく、怖いものに追いかけ回されたり、逃げ回るのが嫌」というタイプがあると思います。月風魔伝UMに関して言うなら、そんな心配は不要です。武器さえあれば当主は戦えるので、逃げずに突き進んでいくことができます。
それも、武器がどれもこれもやたらと物理的なので、霊的な何かを実感することなく、物理こそパワーで何とかしていけます。冷静に考えると「おばけを物理で撃退する」ような状態になっているので、心霊的なものに対して怖いと思うこともないでしょう。
対抗手段があれば多少怖くても平気!というタイプの方は、もしかしたら動画でただ見るよりも、遊んだほうが怖くないかもしれません。


当主は忙しい!じっくり見ている暇はない
また、前述していた魍魎の絶命による「グロテスク表現」に関しても、打開策が存在します。打開策というよりは、自然とそうなるのですが、地獄で魍魎の相手をするだけで精一杯の当主は、魍魎が絶命するグロテスクなシーンをじっくり鑑賞している暇がありません。
私は確認する段階で「えっ」となったぐらいで、必死に戦っている時はそこまで頭をはたらかせる余力がないので、「絶命表現がえぐくて無理」という方、むしろ戦闘センスがあります。そこを気にしていられる余裕があるなら、恐らく求道者まで突き進んでいけます。

UMの戦闘風景を動画で見てこれは無理!となった方でも、普段アクションゲーム等を遊んでいて、敵の消滅表現をいちいち気にしているとかでないなら、ひょっとしたら「案外余裕がないので気にならない」場合があります。とはいえ、無理はなさいませんよう。

ちなみに、ステージ内にご遺体が転がっていたりすることもありますが、これもじっくり観察しようという状況でない限り、戦闘中に気になることは少ないと思います。視界の端にあるだけでも無理!という場合でなければ、克服できる可能性はありますが、こちらもどうか無理なさらず。


実は出血表現はいじくることができる
オプションで血の色を変えたり、出血表現自体をオフにできます。
オフにすると攻撃が当たっているか不安になるので、現実味のない色に変えてしまうのもアリでしょう。九曜当主宅では墨色にしています。


ジャンプスケアは…多分、ほとんどありません
探索中の「びっくり・脅かし要素」に関しては、ほぼありません。せいぜい、ワープ系のなにかに飛び込んだらワープ先がモンスターハウスだったりするぐらいで、ステージ内で突然予想外のことが起きたり、ランダムで脅かし要素が増えたりということはないです。
一部ボス魍魎の登場シーンでびびるかもしれませんが、そこは周回前提のゲーム、周回してたら慣れるので、プレイ中ずっと脅かしに怯えて、神経を張り詰めている必要はありません。ホラーは大丈夫だけどジャンプスケアは怖い!みたいな方、UMは遊んで大丈夫です。


そのほかの要注意要素は、蜘蛛とか百足とか
大ボス枠に百足と蜘蛛がいるので、虫が苦手だとそのあたり若干キツいかもしれません。特に大百足はステージ選択次第で周回するにも回避できますが、土蜘蛛を回避しようとするとボス格最強枠と戦う羽目になるので、だめそうなら無理しない方が良いと思います。


総評:ホラー嫌いでも場合により、月風魔伝はなんとかなる
いかんせん「ホラー嫌い」の幅が広いので、一概にどうとは言えないのですが、これまでの文章を読んで「それなら大丈夫かな?」があった人に関しては、大丈夫な可能性もあります。
可能性がある、というだけなので、実際に遊ぶかどうかは、余暇とか手間とか、なんかそういうのとも相談しつつ、大丈夫そうならぜひ。
いちファンとしては、無理に遊んで嫌いになってほしくはないので、だめそうなら私の書いてるてきとうな話とか、絵とか楽しんでいただけたらいいんじゃないかと思います。私はえぐいの基本苦手の民なので、好きで作る二次創作となるとそういう要素が含まれにくいです。稀に大暴投ホラー話もありますが…。


番外編:九曜当主がなぜUMを遊べているのかの話
私は「怖いもの」「えぐいもの」は基本、苦手です。怖くてバイオもSIRENも零も遊べないレベルです。そんな私がなぜUMを遊べているのかというと、これは非常~に特殊な話でして、

・月風魔伝の続編だから

これに尽きるのです。月風魔伝の続編なので、待ち望んでいた作品だったので、遊んでいるわけです。遊び始めはさすがに表現力の上がり方にびびりましたが。
いくら怖かろうが、魍魎を斬り捨てることになろうが、江戸の仇を長崎で討つが如く、忌地を周回して兄者の仇を千年越しにとりまくって強くなった当主なので、もう本当に何の参考にもなりません。周回する原動力も9割ぐらいが「兄者の仇」だったので、一般当主の皆さん、特に前作遊んだことのない皆さんは、何を原動力に周回育成していたのかがたいへん気になります。そんなすごい育成しなくても何とかなるらしいので、原動力が必要なほど周回していないのかもしれませんが…。

そんなわけで、九曜当主は何か検証したいことなどあると、とりあえず兄者の仇!と言いながら忌地へ降りていくのであります。

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