月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。
寒い日が続き、ちょっと調子がよろしくないので、考察まとめを次回へ先送りして、今日はこんな感じの記事です。
オレカバトル関連の話、『創作』カテゴリでだいたいの話がアーカイブされたと思うのですが、元ネタのある二次創作はアレコレと小ネタを仕込んでしまうタイプなので、「実は」な四方山話の多い九曜さんであります。
本当は指摘しなくっても気づいてもらえると嬉しかったりしますが、実際のところゲームをやり込んでいないとわからなかったり、複数作品を読まないとわかりにくかったりするので、とりあえずまとめておきました。
なお、多すぎてどの話をアーカイブしたのか筆者があやふやなので、「この話がないんだけど…」というのがあったらコッソリ拍手から教えてください。あとでコッソリまたアーカイブします。
寒い日が続き、ちょっと調子がよろしくないので、考察まとめを次回へ先送りして、今日はこんな感じの記事です。
オレカバトル関連の話、『創作』カテゴリでだいたいの話がアーカイブされたと思うのですが、元ネタのある二次創作はアレコレと小ネタを仕込んでしまうタイプなので、「実は」な四方山話の多い九曜さんであります。
本当は指摘しなくっても気づいてもらえると嬉しかったりしますが、実際のところゲームをやり込んでいないとわからなかったり、複数作品を読まないとわかりにくかったりするので、とりあえずまとめておきました。
なお、多すぎてどの話をアーカイブしたのか筆者があやふやなので、「この話がないんだけど…」というのがあったらコッソリ拍手から教えてください。あとでコッソリまたアーカイブします。
【ジークと零の二人旅編】
■語彙に見える違い
『自由の描く絆の色は』にて、ジークはたびたび「自分のせい」という言葉を使いますが、零は「自分の所為」と表現します。
読みは同じですが、両者の語彙の差が垣間見えます。
また、零は覆面も兼ねた首巻きのことを「襟巻」「首巻」と言いますが、ジークは「マフラー」と表現します(覆面、という言葉は両者とも使います)
零は東の国で、ジークは西の国で育ったため、同じものを表現する言葉が違うわけです。
■名前が判明
『秘密の庭』では、ゼロがジークと出会った際、ジークの頭の装備を「見たことのないもの」と結論づけます。
後日、旅中でそれが「ターバン」であると知ってからは、きちんと名前で表現するようになります。
■属性相性
以下の部分で、ゲーム本編の属性相性を意識した描写があります。
・『病、その晴るる時』において、零が熱を出すが、不調になかなか気づかない(熱×→○水)
・『纜は青天に解ける』において、零のシビレ斬りがフィスカに効く(毒○→×水)
・『自由の描く絆の色は』において、ジークの毒からの立ち直りが早い(毒×→○風)
■慣れた姿勢
零がよくやっている「腕組みして足を揃えてその場に立つ」姿勢は、ゲーム本編でも見られる零の待機ポーズです。
ちなみに『二人の天地が返る時』で、ジークの体を借りた零がこのポーズをとりますが、それを見たジークは「俺の体だとサマになってない」と評します。
■活字嫌いのジーク
『白の浜梨』にてジークが「活字は嫌い」と主張しますが、『菫青の瞳』ではそんなジークのために、零が絵の多い図鑑を借りてくる…という配慮が見られます。
■賞金の行方
『白の浜梨』で、ジークがドラゴンの討伐賞金を、大金ながらあっという間に使い切ったという話が出てきます。
『晩餐』にて、その使い道の一部が「騎士団全員への大盤振舞い」であると判明します。
■ターニング・ポイント
いろんな作品で「ジークが親友の死を知って取り乱した」という回想が入ることがありますが、『手記より』がその顛末を綴った話です。
なお、『手記より・裏表紙』は、零視点だった先の話を、ジーク視点でとらえなおした作品になっています。
■同レベルで喧嘩は起きる
旅の序盤は「無駄に諍いを起こしたくない」ということで、零が冷静な目でややジークと距離を置く形をとっていました。
旅が進むにつれ、お互い理解し始めますが、『纜は青天に解ける』でとうとう喧嘩が勃発します。
これは双方が歩み寄った、そして「人に軽々しく糾弾されたくない本音」まで話せる仲となった結果を裏付けます。
■再会
『纜は青天に解ける』でジークたちは、祖国に戻ろうとする水の戦士フロウと知り合います。
その後『自由の描く絆の色は』にて、流水の騎士へ成長したフロウと再会します。
過日の、船上での出来事(零との喧嘩)をジークが回想する描写もあり、この二作品は密接に繋がっています。
■いつか見た場所
『二人の天地が返る時』でジークが最後に見た景色は『秘密の庭』で出てきたジークのお気に入りの場所です。
零とジークの記憶が交錯する、共有できるものとして、起点となったあの場所が分離の終点になっています。
【メソタニアの客人編】
■シビュラの語調の変化
シビュラの台詞は「……」が他の人物よりも少なく、発言はきっぱり言い切ってしまうことが多いです。
これは、発言の大半が率直な意見や事実であり、喋ることで感情表現をする、会話に間をあけるという技能を持たないためです。
(無言の意味で、この表現が出ることはあります)
物語の終盤になると、言葉を濁したり考え込んだりといった「……」が増えてきます。
シビュラが人の中で過ごすうち、自分の言葉に気を配り始めた結果です。
■シビュラはメソタニア近隣の生まれ
メソタニア本国でこそありませんが、シビュラはその近隣の生まれであるため、風の属性を持っている…という設定をつけています。
どこか排他的な雰囲気のメソタニアで、客人としてすんなり迎え入れられたのは、この関係もありそうです(明言はされていません)
■ネルガルの一人称
ネルガルの一人称は、展開されている媒体を見る限りは謎です。
自身を表す言葉として「我」そして「このネルガル」という表現を用いますが、普段からそういった尊大な言葉遣いなのかと考えると、多少疑問が残ります。
恐らくですが、自分を強大に見せるための、ネルガルなりのレトリックなのだと思います。
特に私は、メソタニア王国に仕官中の話を多く書いていることもあって、意図的に一人称を「私」にすげ替えています。
マルドクの前などかしこまった場で「わたくし」という言い方をするケースもあります。
■入室、三者三様
客人設定のお話では、入室に関する描写もいくらかあります。
その中で、ちゃんと性格ごとに入室の仕方が違います。
ネルガル:戸を二度叩く。返事がある前に開ける。
二度叩いて開けるのは、現代の就職面接ではNGとされる作法ですが、居室を確認する意なので不正解でもありません。
ただ、ネルガルは返事を待てず開けてしまいます。武人ゆえせっかちです。
エンリル:戸を三度叩く。返事は待つが、返事がなければ静かに開ける。
参謀だけあって、マナーの方は心得ています。
三度叩くのは「親しい相手に対するノック」の意味もあるため、よく訪れるネルガルの部屋へのノックはきっちり三度です。
基本的には内側から返事のあるまで待ちますが、反応がない場合は様子を窺いつつ、ゆっくり戸を開けます。
シビュラ:ノックしない。いきなり開ける。
ずっと一人だったこともあり、作法をまったく知りません。
特定の部屋に用事があると、ノックもせずいきなりドアを開けます。
■「おいしい」がわからない
『コーヒー』にてシビュラがコーヒーを味見するシーンがありますが、苦味や甘味を訴えるだけで「おいしい」とは言いません。
シビュラは食事を「活動するための最低限の栄養摂取」としか考えておらず、「おいしい」という表現をそもそも知らないのです。
【未来から来た予言者編】
■シビュラの素早さが高い理由
オレカバトル本編にて、シビュラは素早さが高い設定となっていますが、このシナリオにおいては「脅威から逃げ続けたせいで走るのが速くなった」ということになっています。
■未来の二国の関係
バビロア暦1000年を迎えた未来では、そこに至るまでにバビロアとメソタニアの間で婚姻関係が結ばれ、同盟国となっております。
赤の皇女の髪が赤ではなく栗毛なのも、メソタニアの血が混じって黄みがかったせいです。
■本人ではなく子孫
中世の戯曲作家キドリーニは、吟遊詩人キドリの直系の子孫にあたります。
鳥の亜人で、独特の発想に基づいた空想を得意とする、生粋の芸術家です。
■ニケとミデルに隠れた意味
ニケは勝利の女神ニケ、ミデルはギリシャ語の0(ミデン)からとっており、勝利を語源とするジーク、名前そのままの零と意味をかぶせてあります。
つまり、ニケとミデルのモデルは、ジークと零、というわけです(祖孫関係ではありません)
さすがに設定の外観は違いますが、口調や性格など、ところどころ意識した部分があります。
■待っていた永劫竜
『この世界の終わりに』において、シビュラの詠唱が失敗し、身投げした段階になってウロボロスが現れます。
詠唱による具現化が成功せず、術者の死を予見する段階になって、ウロボロスが死にもの狂いで(自らの力も振り絞って)具現化を果たし、シビュラを救った…というのが実情です。
ウロボロスはずっと、自分を具現化させる召喚者の存在を待ち続けていました。
それゆえに、自分を呼び出したシビュラを「同胞」と認識し、懐きます。
■メルカルドの動機
『輪廻、それは泡沫の夢』にて、メルカルドがシビュラを操りウロボロスを召喚しようと企んだのは、彼が誕生した800年前、生家がウロボロスの襲撃を受けたせいです。
メルカルドは生まれたばかりでしたが奇跡的に助かり、それと引き換えに親族を失っています。
800年にわたり誰も自分の誕生日を祝ってくれなかったため、作中では群衆に誕生日を祝うよう求めます。
ちなみに、口調が芝居がかっているのは、現実逃避癖が強かったせいです。
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