月ノ下、風ノ調 - 【オレカ二次創作】俺の知り合いはヘンな奴【超短編】 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さんこんばんは、九曜です。

モンスター烈伝 オレカバトル2
オレカバトル2、ようやく全国展開が始まり、パンドラに出会うことができました。
で、公式サイトも見ず初見で遊んでいたところ、プレイ二度目にして突然合体の館に呼ばれ、こともあろうに★2ラクシャーサを作るという豪運を発揮いたしました。
もっとほかのモンスターも使ってはいましたが、過去作で使っていたメンバーの一人です。今作でもよろしくね!の気持ちで遊んでいきたいですね。

ラクシャーサの話はチカラの証明を既にアーカイブしているので、今回は別のお話を用意…したら、これ企画で書いたやつなので(「いい子でもいい子じゃなくてもいい子だとして書く」というお題)むちゃくちゃ短いです。速読の方なら2分ぐらいで読める量です。
登場するのは★3の狂戦士ラクシャーサの方なんですけど、チカラの証明の時どもども、私の中のラクシャーサってこういうイメージだったりして…というお話です。





俺の知り合いはヘンな奴だ。

馬鹿デカい剣振り回して、目元以外フルフェイスの真っ黒な兜被って、その横っちょに牛みてーなツノつけちゃって。
体に合う鎧がないのか、鍛え抜いた筋肉を惜しげもなく晒して、まぁでも一応サマにはなってる。
トゲトゲのゴツい肩当ては、体当たりされたら間違いなく痛いだけじゃ済まねーし、なんつうか、戦うための身なりをしてる。
実際、強い奴にはとにかく目がない。戦うってなったら、もう敵しか見えてない。

こういうと、何かすげーアブナイ奴、って思うだろ?
違うんだよ。ぜんぜん、違げぇの。

「おう、よし、よし」

今その特徴にあてはまる奴が、郊外のデカい豪邸の庭で、腰ほどもある大型犬と戯れている。
俺はそれを遠巻きに見てる。別に犬が苦手とか、そういうわけじゃねーけどさ。

唯一見えてる目の、緑の光がゆるく笑っているのがわかる。

この豪邸、別に俺たちとはなーんの関係もない。
たまたま通りがかったところで、庭に繋がれてる犬に吠えたてられた。
足を止めた俺とは対照的に、もう一人はずかずかと庭に入っていって、吠え続ける一匹の獣をただ見下ろしていた。
ヤバいって、何やってんだよ、なんていう俺の声は聞こえてたろうか?
体に相応のごつく節ばった掌で、噛みつこうとするのをいなしながら、わしわしと頭を撫で始めると、犬はたちまち大人しくなった。

「利口だなァ、お前」

それから、かれこれ、十数分が経とうかってところだ。
どれだけ犬好きなんだよ、まったく。
戦いの舞台から離れてる時のこいつは、驚くほど、ただの根が優しい大男だ。
バトルが始まって息を荒げてる時からは想像もつかないぐらい、上機嫌な仕草と顔つきで、そいつは犬の頭を撫で回している。

さすがにナヨナヨした女々しいところはないけど、笑いもすれば泣きもする。
それがなんだか憎めなくて、俺はわざと意地悪く、こう声を掛けた。

「置いてっちまうぞ、ラクシャーサ」


++++++++++
そんなわけで、こういうラクシャーサです。
なんか…大型犬とか手なずけてたり、見るからにやばい外見なのに変なところで好かれたり、そういうイメージがあります。まあ外見のやばさと中身のやばさは多分比例しないので…。

来週はUMのワンドロがありますが、おそらくワンドロタイム前の更新になるので、何かしら用意しておこうと思います。
当日になって突然「ブログ記事は歩いてこない」とか歌い出したりしないように…したいですね……。

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