月ノ下、風ノ調 - 秘湯で想う・その40補 地獄内の転送機の謎 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。
本日の考察なんですが、こちらの過去記事の補考となります。

秘湯で想う・その40 地獄内の鳥居の謎

で、いきなりで何なんですけど、今日の考察記事は全編最終ステージ及びラスボスのネタバレ前提となりますので、できれば月風魔伝UMを一周遊んでからご覧いただくなどすると、何を書いているのかわかりやすいと思います。

いつも「追記より…」と書いていますが、記事URLリンクからこの記事に来ると追記も開かれた状態になっているので、追記かどうかの目安として「*  *  *」のマークがあります。ネタバレなしで本編を楽しみたい方はこのマークが見えたら引き返してください。

というわけで、追記より考察していきます。



秘湯その40のおさらい
「秘湯」その40では記事タイトル通り、転送機ではなく鳥居の話をしています。
ではなぜ転送機が出てくるのかというと、転送機の挙動がワープ鳥居に酷似しているという話をしております。
そういえば、古宮都には転送装置が存在します。
別途スイッチでの起動が必要ですが、「同じエリアの別地点を繋ぐ」「行き来が可能」「湧き立つ光の色が水色である」などの共通項がいくつかあります。
(中略)
となると、この転送装置が「ワープ鳥居」の前身であるとも考えることができます。
本来は起動装置を使って起動しなければならず、形も筒状だったものが、地獄を監視する技術が発達する中で改良され「近づいただけで起動する鳥居型のワープ装置」となったのかもしれません。
引用するとこんな感じです。
そしてこの際、こういうスクショを出しています。


転送装置が封鎖されている状態のものです。
「秘湯」その40では、このメッセージは当主の心境として、当主はこれが転送装置であることを知っている…と解釈していました。
単にゲーム側が用意した親切なシステムメッセージなのかもしれませんが、その点については、現在の段階では不明です。


エフェクトがソックリ
さて、じゃあこの40補で何の話をしたいかというと、

これです。あの攻撃を掻い潜りつつ、スクショを撮るのはなかなかに大変でした。
天ツ外主のバリアエフェクトが、転送機の封印状態のエフェクトそっくりなのです。いやもう、そっくりというかエフェクトが同じです。FC時代のように容量削減のための措置とは考えにくいですし無関係だとは思えません。
この「エフェクトがラスボスのバリアと酷似」という点において、転送機のなりたち?や仕組みなども鑑みると、2つほど仮説が立てられます。

仮説1.転送機を使えなくしたのが天ツ外主である
天ツのバリアは当主の攻撃を防いでしまうので、触手を3本刈り取るまで本体に攻撃が通りません。バリアって基本そういうものですよね。
そういった「遮断」のパワーを天ツが転送機にかけ、自分を害しようとするもの(主に月一族)から身を守ろうとしたと考えられます。
ただこの仮説、実はもっともらしく見えて、疑問点もいくつか含んでいます。


まず、転送機の起動方法。外部装置で起動する形をとっており、かなり物理的です。


こちらが解除後。ボタン押し込んだだけで、たいへん物理的です。
天ツが転送機を停止状態にするため、すべての起動ボタンをいちいち引き上げたとは考えにくいですし、もう少し超能力的なパワーであれば、物理的に起動できるというのはちょっと納得しづらいです。というか私がこの立場の天ツなら、転送装置だけを止めずに起動スイッチを使えないようにしておきます。
もっとも「起動」という表現を使っているだけで、押し込んでいるものが「再起動」あるいは「リセット」ボタンとかかもしれませんが…。


また、天ツは初代月風魔により、それ以前には恐らく何者かによって、地獄に封印されてきた存在だと思われます。
既に封印されているのに、わざわざ「誰も近づかないように」という防御策をとるでしょうか?
いちおう、「27代が古宮都に到達した時点で、身の危険を感じて行った」可能性はありますが、一度に大量の転送機を使用不可にするのは骨が折れたことでしょう。骨なさそうですが。
あとは、反撃の機会を窺っている段階で、挙動を知られないように行っていたということもあるでしょう。この説をとるなら、そういった補足ができればしっくりきます。

仮説2.転送機はそもそも天ツの技術である
これは魔縁と月氏の意外な関係?の説を採用した場合に考えうる可能性です。記事を読みに行くと大変なのでざっくり説明すると「もともと天ツと月氏は手を組んでいたのではないか(その後天ツが裏切ったのではないか)?」という仮説です。
月一族は天ツの持つ技術を応用して発展し、転送機はそのうちのひとつ、というのがこの仮説の主軸となります。


そのためには、ちょっとだけワープ鳥居の話も必要でしょう。
ワープ鳥居と転送機での転送の仕方は非常に似ています。当主が少し宙に浮き、吸われるように別の場所まで瞬時に移動します。ただ両者の違いとして、

・転送機は対になる2基の間で相互にしか移動ができない。ワープ鳥居は複数起動さえすればどこの鳥居から、どの鳥居へも転送できる。
・転送機はスイッチで起動する必要がある。ワープ鳥居は近づけば勝手に起動し、転移先が別に存在すれば利用可能な状態になる。

この2点があります。
大事なのは、一見ものすごいテクノロジーで作られているように見える転送機の方が「不便」であることです。この差を考えると、ワープ鳥居は転送機の原理を応用して後発で作られたものに感じます。
実際に古宮都を歩いて回ると、エリア毎に転送装置が2基あるいは1基ずつ並んでいて、どこへ飛ぶのかわからないのが難点です。一方でワープ鳥居はエリア毎に1つあり、起動さえすればどこのエリアから、どのエリアでも自由に移動できます。鳥居の方が断然便利です。

そんなわけで、転送機は「天ツの技術で作られたもの」であり、生じるエフェクトも天ツの持つパワーに酷似している…と思われます。

こちらの仮説に反論をするなら、別に技術に個人(神?)所有のエフェクトなんかつけないよね、というのもありますが、月氏がいろんなところに魍魎テクノロジーを取り入れているように、利用されているエネルギーが天ツ由来のパワーソース、あるいはそれに近い何かなのでしょう。


作中で転送機と天ツの関係を裏付ける資料は何もありません。起動に関するメッセージが表示されるだけですし、デラックスエディションの設定資料にも言及はありません。
このブログではこういった事象に関して「資料がないので考えてもしょうがない」ということは、基本しないようにしています。作中にそう表現されているということは、何か理由があるものだと考えます。
他にもこういった案件があったら、また色々考えていきたいと思います。

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