月ノ下、風ノ調 - オレカ二次創作『たったひとつの真実』 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さまこんばんは、九曜です。さて本日は、

ジークと零の二人旅編(たぶん)完結です!!!

…と、いきなり言ってもわかりにくいので解説するんですが、これまでアーカイブしてきた『二人旅編』の中で、核心となるお話がようやくできあがりましたので、それをお披露目に参りました。
これ、Privatterで一生懸命書いてた頃には書きあがらなくて、二人旅編の核心に迫れないままTwitterをやめてしまったので、もし当時楽しんで読んでくださっていた方がいたら、見てほしいなー…などと、この辺境ブログで考えております。
ちなみに『二人旅編』の概要については、以下の過去記事をご覧ください。

【オレカ二次創作】「ジークと零の二人旅」編・まえがき

追記より本編です。



たった一つの真実


「どこだ? 居るんだろ。さっさと出て来い」

乾いた平野に呼びかける声は、その根底に怒りこそ含んでいるが、どこか平易であっけらかんとしている。
黒い衣に身を包み、両手に漆黒の双刃を携えた男……ジークは、豊かな感情表現などすっかり失ったはずの右目をぎょろりと光らせ、討ち果たすべき相手を探していた。
ざあと風が吹き渡り、背中の黒いマントが大きくはためく。

風の音に混じり、砂を蹴り払う金属質の具足の音。ジークはすぐさま振り向いた。
果たしてそこに居たのは、鈍く光る全身鎧に身を包み、フルフェイスの兜を着けた、魔界の騎士。
仮面の目として開けられた横長の二つの孔は、底まで闇に満たされたように暗く深く、その裏に潜む表情を、推し量る以外に知る術はない。

*  *  *

数月も前のことになろうか。砂縛の町にほど近い遺跡内で、探索にいそしんでいる最中、ジークはエッジという男に会った。
真っ黒な鎧に、瞳の色さえわからぬフルフェイスの兜、紫の光を宿した魔剣。「暗黒騎士」を名乗り見た目も名も禍々しい、その男と関わることになったきっかけは、故郷で掴んだひとつの手掛かりにあった。

『全身黒鎧の男が、突然、村を襲ってきたんだ。それから――』

エッジの姿を始めて目視した時、ジークは心の底で戸惑った。
謎の男のせいで村の者は多くが殺され、生き残った者たちでなんとか復興をしている途上だったらしく、久しぶりに踏み入った故郷の血なまぐささに、衝撃を受けたばかりであったからだ。
親友はその際に殺されたらしいが、亡骸はどこにも見つからなかったという。だが過日、親友の名を騙り送られてきた封筒の中身が、肌身離さず身に着けていたお守りの、無残な姿だったことも記憶に新しい。
確実な根拠はないが、素顔をまったく見せず魔剣を繰るその男には、疑わしいと思える部分が数多あった。

「なあ、アンタもしかして、どっかの村とか襲ったことある?」

単刀直入にジークは問いかけた。

「そうだと言うなら、何だ?」
「実はさ、このへんに住んでる俺の親友な、どうも『暗黒騎士』を名乗るヤツに殺されたらしいんだけど」

殺された、という事実を言葉として吐くのに、いつもの軽快なトーンが下がりそうになるのをぐっとこらえたものの、言葉尻は震えていた。
新たな「相棒」として迎えたエッジは、砂漠を進むうちに出てくる害獣を一緒に追い払うぐらいの仲で、こちらに刃を向けてくる素振りもなければ、寝入りばなを襲われたこともない。
フルフェイスの奥で時たま、小気味よさそうに笑っているだけの怪しい男に、こちらの勝手な憶測で喉をかき切るわけにもゆかない。

「暗黒騎士か……この力を得てからというもの、数え切れんほど戦ったからな。何を相手にしたか、いちいち覚えているわけもない」
「そいつはつまり、俺の親友もひょっとしたら襲ったかも、ってコトでいいのか?」
「ほう。キサマは自分に不幸があると、罪を誰かに着せて納得するのか?」

得意の饒舌が正論に跳ね返され、ジークはぐっ、と喉の奥で言葉を詰まらせた。自由に生きる、責をみずから負う生き方をしてきたジークにとって『罪を人になすりつける』というのは最大の禁じ手でもあったから、なおさらだ。
このエッジという男が何者か、ということに先立って、論破された事案を押し通すのも面倒になり、ジークは諦めたように両腕を投げ出した。

「……ち、ちげーよ。ちょーっと気になってたし、いちおう確かめたかっただけだって。これ以上手がかりもねーし、あーあ、お先真っ暗だ」

こんな奴でも少しは気を利かせて、問いを有耶無耶にしたことを詫びてくれるかもしれない。不思議と甘えたくなったジークのわざとらしい大声が、意外な言葉を引き寄せた。

「そんなに『手がかり』が欲しいか? ならばお前に、力をくれてやろう」
「……は?」

きょとんとするジークに、エッジは狂言ともつかぬ言葉を吐きながら、二本の対になった剣を差し出した。どこか高圧的な態度が癪に障るが、くれるものなら貰っておこうと、それをひったくるように受け取る。
夜がそのまま溶け込んだような、神秘的に輝く黒い刃に、覆面をかけたジークの顔がぼんやりと、白く濁るように映った。

「これが何の手がかりなんだよ。そもそも力をくれてやるって、どういう風の吹き回しだ?」
「このダークエッジには、人の真実を明かす力がある。どす黒い真実さえ、その前には隠し立てできん。お前のその腕があれば、人を殺すなぞ易いだろう? 罪ある者を殺しながら、その口から手掛かりを聞いて回ればいい」
「はあ?」

曰く、この武器で悪人を誅しながら、手がかりを探し回れという事らしい。しかし悪人相手とはいえ「誰かを殺す」というエッジの提案に、さしものジークも尻込みして、答えを返す。

「冗談キツいぜ! 俺様がなんで、人殺しなんざ――」
「憎くはないのか?」
「え?」
「お前は僻地に生まれて虐げられ、親友を奪われ、手がかりも見つけられずここにいる。他方で人の不幸を食らい、のうのうと生きている奴が世には星の数ほどいる。憎いとは思わんか?」

エッジに言われた言葉をジークは噛み砕く。僻地に生まれて虐げられたことを、なぜこの男が知っているのだろうか。何かの折に少し話したかもしれないが、あまり記憶に残っていない。その点が不可解であることを除けば、あとは言いたいことの大半は理解できた。

「そりゃ、俺だって生きてるし、誰かを憎いって思うことぐらいあるさ。ただなぁ……今のところ一番憎っ面しいのは、テメーなんだよ!!」

だが、理解できるかと呑みこめるかは別だ。それに上から講釈を垂れられるのは、ジークの嫌いとするところである。貰った剣の切れ味はお前で試す、と言わんばかりに、黒い双剣を早速構えて、飛び掛かった。

「ふん!」
「ぐえっ!」

エッジはそれに動じることもなく、闇雲に飛び込んできたジークを火に入る夏の虫とでも思うように、重たい一撃で打ち払った。
ジークは吹き飛び、地面に転がる。エッジの太刀筋はジークの鎧を傷つける程度の深さで、手加減されたということが、なおさらジークの敵愾心を煽った。
一枚上手でいるつもりか、などと心底思いながらも、打ち付けた背中が痛んで、満足に立ち上がることさえできなかった。

「今のキサマごときが、闇の力を得た暗黒騎士にかなうとでも思っているのか?」

まだ息の整わないジークに、降りかかる冷淡な語調。

「もう一つだけ良い事を教えてやる。その闇の刃は振るえば振るうほど、キサマを強くする。もし俺を倒したければ、鍛えて戻ってくるんだな。ハハハ!」

エッジは高笑いをしながら、ジークに背中を向けていずこかへ歩き出した。ジークとこれ以上つるむ気は最早ないらしく、やがて激しい砂嵐の向こうに、黒い背中が溶けて消えた。
ジークはまだ痛む身を無理に起こし、傍に弾かれ散らばった黒い双刃を見た。細かい砂塵の中でも不思議と、黒い光を放つような妖しい美しさのそれを、震える右手でひっ掴む。覆面の奥に低い声が漏れた。

「その言葉……ぜってー後悔させてやる……!」

*  *  *

それから。

「知らない、か。……じゃあ、もう寝な」

白かった衣は、闇に溶け落ちるように黒く馴染み、金の髪も光を吸わぬ緑へと――ジークの身なりは、ダークエッジを持つに相応しい見た目へ変わっていた。
殺しても、殺しても、殺しても……死の間際にそれらしい情報を得ることはなく、また親友の影をちらつかせるものも見つからなかった。
莫大な財を違法に為した権力者、あるいは存在して困る人間の始末、時には私怨による暗殺依頼に至るまで、ジークの双刃は毎晩のように血を吸った。

やがて、依頼のない晩に腕の震えが止まらなくなり、あるいは自己嫌悪で自らにダークエッジを突き立てたくなり、それを克服するために、罪もない小動物を夜な夜な惨殺せねばならなかった。
すっぱりと斬り裂いた、もはや芸術作品のような骸を見てほくそ笑む自分に気付き、背中から冷たいものが這い上がる心地がして――ある晩ジークは、両手のダークエッジを地面に思い切り投げ捨てた。
地面に突き立ったそれは、妖しく黒く、月の光を返している。吸い寄せられるように柄に手をかけたところで、ハッとした。
もはや自分は、殺人という禁忌の衝動を抑えられなくなりつつあるのかもしれない。

(終わりにしよう、これで)

ダークエッジを拾い上げ、ジークはわななく腕を御して、決意した。
この先、この刃で「殺す」者は、あと一人。それさえ終えたら、この呪われた刃など、深い谷底にでも投げ捨ててしまおうと。
そして、覚えている限りの道筋を辿った――エッジの元へと。

*  *  *

「ようやく判ったようだな」

言葉の端に、小馬鹿にしたような笑いが混じる。闇にとらわれ、無心の虐殺を続けていたジークも、さすがに感づいた。
人に恩を売ると見せかけて、実際に村を襲い、親友を殺したのは、やはりこの男に違いない。手がかりなど最初からどこにもなくて――復讐心まで利用され、掌の上で踊らされていたのだ。
エッジを殺してすべてを「終わり」にする。その終幕がかりそめのものではなく、真実味を帯びて眼前に現れ、ジークはこれに歯噛みする。

「人のことを……まるでオモチャみてえに……」

跳んで斬りかかったジークの刃は空を切る。すれすれの所で斬撃を避けたエッジが、その程度か、と見栄を切って魔剣を構えた。刀身を覆う禍々しい紫の靄が、心なしか少し濃くなった。

「許さねえ……殺してやる……俺にこのダークエッジを持たせたこと、後悔させてやる……!」

諦めず、もう一度飛び掛かる。待ち構えたように魔剣で斬り返され、ジークはうめき声をあげた。

「がは……ッ、……」

そのまま、砂地に膝をつく。以前打ち払われた時とは違い、斬撃はジークの黒い革鎧をすっぱりと斬り裂いていた。かろうじて下に着こんでいた鎖帷子に跳ね返されたものの、重たい衝撃が胸を衝き、呼吸もままならない。
息を整える間もなく、次の一撃が頭上から襲い掛かる。ジークは辛うじて転がってこれをかわし、続く二撃目を両手のダークエッジで受け止める。

「キサマの持つダークエッジは、使う者の心をもとらえ、明るみに放り出す。人を殺めるのは楽しかっただろう? キサマも此方側に来れば良いだけだ」

ギチギチと刃の擦れ合う鍔迫り合い。単純な力ではジークのかなう相手ではない。頃合いを見て力を抜き、反動で剣を振り落としたエッジの腹に蹴りを入れる。グッ、とくぐもった声をあげ、よろめくエッジと間合いをとり直して、ジークは声を荒げた。

「ふざっ……けんな……っ」

それは短い一言だったが、今のジークの想いすべてが詰まっていた。これまでの不幸、この不幸、これからの不幸。すべてをこの男になすりつけるのは不本意だが、この男がいなくなる事で、せめて故郷の、そして親友の仇をとることができるのなら。

「お前、だけは……俺が!!」

渾身の力を込めた一撃が、硬いはずの装甲の左胸を、正面から鋭く深く貫いた。手ごたえは確かにあり、返り血が右腕を真っ赤に染めたのを見て、すべてが終わったと確信する。
その、時だ。

「……ジークじゃあないか? 一体どうしたんだ、そんな怖い顔をして」

痛みに苦しむでも呻くでもなく、突然人が変わったように、エッジが柔和な語調で喋り出したのだ。
それまでの威圧するような声質は影をひそめ、フルフェイスの奥で反響するそれは、どこかで聞いたような気さえした。
あまりの変貌ぶりに困惑したジークは、狼狽えながらも言葉を返す。

「こっ、この期に及んで、まだ芝居のつもり――」
「髪の色、変わったな。金から、赤く染めたのか?」

まるで旧知の友に語りかけるような口ぶり、なによりその言葉の意図に、ジークの目はかつてないほど大きく見開かれた。
同時に、エッジの言葉が思い出された――ダークエッジには、人の真実を明かす力がある。それは紛れもない、狂言などでない、本当の力であったのだ。

「あ……あ……おま、え……」
「赤じゃなくて、緑だったか? ……また、間違えたみたいだ」

緑と赤を、時々間違えることがある。銀の髪なのかと問われた。だからこれは金髪なんだって教えた。目の色が左右で違う自分のことを、気にすることなく受け入れてくれた。
「ちゃんとした色」がわからなくたって、きっとどうにか生きていけると、あの日、ちいさな背中をたたいて励ましたことも、ジークは記憶している。

「おまえは……なん、で……」

ひとつの可能性を疑い、エッジの被るフルフェイスを、震える手で外す。抵抗は一切されなかった。
見たことのあるキズのついた額、常人と違う色をした両目、幼き日の面影が残る顔かたちに、ジークの目から途端、大粒の涙がこぼれた。

「ジーク……元気、だったか? 旅は……どう、だった」

心優しき戦士は、突如故郷に襲い掛かってきた暗黒の騎士を、苦闘の末退けた。
しかし、騎士の残したダークマインドにとりつかれ、自らが暗黒に飲みこまれた。
正常な思考を奪われ、激しい殺意に襲われながら、彼は、たった一人の親友のことが気にかかった。正しい色さえわからない、普通でないおかしな自分を「友」と認めてくれた、この広い世界と自由を愛する男のことが。

「いつか戻ってくる、って、聞いて……楽しみに、して、たんだ」

だから、これまでの自分はもう死んだと伝える代わり、その証を親友に送りつけた。
自身は無駄な殺戮をしないよう、砂漠の奥地を転々とし、時には乾いた大河のわずかな泥水を啜りながら、その帰還を待っていた。
村を襲った、親友を魔界へ連れ去った男への復讐を、ジークに果たしてもらうために。
躊躇いなく刺してもらうため正体を伏せ、ダークマインド継承者の証である「エッジ」を名乗り、毒は毒で制すしかないと――漆黒の凶刃を預けた。

「なんでだよ……どうして……こんな、こんなこと、……」

心苦しかった。ダークエッジの力を最大まで引き出すためとはいえ、他でもない親友を騙し、人を殺めさせるなどと。
それでもあの男なら、誰であっても分け隔てなく、自由の天秤を軽やかに操る親友なら、完全な闇に呑みこまれることなく、自分なりに使いこなしてくれるだろうと、信じた。

「ジーク、何で……泣いて……る、ん、だ」

ジークがダークエッジを手に去ってからの数月、すべての準備が整い気が抜けたこともあってか、その思考は次第に侵蝕されていった。
完全に自我がなくなれば、自分もあの「エッジ」のように、血に飢えた殺人鬼と化してしまうのだろう。
朧ろになりゆく意識が、やがて消えてしまうまで、彼はずっと切に願っていた。
このまま大陸各地の村を破壊し、罪なき人を殺める化物になるというのなら、いっそ――かつての親友に、その手で葬ってもらいたい。

「あああああああああああああああああ!!!」

やり場のない強い感情、後悔の念、浮き彫りになった真実がまるで濁流のように、ジークの思考を呑みこみ、押し流し、やがて虚無へと追いやった。
夜明けの荒れた平原には、安らかに眠る黒鎧の男の亡骸と、座り込んだまま人形のように動かない、ひとつの体が残された。


*  *  *


「……ジーク!?」

血溜まりの中に座り込んでいるジークの肩に手をかけ、呼び掛ける。
衣の色も髪の色も過日と変わってはいたが、男には不思議と、その者だと直感でわかった。
傍に倒れている黒鎧の男は、胸からひどく出血した痕があり、顔も青く冷たい。目の瞳孔も開いているから、もはや手遅れなのだろう。
ジークはあちこち傷だらけではあるが、目視で致命傷がないとわかり、急いで処置にあたった。
懐に入れていた手拭を裂き、簡単に各所の傷の手当てをしてやる。いつからここに居たのか、既に傷口は乾いており、血が滲むこともなかった。

「おいっ、しっかりしろ!」

頬を軽くはたく。反応がない。見開かれた目にぽつりと浮かぶ緑の瞳は、何の感情も示していない。
目を閉じていないのに、呼び掛けても何とも返さないジークに、一抹の不安が過る――が、冷静になって心臓の位置に掌を当てると、確かな鼓動が跳ね返ってきた。生きている、はずなのだ。
仔細を調べるのは後回しにして、黒い装束の背中に、ジークを背負い上げる。
心なしかその体は、抜け殻のように軽かった。

男――零には宛てもなかったが、過日ともに旅をした「仲間」を、捨て置くわけにはゆかない。
里の目を逃れやすい、寂れた土地でも探すかと……思案をめぐらし踏み出した一歩が、乾いた砂塵を巻き上げた。


++++++++++
というわけで、この数年ずっと温めていた二人旅編の決着は「エッジ=親友」という形で幕を閉じます。(厳密には違うのですが、前エッジと現エッジが別人で、現エッジが実は親友だったという流れです)
ここに全部リンクを列挙するのが大変なので割愛すると、『手記より』『纜』『絆の色』がすべてこの話までつながって完結します。最初の最初が『晩餐』であり他にも多数エピソードがあるのを考えると、実はなかなか大長編かもしれません、二人旅編。

なお、この話からは金の朝、紡ぐ願いという結末に繋がるので、もしよろしければこちらも続けてご覧ください。

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