月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝&UM ネタバレの敷居といふもの 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆様こんばんは、九曜です。

今回は突然思いついたので、こんな話題でも。
考察でも創作でもありません。「月風魔伝という作品に関して、どこからどこまでがネタバレか?」という、わかっている方にはほとんど当たり前、わからない人(未プレイの方)は読まずに即刻引き返した方がよい記事です。

私は発売から30年近く経って初めて『月風魔伝』に触れ、アーリーアクセスの頃から『GetsuFumaDen:Undying Moon』を遊んでいますが、これだけ長く触れているとどうしても、感覚がマヒしてきます。
知識として身に着けた何かが「それってむしろ常識では?」にすり換わり、最終的に意図せずネタバレトークをして初見の楽しみを奪う…ということになると、自他ともに大変悲しい思いをするので、それを防ぐための備忘録でもあります。

大丈夫な方とか、私と同じ思いの方は追記よりお読みいただけます。
まだ未プレイの方は、この記事を読んでいないで『月風魔伝&月風魔伝UM』紹介記事の方を読むか、手っ取り早く当該ゲームを遊ぶことをおすすめします。





FC時代の『月風魔伝』は説明不足?
私がFC版『月風魔伝』(以下、原作風魔伝)の話をする時には、ラスボスの名前だとか、シナリオの話だとか比較的よく喋ります。
普通のRPGだとラスボスの名前って基本ネタバレ厳禁なものですが、原作風魔伝に関してはオープニング中に解説があり、取扱説明書の「ものがたり」にも言及があり、明確な最終目標として掲げられています。プレイする前段階で知っていても「知らなかった!」になりにくい要素です。

むしろOPを読み飛ばしていきなり遊び始めると、例の落雷シーンから突然マップ上に放り出されることになり、多分8割ぐらいの初見さんが困惑することでしょう。このゲームに多少なりとも没入するためには、前置きとしてのシナリオ理解が必要だと私は感じます。
そういう点でいうなら、シナリオの大筋、ラスボスである龍骨鬼の存在の明示などは、ネタバレ厳禁ではなくてむしろ、プレイ前段階で必要な情報と言えそうです。


どちらかというと、攻略が「ネタバレ」寄りかも
では、龍骨鬼だとか、大筋以外のところについて考えてみましょう。
原作風魔伝を遊ぶにあたり、初見で驚いてほしい点は、各所の会話だとか敵との戦闘、そしてエンディングです。

ほこらなどで発生する住人との会話は、世界観を知るための重要な情報であるし、プレイした人しかわかりません。意外な場所で意外な話が聞けたりもします。
一部ネタ的に私が引用することがありますが、完全初見で楽しみたいならこれらも見ない方が良いと思われます。というかさっきのセクションでうっかりまた引用するところだったので、慌てて消しました。早速気づいてよかった。

戦闘に関しては、敵への対処法、あるいは特殊な動作をする敵だとか、そういった点が人によっては「ネタバレ」と言えそうです。
満月鬼のように、ほとんど不意討ち状態で登場する敵もいるので、プレイする側が「事前に知りたい」場合は良いとして、不特定多数に喋る場合は気を付けた方がよいかもしれません。
私のブログは「大多数が知っている」前提なので普通に喋っていますが、鬼面符絡みの邪鬼、龍骨鬼配下の三魔神、そして龍骨鬼当人(当龍?)が三段階変身をする点などは、知らない人は知らないと思われます。
攻略面についても、よほど困っている人がいる時以外は黙って見守ってあげた方が良いでしょう。いろいろ簡単に終わらせるテクニックも多数存在しますが、最初から知っていると拍子抜けだったりするので、知りたい方に教えてあげる感じが安心安全です。

エンディングの内容に関しては、ネタバレらしいネタバレと言ってよいと思います。
今となっては35年以上も前のゲームなので、あらゆる場面でものすごく気にする必要はないと思いますが、初見で楽しんでいる方がいたら気を付けた方が良いかもしれません。


システム面はどこまで「ネタバレ」か?
原作風魔伝に関して、一番個人的に難しいと思っているのが、システム周りのネタバレトークです。
「けん」の攻撃力が上がっていくだとか、装備の動作だとか、アイテムの効能、あるいは波動剣の仕様などは、前情報なしでプレイすると「何もわからない」状態からスタートします。何しろ作中では説明がなく、取扱説明書にしか載っていません。
何でも試して理解するような根気強いプレイヤーさんなら良いのですが、そうでもないと道具の使い方がわからない」でもう投げてしまう可能性があります。昔ハンター始めたての頃の私がそんな感じでした。

ゆえに最低限、知らないとプレイに支障をきたすような操作面での情報不足は、なんでもかんでもネタバレだと口をつぐまず、情報を小出しにして良いのかな、と私は思います。悪魔城月下にて、セレクトボタンでマップを見られることを知らず、トンデモ迷子になりながら最初のエリアをクリアした私の悲劇を繰り返さないためにも…。
とはいえ、求められていないタイミングで一方的に情報を出してもしょうがないので、「わからなくて投げた」みたいな案件が見えたら伝えてみるとか、そういった気遣いも必要に感じます。
原作風魔伝の仕様上「迷宮で赤玉投げたら先へ進めなくなった」とかありうるので(赤玉バグからの多重スクロール迷子)そういったものについてはむしろ、注意喚起するぐらいでも良いと思います。


UMの「ネタバレ」はわかりやすい
さて『GetsuFumaDen:Undying Moon』(以下、新作風魔伝)の方のネタバレは、原作風魔伝に比べると非常にわかりやすく、コンパクトにまとまっています。

・OPで行方不明になっている「兄上」のその後
・ラストステージ及びラスボス
・エンディング関連

シナリオの「肝」ともいえる上記の要素、すべてネタバレと言えます。
この点を加味し、私はプレイ配信をする際には、これらの内容を含まないステージしか走らないようにしています。初見で作品の雰囲気を知りたい方が、いきなり核心を突くイベントを見るような状況にしたくないからです。

ネタバレではないと思われる要素としては、蓮華の存在だとか(加入方法は特殊なので伏せてあげた方がよいかも?)前段階の世界観説明の部分が挙げられます。
ちなみに兄上周りが比較的ネタバレなので「兄上の存在そのものがネタバレでは?」とか一時期考えてましたが、よく考えたらOPで兄上を探しに行く話が出ています。よって兄上がいるという点については気にせず喋ってOKです。ということをそれ関連の考察をしていた時期に考えていたのはここだけのヒミツです。


攻略はむしろ…説明が必要かも
原作風魔伝同様、新作風魔伝も敵への細かい対処法はバレトークだとして、攻略面でやはり知らないと困る要素については、チュートリアルが比較的不親切なので言及しても良いように感じます。
特に、R3ボタンでの吸魂とその強化方式、癖のある段差登り、マップ表示等は、知らないと知っているのとでプレイの快適度に天地の差が出ます。困っている方がいたら、ネタバレだと思わず教えてあげても良いでしょう。というか私もこれらは常日頃からよく喋っている気がします。私自身が初見プレイにおいてかなり悩まされたので!


番外編:サントラは遊んでから聴こう
先々週先週とUMサウンドトラックのBGMレビューをしましたが、この中にできればゲーム内のタイミングで聴いてほしい曲が複数含まれます。
サントラだけなら…とか言わずに、もし新作風魔伝を少しでも遊ぶ気があるなら、先に遊んでほしいな~と思います。そしてできれば先に原作風魔伝を遊んで、アレンジ前の曲とかも聞いてほしさがあります。

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