月風魔伝その他、考察などの備忘録。
ゲームすきサントラアドベントカレンダー
『オレカ音楽館への招待状』
皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。
本日は理由あって、こんなテーマの記事を執筆させて頂いております、九曜です。
また、当記事は本日0時に公開となる予定が、筆者が予約投稿をミスしたせいでこんな時間です。すみません…予約投稿することがないもので…。
さて、この記事はゲームすきーの有志主催の「アドベントカレンダー」企画のひとつで、私のブログが毎週月曜更新なので、月曜日に執筆日を設定して頂いたものです。ページとかPrivatter+に置いてもよかったんですけど、せっかくブログもあることだし、ここの方が記事の扱いとかも慣れているので…。
今回、サントラレビューと題して扱わせていただくタイトルは『モンスター烈伝オレカバトル(無印)』つまりいつものアレ私の大好きなゲーム作品のひとつです。
モンスター烈伝 オレカバトル
『モンスター烈伝オレカバトル』は、KONAMIの製作したキッズ向けアーケードカードバトルゲームです。
現在AppleStoreでアプリ版が配信されていますが、かつてはゲームコーナーにゲーム筐体が置いてあり、即時印刷式で「世界で一枚のオレだけのカードが作れる」をウリに、長らくアーケード稼働をしておりました。
現在はロール紙やハードの都合で稼働終了となっておりますが、そういった点を刷新した『2』が今、続編として稼働中です。
モンスター烈伝 オレカバトル2
タイトルの説明はほどほどにして、追記よりこの作品のBGMの話をしていこうと思います。
「追記が大きすぎます」エラーを起こさないため、限られた文字数制限の中での紹介となりますが、なんとかわかりやすく、魅力が伝わるようご紹介していきたいと思います。
『オレカ音楽館への招待状』
皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。
本日は理由あって、こんなテーマの記事を執筆させて頂いております、九曜です。
また、当記事は本日0時に公開となる予定が、筆者が予約投稿をミスしたせいでこんな時間です。すみません…予約投稿することがないもので…。
さて、この記事はゲームすきーの有志主催の「アドベントカレンダー」企画のひとつで、私のブログが毎週月曜更新なので、月曜日に執筆日を設定して頂いたものです。ページとかPrivatter+に置いてもよかったんですけど、せっかくブログもあることだし、ここの方が記事の扱いとかも慣れているので…。
今回、サントラレビューと題して扱わせていただくタイトルは『モンスター烈伝オレカバトル(無印)』
モンスター烈伝 オレカバトル
『モンスター烈伝オレカバトル』は、KONAMIの製作したキッズ向けアーケードカードバトルゲームです。
現在AppleStoreでアプリ版が配信されていますが、かつてはゲームコーナーにゲーム筐体が置いてあり、即時印刷式で「世界で一枚のオレだけのカードが作れる」をウリに、長らくアーケード稼働をしておりました。
現在はロール紙やハードの都合で稼働終了となっておりますが、そういった点を刷新した『2』が今、続編として稼働中です。
モンスター烈伝 オレカバトル2
タイトルの説明はほどほどにして、追記よりこの作品のBGMの話をしていこうと思います。
「追記が大きすぎます」エラーを起こさないため、限られた文字数制限の中での紹介となりますが、なんとかわかりやすく、魅力が伝わるようご紹介していきたいと思います。
これは本当にキッズゲーですか?
確か、いつかの年初だったと思います。ゲームコーナーに通い始めて幾月が経ち、増えたカードの詰まったファイルを小脇に抱えて、その日もオレカバトルを遊ぼうと、パンドラ(オレカバトルの筐体。宝箱型のモンスターの形をしていて、パンドラという名前がついています)の前に座りました。
1クレジット入れ、その日戦う相手を探していると、あまり見かけないシルエットのボスモンスターが。モンスター名は祟神スサノヲ。そういえば、公式サイトやSNS、コロコロコミック(当時は最新情報がこれに掲載されていました)で情報だけ見たきりで、戦ったことがありません。
決定ボタンを押して数秒待ったのち、ボスバトル曲が流れ出しました。
音ゲーコーナーのゲームほど音量が高く設定されているわけではありませんが、それでもわかる重低音のバスが響くイントロ、拍をとるドラムに続けて鳴り出すエレキ系のギター。しばらくコマンドを選択するのも忘れて、びっくりして固まったのをよーく覚えています。
KONAMIのゲームタイトルと言えば、で『ポップンミュージック』や『ビートマニア』が挙がる方も多いことでしょう。このゲーム、キッズゲーにしては各種音楽があまりにも『本気』でできているのです。
世界観設定面もかなり本気なんですけど、今回はBGMをクローズアップしていく記事なので、その話はまた別の機会に。
そういえば、音ゲーなどでアーティストのPONさんをご存知の方におかれましては、この曲を聴くと多分結構びっくりすると思うので、よかったらここで手を止めて聴いてみてください。
ジャンルが豊富すぎてわからない
オレカバトルには古今東西、さまざまな神話モチーフのモンスターが登場し、世界観も西洋だったり東洋だったり北欧だったり中東だったり、とにかくバリエーションが豊富です。
ボスモンスターの一部が固有のテーマを持ち、ほんとうに様々な曲が聴けます。
こちら、極めてわかりやすいマタドール・ロメロの曲です。
いかにも闘牛といった曲調の…ジャンルはわかりませんが、この曲とともに彼が登場したら、戦闘はさておき手拍子などとりたくなります。
このあたりもすごく特徴の強い曲調です。
アポロンの元ネタはギリシャ神話の神ですが、祟神スサノヲがそうだったように、その土地の音楽という感じよりも、キャラクターとしての性格を全面的に押し出している曲です。
誘惑を得意とする女神アフロディテのテーマは、バトル曲としてはかなりしっとりしています(これほんとうにバトルでかかります)
全方位から誘惑されるようなボーカルが飛び交い、画面の前のプレイヤーまで混乱しそうになります。
こちらは和と中華がミックスされた軽快な曲で、もう聞いたら世界観まで手に取るようにわかります。
和(中華)ロックというほど激しくはなく、二人とも暴ではなく礼、柔よく剛を制すタイプの達人であろうことまで伝わってきます。一瞬の緊迫感まで表現されている良曲です。
個人的に、カオスマジカのテーマがなんだかスタンダードに聴いたことがあり、でもよくわかりません。これももちろんバトル曲です。ゴシック…ゴシックなのかな…?
何点か紹介しましたが、あまりに曲のジャンルが多すぎて最早わかりません。
ゲームBGMといえば、悲しい場面では悲しい曲、楽しい場面では楽しい曲…という感じでもともとジャンルが不明なことも多いのですが、オレカバトルはその9割以上が「戦闘曲」であるにも関わらず、キャラクターによって多種多様なのです。
私がもう少し音楽に詳しかったら、キャラクター別の傾向分類とかもできるんですが、なにぶん「何の楽器が鳴っているのかもよくわからない」状態なので、『とにかくオレカバトルはやたらと曲が多様なんだ』と思ってください。
関連キャラクター曲の凝り方もすごい
まずはとりあえず、以下の2曲をざっくり聴き比べてみてください。
片方は重厚な金管、片方はややアップテンポで高めの音色という違いがありますが、使われている主旋律が同じこの2名は、作中、ガープが師でマーリンが弟子です。
オレカバトルの曲は、キャラクター同士に関係性がある場合、同じテーマや旋律を持つことが多く、アレンジによりまったく別の曲に仕上がっていたりします。
いちおう「ドラゴン」「魔王」に属するモンスターはそれぞれ「ドラゴンのテーマ」「魔王のテーマ」の旋律を持ちますが、それ以外のものは親兄弟、師弟や仲間、はたまた同一人物の分岐派生キャラクターまで、関係性により似通っていることがあります。
オロシが兄、ハヤテが弟です。同一フレーズが要所に使われていますが、性格の違いが曲にそのまま表れています。月風魔伝UMの兄上が好きな人は恐らくオロシお兄ちゃんも好きだと思う(これは個人の感想)
このほか父親である魔王ナナワライにも同じフレーズが組み込まれていますが、音楽館には曲がないので、気になる方はデジタル配信などで聴いてみてください。
ちょっと本体の方がいなかったので、ファントムのほうで勘弁していただきたく。
煉獄皇アレスは元々熱剣士アレスという主人公格のキャラクターです。それがなぜ突然煉獄皇に?という状況の裏で、糸を引いていたのがファントム…の元になっているモンスター、魔皇ラフロイグのようです。
モンスターとして実装された時は皇アレスとファントムが同時期で、ラフロイグはその前段階で既に登場しているので、倒されたラフロイグの亡霊(ファントム)がアレスに悪さをしたのではないか…とファンの間では囁かれていました。ちょっとすべての情報を追いかけてないので、確実にこういうシナリオで、といえないのですが、大体そんな感じのようです。
そんなわけで、この2曲にも同じフレーズが入っています。
ほかにも、同じフレーズや似た構成の「関連人物曲」はたくさんあり、関係性から聞き比べて「似てる!」と楽しんでもいいし、ただ聴いて「なんかこの曲似てるけど関係あるの!?」とやるのも楽しいです。
オレカバトラーくようのおすすめ一覧
とりあえず聴いてほしいBGM、ウロボロス。
永劫竜ウロボロスは、イベントのレイドボスとして実装されたモンスターで、「世界は繰り返す」と告げる予言者シビュラとともに、ダブルボスとして登場しました。世界の時を先へ進めるため、プレイヤーが一致団結してウロボロスを追い払う…という形のレイドイベントです。
そんなものすごいイベントという背景もあってか、曲は美しい音色から静かに入り、緊張感を持って続き、決戦のクライマックス感あふれるメロディへと展開します。負けたら一大事に聞こえますが、プレイヤー個人が負けても特にペナルティはないです。キッズゲーやさしい。
注目すべきは、このモンスターもドラゴンなのでドラゴンの主旋律が入っており、しかもそれが逆再生、つまり本来の旋律を逆から鳴らしたテーマが入っていることです。逆から鳴らしたテーマ→本来のドラゴンのテーマと繋がるので、後ろから巻き戻り、また進んでぐるっと一周している感じになります。なんとも粋な演出。
ここから曲の話じゃなくなりますが、ウロボロスが好きすぎてあまりに会いに行った結果、いつかのウロボロスイベントでは上位30位以内に入賞したオレカバトラーくようがいたそうです。もう昔の話です。
序章CDにオマケで1章主人公のフロウと宿敵フィスカはついてきたのに、なんで親友のケルーがいないの!!と叫んだ一曲。
騎士ケルーとお供の幻獣ピィ、つまりこのモンスターは北欧の伝承の妖精ケルピーがモチーフですが、イタズラ好きどころかフロウ王子の大親友で、王国を建て直すためともに戦う頼もしい仲間です。
軽快な三拍子と明るいテーマに美しい楽器の取り合わせ、フロウのテーマも負けず劣らず明るく強く正しく美しいのですが、音楽館にはケルーの方しかなく、なおかつこちらもとっても良いので紹介いたします。
いきなりテクノっぽくなりましたね。ラコーラくんです。
魔王を目指したものの魔王になれず、魔王と名の付くものが全部気に入らない、という感じにヒネクレました。漫画版ではなんか別のエピソードがあったんですが、ゲーム本体の方にそんな話あったかしら…というぐらい記憶が朧ろなので、ヒネクレてなくて呪いかなんかかもしれません。
そんなキャラクター性ゆえか、曲も非常にアグレッシブで攻撃的です。近現代っぽい音色にまみれてチラホラ入ってくる魔王のテーマは、魔王ならずとも魔王に劣らない、という感じを思わせます。
「マオタイのテーマRTA」と一部で囁かれていた曲です。
こちらは属性対抗プレイヤー間バトルイベント、魔王(魔皇)らにとっては「余興」として開催されたという感じのものなので、風属性軍を率いるマオタイ様も浮かれあがってこんなノリノリになっています。
通常の「マオタイのテーマ(音楽館にはありません)」はもう少し落ち着きがあるんですが、主旋律や一部の楽器などは大魔皇の方にもほとんどそのまま採用されており、超絶アップテンポの正統アレンジとなっています。
風属性のみでパーティを編成するとすばやさボーナスがつくので、それを表現しているのかもしれません。
テーマ実装をずっと待っていて最後の方にようやく実装のあった、抜忍の零です。
この零というキャラクター、ゲーム実装時から成長前段階の子がいて、順調に忍者としてランクアップしたと思ったら突然抜忍になったので、その点についてはバトル時に発生するいくつかのカットインでしか、理由や意味を推測できませんでした。
ですが、この曲を聴いているとわかります。零はほんとうに自分のやりたい事を見つけて、里を抜ける決意をしたのでしょう。
抜忍というのはいわゆる、秘されるべき事項を把握したまま里を出て行った者なので、当然里から追手が出されたり、命を狙われたりします。決して明るい道ではありません。抜忍となるからには、相応の覚悟や理由があるはずです。
この曲は力強く、緊張感もありますが、終盤の節回しなどはまったく暗くありません。むしろ何か吹っ切れたような、満月の下を堂々歩いているような、清々しささえ感じます。かといってゴエモンのようなあっけらかんとした明るさと違う、もっとシリアスな感じを思わせます。
抜忍として時折追手を撒くというきびしい生活の中で、掴みたかったものがあって道を選んだ零の、背中を押すような曲だと思います。一貫してそのほとんどが和楽器で構成されているのも、忍びであった零と抜忍となった零に一本筋が通っている感じがして、非常に好きです。
モンスター烈伝オレカバトル 月風魔のテーマ(Spotifyリンク)
なんで音楽館に動画がないのおおおお!!!!!
このオレカバトルというゲーム、KONAMI製だけあってKONAMIの名だたるゲストキャラクターがモンスターとして登場するファンに嬉しい仕様つきなのですが、その中に月風魔がいます。なんか当たり前のような顔して片目隠してマフラー巻いてます。知らなかったそんな風魔君。
これより前、既に悪魔城および月風魔伝にハマっていた私は、「ゲストキャラをひととおり作ったら満足しよう」と思っていましたが、あれよあれよという間に推しキャラクターが山ほどに増え、育成も収集も終わらず、気づけばアーケード版が先に終了していました。
というわけで、オレカバトルには『月風魔のテーマ』というタイトルで『行け!月風魔』と『1000億光年の彼方』のアレンジメドレーが収録されています。
AmazonやApple music、レコチョク、moraなどでデジタル配信されていて、Amazonで配信が始まった時に嬉しすぎてブログ記事を書いています。公式におたよりも送っています。
月ノ下、風ノ調 - 「オレカンゲキミュージック!」デジタル再販!
そうそう、曲の話が途中でしたね。
テンポとしては従来の「行け!月風魔」よりは早く「1000億光年の彼方」よりは遅いようです。Audacityで原曲と並べて聴き比べたので間違いありません。歩くよりは少し早く、でも走るというよりはそこにどっしり構えている、BOSS月風魔の風格を感じさせます。
原曲はFC版のピコピコ音ですが、こちらは「和風のキャラクター」らしい楽器が多く盛り込まれ、主旋律は恐らく和系の笛です。ところどころトランペットで
元の曲自体がとても良い曲、印象に残るフレーズをしているのもありますが、アレンジでさらに悲壮や決意を感じさせる曲に昇華しており、後半は戦う主人公の風格です。いや主人公なんですけれども(月風魔伝においては)
そういえば悪魔城ドラキュラハーモニーオブディスペアーにも「行け!月風魔」のアレンジが存在しますが、あちらはどちらかというとHDの世界寄りで、若干ロック系の楽器も入っています(三味線のような音とか拍子木みたいな音もちょっと聞こえますが)
オレカバトルの『月風魔のテーマ』は、和の世界観にもっと寄って、なおかつ主役っぽくアレンジされているといえます。いやだから主人公なんですけれども(月風魔伝ry)
オレカ音楽隊「月風魔のテーマ (編曲: 西木康智)」の楽曲(シングル)・歌詞ページ|1007658263|レコチョク
?月風魔のテーマ (編曲: 西木康智) - オレカ音楽隊の曲 - Apple?Music
モンスター烈伝 オレカバトル オレカンゲキミュージック!/オレカ音楽隊|音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMANR公式ミュージックストア~
この曲を買えそうな場所をだいたい置いておきます。
AmazonミュージックだけなんかうまいことURL拾えなかったので、そちらがいい方は「オレカンゲキミュージック」でAmazonミュージック内を検索してみてください。
おわりに
CDの入手が難しく、今からではアーケードの『オレカバトル(2でないほう)』を遊ぶことも難しいのですが、幸い前者はデジタル配信があり、後者はiOSアプリで疑似体験をする事ができ、間口がまだ完全には閉じられていないと思います。
モンスター烈伝 オレカバトル オレカンゲキミュージック!デジタル 配信開始 | ニュース | モンスター烈伝 オレカバトル
「オレカバトル」をApp Storeで
続編の『オレカバトル2』が現在稼働中なので、興味が湧いたらそちらの方で新しいモンスターや曲を楽しんでみるのも良いと思います。操作は単純なボタンアクションなので、難しいことは何もないです。
音楽ゲーの有名タイトルを多く持つKONAMIの「本気のミュージック」がアーケード向けキッズゲームで聴けてしまう『モンスター烈伝オレカバトル』は、ほんとうに恵まれたゲームだと思っています。
オレカバトルのことをよく知らなくて、サントラをいきなり買うまでいかない皆さまは、とりあえず『オレカ音楽館』からお気に入りの一曲を見つけてみてはいかがでしょうか。
オレカ音楽館 - Youtube
上記リンクを皆さまへの招待状代わりに置きまして、この記事を終わりとさせていただきます。
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
九曜
自己紹介:
ゲームを遊んだり、絵を描いたり、色々考えるのが好き。このブログは備忘録として使っています。
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
(12/01)
(11/24)
(11/17)
(11/10)
(11/03)