月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝 魔物絵巻 十二、火炎蚕 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
今日も元気に月風魔!九曜です。

さて、皆さん長らくお待たせいたしました。
本日は埃の被った魔物絵巻を引っ張り出し、いよいよ次の地獄の住人「火炎蚕」をご紹介することにいたします。
資料を撮影・選定するのに苦労していたので、所持している全資料からの紹介を割愛して、重要そうな情報が載っている資料を優先して紹介(優先順位は取説>攻略本)することで、作業量を減らしてみました。
その分ちゃんと考察が…できていればいいんですが、よかったらお読みいただけると嬉しいです。





魔物概要

(取扱説明書より)
火炎蚕は、名の通り、火炎を噴く蚕(かいこ)の魔物です。
身長…というより体長でしょうか?3m超という巨体、体重は78kgなので風魔君より3kgも重いです。
年齢は19歳だそうですが、通常の蚕は卵~成虫まで約2ヶ月という短命なので、蚕としてはものすごいご長寿種族です。
そういえば、生物の体の大きさと寿命には相関関係があったような…と軽く調べたところ、種族毎の傾向はあっても、基本的にはその生き物の生態の方が寿命サイクルに関わるそうなので、火炎蚕は巨体だから長命…というわけでもないのでしょう。


考察:蚕が地獄に堕ちるまで
蚕に有害なイメージを持つ人はあまりいないと思いますが、そもそも「蚕ってどんな虫?」というところが分からないので、いつも通りWikipediaで引いてきました。

カイコ - Wikipedia
それによると、蚕というのは人の手が大きく加えられた生き物で、「野生の蚕」というのは存在しないようです。
となると、この蚕が「地獄に堕ちる」にあたっても、人間が関わってきそうな気がします。


こちらは、月風魔伝UMの獅子頭の解説です。獅子頭は「人間に狩られた獣の恨みつらみ」が魍魎化の原因のようなので、火炎蚕についても、似たような原因で魍魎化した可能性が考えられます。例えば、養蚕により本来の生物的能力を奪われ、人に恨みを抱いて死んだ…だとか、そういったケースが考えられそうです。
あるいは逆に、人の手を離れたいがゆえの「野生化」ともいうべき魍魎化なのかもしれません。

出身地が「火炎谷」であることについて、本当にそこ出身の純粋な地獄の住人なのか、魍魎化したものが火炎谷で子孫繁栄したのか、その点が判明すれば動機も推察できそうです。


考察2:火炎蚕はなぜ火を噴く?
蚕は糸を吐きますが、火炎蚕は糸ではなくを吹きます。このメカニズムについても考えてみましょう。

A.糸に着火している
もともと糸を吐く生き物ですから、その糸に着火することで火を噴いているように見える、という説です。
糸に例えば体内で生成した油分を含ませ、口から勢いよく噴き出すことで、空気との摩擦によって熱を与え、炎を纏わせる…という手法が考えられます。

B.体内で糸ではなく火炎を生成できる
こちらはそもそも、糸を吐き出す器官が火炎を噴く器官に置換されているというものです。
魍魎化した生き物は、本来その生物が持たない性質を持つことから、手っ取り早く火炎を生成し噴くことができるようになっているのかもしれません。

火を噴く能力を持つこと自体に関しては「外敵への対抗手段」が一番有力だと感じます。
元々蚕は人の手による庇護が必要な生き物なので、糸を吐くという性質だけ備えていても、地獄で淘汰されてしまうのでしょう。
淘汰されないために進化した、あるいは魍魎化した時にそのような能力を身に着け、地獄に定着したと考えるのが現実的(?)です。


考察3:1000年後の地獄に「火炎蚕」がいない理由
月風魔伝UMの魍魎として、火炎蚕は登場せず、姿かたちも見えません。

似ている魍魎として震丸虫がいますが、「謀により地獄へ連れてこられた人間」「毒を噴く」という特徴から、火炎蚕と同一のものではない気がしています。
これについては、a,bの2説を考えてみました。

a.地獄内部のきわめて狭い区画および、地上でのみ活動できる
皮肉ですが、元が地上で人間に飼い慣らされた蚕ゆえ、地上でのみ広範囲活動ができる、というパターンです。
FC版月風魔伝の舞台は地上の魔の四島で、火炎蚕もそこいらに生息しています。襲いかかって来る火炎蚕は地上にいるので、地上では普通に活動できるのだと思います。
しかし、地上に最も近いと思しき「辺獄の忌地」で姿を見かけないことから、地上の火炎蚕については、1000年前の初代月風魔の時代、あるいは後年の当主により駆除されたのだと考えられます。

一方で、出身地が「火炎谷」ということから、地獄内の少なくとも「火炎谷」にはいるのでしょう。
その「火炎谷」は、月風魔伝UMに地名として出てきていません。「業火の断崖」がニュアンスとして近そうな印象ですが、そこにもいません。
ひょっとしたら断崖ではなく「」……つまり、もっと深い部分の限定された区画に住んでいる可能性があります。当主はそこを通らないので、遭遇しない…というわけです。

b.大百足による駆逐・絶滅
「火炎谷」が「業火の断崖」とイコールであった場合は、別の可能性が挙げられます。

業火の断崖の奥には、死体を食べてすくすく育った大百足が潜んでいます。この百足という生き物、ちょっと調べると「蚕をネズミから守る縁起物(ネズミはムカデを嫌うとされていたようです)」として扱われているそうですが、一方で「養蚕場に侵入し蚕を食い荒らす」百足もいるようです。
ゆえに、大百足が「火炎谷に侵入し火炎蚕を食い荒らした」結果、一匹残らず絶滅してしまった可能性が考えられます。

b説の派生のような感じで、百足に限らず蚕は色々な虫・生き物が天敵という点から、魔暦元年段階では繁栄していたものの、環境の変化や魍魎の勢力争いに敗れ、1000年後の地獄より姿を消してしまった…という結末もありうるでしょう。


今回の魔物絵巻はここまでです。
火炎蚕について考えていて、「地獄内の勢力図変化」なんかもちょっと考えられそうな気がしてきたので、気が向いたら表など作ってみたいと思います。

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