月ノ下、風ノ調 - 月風魔伝30周年に想いをよせて 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
こんばんは!今日も元気に月風魔です!!
じゃなかった、九曜です。落ち着け。

ワンドロ企画も無事終了いたしまして、今年は去年よりも多くの方に参加してもらうことができました。
人数ばかりが重要ではありませんが、興味を持ってくださる方、祝ってくださる方が増えるのは、いちファンとして嬉しい限りです。
7/7本誕の、主催による作品がこちらになります。


暗渠に蠢く地獄の者ども 寄せては返すをことごと斬り捨て
さだめし波動の導く光に 魔王の眼光想はれ駆け抜く
弔いの火種 携え飛び込む ひとりの男は兄らに誓いて
かすかに わずかに 密かに かそけし
無事たる希望を手繰りて織りなす

BGMに「行け!月風魔」と「龍骨鬼」を流しながら描いた一枚です。
去年は半立体工作と、線画のみで並べた月風魔アソートを描いたので、今年は初心に返って真面目な絵を仕上げてみました。
実は、龍骨鬼を描いてから10分後に顔以外修正してます。間に合わないかと冷や冷やしました。

普段からのほほんとした作品が多くて、龍骨鬼ベビーを育ててしまうような奴ですが、なんだかんだ言っても龍骨鬼は「兄者たちの仇」です。
そこに立ち返ってみると、倒すべき敵の迫力や恐ろしさ、舞台となる地の奥底の薄暗さやほんのわずかな光が見えてきて、ああこれだ、と思いました。

とにかく、龍骨鬼を描こうというのを決めた時に、それは目の前に立ちはだかる大きなもので、風魔君は自然と背中向きの構図に収まりました。
眉間に皺の刻まれた険しい表情なり、思わずこぼれた涙なり、何かしらで顔を見せられるような構図にしたいとも思いました。
が、横から見るといまいち迫力が出ず、風魔君の方にカメラを向けると龍骨鬼は背中向きになってしまうので、風魔君の顔つきは見る人に任せて、龍骨鬼を主題にとりました。

今回はコピックではなく、絵の主題的に色鉛筆というわけにもいかなかったので、PCに取り込んでデジタルで着色しています。
補正に頼った面も多いですが、描きたいものは描けたかな?という感じです。

*  *  *

今年で月風魔伝は30周年ですが、私はといえば、その半分も月風魔伝を知らないまま過ごしてきました。
もっと早く出逢いたかったとは常々思うのですが、今30周年の節目にこうして間に合えたこと、そしてこの作品が好きであるということを、とても喜ばしく思います。

縁と言うのは不思議なもので、何かひとつでも欠けていたら、あるいは違う道を選んでいたら、一生風魔君には出逢わなかったかもしれません。
数年前に悪魔城を知り、HD経由で月風魔の存在を知り、今ではこうして自分のブログを立ち上げて、Web上で語っています。月風魔伝に「縁あった」ことを、とても嬉しく思っています。
本当は記念冊子!とか出したかったんですが、なにぶん気まぐれな性分なので、何らかの冊子を作るまではずっと好きでいられるんだろうな、と前向きに解釈しておきます。

一年後の今ごろ、またこの誕生日をお祝いできるよう、今は願うばかりです。

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