月ノ下、風ノ調 - 脳内覗き見?ジャンル不問の考察録 忍者ブログ
月風魔伝その他、考察などの備忘録。
皆さん、今宵はいかがお過ごしでしょうか。
謎の発想」タグが固定されている九曜です。

基本的にこのブログでは、風魔君に関する考察を思いつくまま綴っているわけですが、見返したら「月風魔伝:考察」だけで20記事もありました。
いったい、どこからこんなに考察(というよりも妄想の域に近い)が湧いてくるのか?
そんな疑問が生じた方もいらっしゃると思います。

実は『月風魔伝』にハマる以前から、そういった考察やら設定やら、既存作品の設定部分に想いを馳せるのが好きでして、見返すとかなりのジャンルで考察記事を書いています。
今日はそんな中から、私が選りすぐったもの(といっても、相変わらず妄想が粉塵爆発してる感じですが)をいくつか挙げてみようと思います。
風魔君の話はしません。ジャンルも雑多ですので、知らないものもあるかと思います。
それでも大丈夫な方は、追記よりどうぞ。


G16話に見る、百鬼一族の言語についての考察(ゲッターロボG)
のっけから昭和のTVアニメ、ゲッターGです。
知ってる層がかなり限定されますが、これがなくちゃ始まらないので、気合を入れて参ります。

ゲッターロボGの世界においては、百鬼一族という非人類の一族が敵ポジションです。
かれらの目的は、早乙女研究所にある「ゲッター線増幅装置」の奪取、そして全人類の「百鬼」化計画、です。
元来、ツノの生えた「百鬼一族」と、人間に機械のツノを付けた「改造百鬼」がおり、百鬼帝国は人間を百鬼に改造しつつ、抵抗する者は抹殺という形で侵略してきます。

そんな百鬼一族について、疑問があります。言語です。

和名が多く、普通に日本語でしゃべる百鬼一族ですが、これはTVで放映するにあたって変換しているだけ、と推測します。
ゲッター線増幅装置を擁するのは日本ですが、日本語は世界の中でもかなり特殊で、通じる場所も限定されます。公用語には不向きですし、世界掌握後が大変です。

ここからもう一歩踏み込むと、百鬼はどうも「百鬼一族特有の言語」を持っているらしい、という考え方もできます。
それを裏付けるため、私の大好きなG16話「死闘!嵐吹く男の道」の一幕にご登場いただきましょう。

G16話では、ゲスト敵の鉄甲鬼、その上官ヒドラー元帥、そしてリョウたちゲッターチームでのやりとりがあります。
鉄甲鬼とリョウたちのやりとりは「日本語」でしょう。
リョウを助ける場面で一般人に化けており、不自由なくコミュニケーションがとれていることから、鉄甲鬼が日本語を話すことができるのは確定です。

では、ヒドラー元帥とのやりとりも日本語なのでしょうか?
邪魔をしてくれるなと言ったにも関わらず、勝手に援護してくるヒドラー元帥に鉄甲鬼は激怒します。
最終的にはヒドラー元帥の攻撃から、ゲッターを身を挺して庇い、逆にミサイルを撃ち込んでヒドラー元帥の部隊を撤退させます。

このやりとりに、リョウたちは口を挟みません。
もちろん、危機にあり余裕のないこともありますが、もしかすると「何か揉めているけど、何を揉めているのかわからなかった」のではないでしょうか?
鉄甲鬼の声は、拡声器を通して場に響いてますし、まったく聞こえなかったということはないでしょう。

そしてリョウは「そのキズでは無理だ、治ったら正々堂々勝負しよう」と言います。
ですが、先までのヒドラー元帥とのやり取りでは「おめおめ戻ってきてみろ。キサマを軍法会議にかけてやる!」という怒号が飛んでいます。
つまり、鉄甲鬼には体勢を立て直す余裕も、戻る場所もないわけです。
そこまで理解しているなら、進退窮まる状況と分かりそうなものですが…もっとも、リョウも「助けられた礼をしたい」と言っているので、理解していても言っている台詞なのだろうとは思います。
でも、ヒドラー元帥の言葉がわからない状況でかけた言葉であれば、自然な流れです。

つまり、鉄甲鬼とヒドラー元帥は「百鬼特有の言語」でやりとりしており、一方で鉄甲鬼はリョウたちと「日本語」でやりとりしている…と考えると、自然に感じます。
言葉がわからずとも、自分たちを庇っているのは鉄甲鬼の行動で伝わりますから、リョウたちは「内輪で揉めた末、キズを負った」というように解釈しているのだと思います。


サルーインのミニオンの目が青い理由(ロマサガ・ミンストレルソング)
コアな話題が続きますが、続いてはミンサガからひとつ。

破壊神サルーインは、地底深くに縛り付けられ動けない自らの代わりに、分身3体を使い魔(ミニオン)として世に送り出します。
このミニオンたち、見た目が非常に愛くるし……いや、わりとこう、殺気立ってる感じの目してたりします。ぬいぐるみみたいですけど。
サルーインのシンボルカラーが赤と黒なのもあってか、ミニオンたちは鮮やかな赤色の見た目をしています。

ここで疑問が。このミニオンたち、目が青いんです。
デザイン上の問題では?というところでしょうけど、どうも納得いかない。
さっきも言った通り、サルーインのシンボルカラーは赤と黒で、サルーイン当人も目の色は赤いです。
分身であれば、目の色が同じか似通っている方が「それっぽい」でしょう。
人里に化けて紛れ込むためというのもありますが、ヘイトがあんなバレバレな変装しかできない時点で、目の色ぐらいではカモフラージュにもなりません。
では、どうしてミニオンの目は青いんでしょう?

私はこれを、サルーインが作った11番目のディステニィ・ストーンと組み合わせて、ひとつの考察にしたいと思っています。
物語の舞台には、強力な力を秘めた10の「ディステニィ・ストーン」が存在します。
アメジスト、エメラルド、トパーズなど、いずれも身近な鉱物と同じ名前ですが、この世界では特別な意味を持ちます。
本来、そのディステニィ・ストーンは10しか存在しないのですが、サルーインはそれとは別に、独自のディステニィ・ストーンを生み出します。それがサファイアです。
サファイアはジュエルビーストという魔物にも埋め込まれており、ディステニィストーン10種にサファイアを加えたすべての宝石を埋め込まれたこの怪物には、術がほとんど効きません。
(ディステニィ・ストーンは、術法のパワーソースとしても特別な意味を持ちます)

話をミニオンの目に戻します。
ミニオンの目が青いのは、かれらの核となるものに、この11番目のディステニィ・ストーン「サファイア」が使われているからでは?と思うのです。
ラストダンジョンで立ちはだかるミニオンたちを退けると、自分たちの力をサルーイン様の元へ、というニュアンスの台詞を言い残して消えます。

さらに、サルーインは祭壇にディステニィ・ストーンを集めており、その力を得ることでパワーアップします。
サルーインにとってのミニオンは、祭壇に捧げられるサファイアと同等なのではないでしょうか?
ミニオンは3体いますが、3体揃ってひとつという印象が非常に強いので、中核のサファイアも3つぐらいのカケラに分かれているものだろうと推測できます。


シビュラの予言が「物理扱い」なのはどうして?(オレカバトル)
オレカバトルの予言者シビュラは、3種類の予言を使いこなします。
また、EX技では「終末の予言(ラストページ)」を使うことができ、これも予言書による何らかの攻撃だと推測できます。
これらはいずれも「シャイン」などの物理封じ技を受けると、使えなくなってしまいます。

通常、物理攻撃というと拳で殴る、剣を振るといったイメージで、何やら予言書で魔術的な行為をしているものが「物理扱い」になっていることに、疑問をおぼえた人がいるかもしれません。
これには非常に簡単な結論が出せます。
オレカでいう「物理封じ」の状態異常名を思い出してください。「暗闇」です。
(魔法封じは沈黙、ブレス封じは風邪ですね)
暗闇になった場合、シビュラの予言にどういった支障が出るでしょうか?

そうです。目が見えないと、予言書が読めないのです。

ですので物理封じの状態、つまり「暗闇」では予言が読めず使えない、とすんなり解釈できます。
ちなみに「暗闇」で発動できず「沈黙」で発動できるということは、予言を使うためには「目で追って読む」という行為が必要なのだと思います。

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